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平成14年第1回定例会(第5日) 本文 開催日: 2002-03-29
平成14年第1回定例会(第5日) 名簿 開催日: 2002-03-29

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  1. 日野市議会 2002-03-29
    平成14年第1回定例会(第5日) 本文 開催日: 2002-03-29


    取得元: 日野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1             午後1時48分 開議 ◯議長(小川友一君)  これより本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員26名であります。  これより議案第1号、日野市学校施設整備基金条例の制定の件を議題といたします。  企画総務委員長の審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 2 ◯企画総務委員長(竹ノ上武俊君)  3月18日、第1回企画総務委員会が開催されました。最初に正副委員長を決めました。委員長には私、竹ノ上武俊、副委員長には佐瀬昭二郎委員が選ばれた次第でございます。ともどもよろしくお願いいたします。  議案第1号、日野市学校施設整備基金条例の制定についてでございます。審査報告を申し上げます。  本議案は、日野市内小中学校の施設整備の資金確保のため、基金を置こうとするものでございます。  質問としては、施設整備の目途、めどについてのことがございました。意見はなく、全会一致、原案可決と決しましたので、よろしく御審議のほどお願いいたします。 3 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。中谷好幸君。 5 ◯18番(中谷好幸君)  議案第1号、日野市学校施設整備基金条例の制定について、意見を申し上げます。  義務教育施設である小中学校の整備については、公共施設の中でも最も優先しなければならない課題であります。国も90%から95%という高い起債の充当率を認めています。とりわけ阪神・淡路大震災の教訓から、旧耐震基準のもとで建設された校舎の耐震補強工事が急がれています。国は平成17年度までの期限を切って、耐震補強工事に2分の1の補助を行い、工事の促進を図っているところであります。  日野市では、耐震補強工事が必要な老朽校舎を持つ小中学校を18校も残しています。しかし、市教育委員会学校施設改修工事計画によれば、これらの工事が完了するのは平成21年度、屋内体育館も含めれば平成25年度となっています。  日本共産党は、これらの耐震補強工事は、児童・生徒の安全を確保するためにも、最優先の緊急課題とすべきであるということを主張し、その前倒し実施、少なくとも国の2分の1補助が確保できる平成17年度までに完了できるよう、計画の見直しを要求してきたところであります。これらの耐震補強工事には、校舎だけを見積もっても約24億円。一般財源で6億から7億が必要と思われます。税収の落ち込みなど厳しい財政状況のもとで、これらの財源を確実に確保することは、並み大抵のことではありません。私どもは、そのためにも、平成17年度には完成させたいとする総合体育館建設計画を凍結、延期させることが重要だと考えています。建設費だけでも30億から35億。ランニングコストでも、人件費を除いて、年間一億数千万円もかかると言われる総合体育館の建設と、緊急課題である学校の耐震補強工事の両立は、今日の財政状況のもとでは大変困難であります。  学校施設整備基金をつくり、資金を計画的に積み立てることに反対するものではありませんけれども、このような総合体育館建設計画の見直しを含む、しっかりとした財政確保の見通しを立てることが、その前提になるということを指摘し、この議案に対する日本共産党市議団の賛成の意見とさせていただきます。 6 ◯議長(小川友一君)  ほかに。
        〔「なし」と呼ぶ者あり〕 7 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 8 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第1号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第2号、日野市特別会計条例等の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  企画総務委員長の審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 9 ◯企画総務委員長(竹ノ上武俊君)  議案第2号、日野市特別会計条例等の一部を改正する条例の制定について、審査報告を申し上げます。  本議案は、新病院開設で、市立病院の名称の変更、看護婦法等の改正により、市8条例を整備するものでございます。  質疑の後、意見はなく、全会一致原案可決と決しましたので、よろしく御審議お願いいたします。 10 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 11 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 12 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 13 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第2号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第6号、日野市手数料条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  企画総務委員長の審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 14 ◯企画総務委員長(竹ノ上武俊君)  議案第6号、日野市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。審査報告を申し上げます。  本議案は、都条例改正に伴い、屋外広告物の手数料を改正するものでございます。  質疑の後、意見はなく、全会一致原案可決と決しましたので、よろしく御審議お願いいたします。 15 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長(小川友一君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第6号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第31号、日野市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  企画総務委員長の審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 19 ◯企画総務委員長(竹ノ上武俊君)  議案第31号、日野市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。審査報告を申し上げます。  本議案は、地方公務員に関する法律の改正に伴い、当市でも育児休業を3歳未満まで延長するものでございます。  質疑、意見はございませんでしたが、慎重審議の結果、全会一致原案可決と決しました。よろしく御審議のほどお願いいたします。 20 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 22 ◯議長(小川友一君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 23 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第31号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第32号、日野市職員の公益法人等への派遣等に関する条例の制定の件を議題といたします。  企画総務委員長の審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 24 ◯企画総務委員長(竹ノ上武俊君)  議案第32号、日野市職員の公益法人等への派遣等に関する条例の制定についてでございます。審査報告を申し上げます。  本議案は、公益法人等への地方公務員の派遣に関する法律の改正がございました。これに伴い、当市でも、シルバー人材センターなどへの職員の配置に際し、その身分・服務・給料などを制定するものでございます。  質疑の後、意見はなく、全会一致、原案可決と決しましたので、よろしく御審議をお願いいたします。 25 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長(小川友一君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 27 ◯議長(小川友一君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第32号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第33号、日野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  企画総務委員長の審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 29 ◯企画総務委員長(竹ノ上武俊君)  議案第33号、日野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。審査報告を申し上げます。  本議案は、職員の給与制度を年功序列的な体系から、職責や職務の困難度に応じた体系に改正することと、平成14年4月1日導入予定の再任用制度に合わせ、再任用職員の給与・手当を定めるため、改正するものでございます。同期入所でも、最終的には、月々約5万円の給与格差が生じたり、総人件費が5年後には2.5%削減が見込まれるなどのことがございます。  質疑、意見はなく、慎重審議の結果、全会一致可決すべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願いいたします。 30 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(小川友一君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。中野昭人君。 32 ◯9番(中野昭人君)  本条例は、日野市の給与制度に職務給を導入するものですけれども、労使合意がなされていることを踏まえ、賛成をいたします。その上で要望を申し上げます。  まず、すべての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではないという憲法の公務員制度の理念に照らして、給与体系において極端な格差が生じることのないよう配慮することが必要です。さらに、人事考課は客観的な基準に基づいて公正に行われなければなりません。任命権者の私意や情実が入り込む余地がないように、特段の配慮を求めます。  以上、2点を要望いたしまして意見とさせていただきます。 33 ◯議長(小川友一君)  ほかに。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(小川友一君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 35 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第33号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第34号、日野市職員の再任用に関する条例の制定の件を議題といたします。  企画総務委員長の審査報告を求めます。     〔企画総務委員長 登壇〕 36 ◯企画総務委員長(竹ノ上武俊君)  議案第34号でございます。日野市職員の再任用に関する条例の制定について、審議をいたしました。審査報告を申し上げます。  本議案は、定年等を迎えた退職職員を再活用することで、市民サービスの向上と充実を図るため制定するもので、再任用職員の身分・服務等についても定めるものでございます。  質疑といたしましては、1、不況の中、公務員に再任用の制度ができることに対してどう考えるか。2、失業中の市民を雇用する考えはあるか。3、公務員についてのワークシェアリングについての考え方についてなどがありました。  意見としては、再任用、再雇用の日数を3日にして、その差額をNPOの雇用、市民の雇用をお願いしたいなどがありました。  企画総務委員会としましては、慎重審議の結果、全会一致可決すべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願いいたします。 37 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 38 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。出沼恵美子君。 39 ◯4番(出沼恵美子君)  本条例について、賛成の立場で一言だけ意見を申し上げます。  長引く不況の中で、企業のリストラや厳しい求職状況──職を求める求職です──にある民間に対し、公務員の定年後の職が確保されるということは、慎重にしなければいけない問題だと思います。年金の支給開始年齢の引き上げに伴う今回の制度提案ですが、退職金もあるわけですし、その間、生活できないというわけではありません。しかし、長年培ってきた職員のノウハウや経験を行かすという趣旨もわかります。  今回、日野市としては、週4日勤務の多い他市に比べ、週3日とすること。それにあわせて再雇用者も週3日勤務にしていくこと。市民の雇用の場をつくる方向性を持つことなど、市の取り組みを委員会の中で確認いたしました。公的なサービスをすべて公務員が行うのでなく、市民やNPOに開放し、地域の中で雇用の拡大を図っていくことが必要だと思います。  今後もそういった視点を持っていただくことを要望いたしまして、賛成の意見といたします。
    40 ◯議長(小川友一君)  ほかに。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 41 ◯議長(小川友一君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第34号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第7号、日野市立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の制定の件を議題といたします。  生活文教委員長の審査報告を求めます。     〔生活文教委員長 登壇〕 43 ◯生活文教委員長(菅原直志君)  生活文教委員会の審査報告をさせていただきます。  まず最初に、3月18日に開かれました生活文教委員会におきまして、委員長には私、菅原直志が、副委員長には名取美佐子委員が選任されましたことを御報告申し上げます。それでは、議案第7号につきまして、生活文教委員会の審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この条例は法律の一部が改正されたことに伴い、これまで東京都条例で定められておりました公務災害補償に関して、新たに日野市で条例を制定するというものです。  主な質疑といたしましては、過去の公務災害の件数とその事例。また、東京都条例から市条例になって、内容の変更点、財源負担の変更点はあるのかなどの質疑がございました。  特に意見はなく、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 44 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 45 ◯議長(小川友一君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 46 ◯議長(小川友一君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 47 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第7号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第3号、日野市国民健康保険出産費資金貸付基金条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  福祉保健委員長の審査報告を求めます。     〔福祉保健委員長 登壇〕 48 ◯福祉保健委員長(宮沢清子君)  議案第3号につきまして、審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この議案は、基金の定額運用を図ることを目的に、貸付基金から生ずる収益を一般会計に繰り入れるというものであります。  質疑、意見ともなく、慎重審査の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 49 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 50 ◯議長(小川友一君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 51 ◯議長(小川友一君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第3号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第30号、日野市高齢者福祉条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  福祉保健委員長の審査報告を求めます。     〔福祉保健委員長 登壇〕 53 ◯福祉保健委員長(宮沢清子君)  議案第30号につきまして、審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この議案は、70歳以上の市民に支給している健康管理手当について、福祉サービスの質的転換を図るため、支給額を変更するというものであります。これからは、与える福祉から、自立していく福祉への発想の転換が重要で、今回の縮小はやむを得ないのではないかという意見もあり、慎重審査の後、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 54 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。佐瀬昭二郎君。 55 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  1点確認をさせていただきたいと思います。  私は、以前から健康管理手当や理美容券のような現金給付型の事業、施策については、新しく発生してきている予防福祉事業など、福祉の新しい必要性を補うために見直していく必要があるだろう、こう主張してまいりました。今、委員長の報告にも、そのような趣旨の御発言が、報告があったわけでありますけれども、現金給付型の福祉事業をですね、見直して、それにかわってどのような福祉事業を具体的に行うのかという、具体的計画が何か示されるような場面はありましたでしょうか。 56 ◯議長(小川友一君)  福祉保健委員長。 57 ◯福祉保健委員長(宮沢清子君)  今年度実施する新規事業として、生活管理指導員の派遣、在宅支援センターの設置、緊急通報システム等の設置などの、そういった御答弁がありまして、趣旨説明があったところであります。 58 ◯議長(小川友一君)  佐瀬昭二郎君。 59 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  来年度の予算についてですね、具体的に幾つか新規の事業が組まれているということは、私も承知しておりますけれども、今、私が確認させていただきたいと思ったのは、今後ですね、現金給付型事業というのはまだ残っているわけですから、それを見直すということと、こういう将来計画のもとに見直していくということが必要なんだろうと思います。そのような将来計画についての見通しというのは示されたでしょうか。 60 ◯議長(小川友一君)  福祉保健委員長。 61 ◯福祉保健委員長(宮沢清子君)  介護予防とかですね、生活支援その他の事業の拡充を図っていきたいという御答弁はいただいたところでありますが。 62 ◯議長(小川友一君)  出沼恵美子君。 63 ◯4番(出沼恵美子君)  この健康管理手当というのは、、受け取りに来る方法でやっているんですけれども、中には受け取りにいらっしゃらない方も、数は少ないと思うんですけれども、いらっしゃると思うんですね。その方たちがどういう理由で受け取りに来ないのか、あるいは来れないのかといったような質疑というのはあったでしょうか。 64 ◯議長(小川友一君)  福祉保健委員長。 65 ◯福祉保健委員長(宮沢清子君)  あったように記憶をいたしておりますけれども、正確を期すために、理事者から御説明をお願いしてよろしいでしょうか。(「はい、お願いします」と呼ぶ者あり)  お願いいたします。 66 ◯議長(小川友一君)  答弁を求めます。福祉保健部長。 67 ◯福祉保健部長(田中正美君)  取りに来られない方、実質には給付申し上げる中で99%の方たちが受け取りに来られます。それから、その期間を定め、日野市全域の中で交付を、現金給付で申し上げているわけでございますけれども、取りに来られない方については、追って市役所の窓口にですね、かなりの期間、約3カ月以内ぐらいまで期間を延ばして、取りに来ていただくようになってございますので、今申し上げたように99.9%の方が取りに来られるという現状でございます。  以上でございます。 68 ◯議長(小川友一君)  出沼恵美子君。 69 ◯4番(出沼恵美子君)  わかりました。  市民の方から、配付の日がですね、敬老の日に合わせた暑い日で、そして、時間も取りに来てくださいという時間がとても短く設定されておりまして、例えばほかの代理の方が行ってもいいんですけれども、代理の方がいないようなおひとり暮らしの方ですとか、あるいは少し体が弱っている方、そのときに、たまたま病気の方ですとか、すごく取りに来にくい高齢の方ですので、とても大変だと思うんです。そういうところに現金給付ということで、非常にこの時間に、暑いときに取りに来なさいというのが、とてもお役所的な仕事の仕方だなというのを感じてまいりました。  今、3カ月ほど窓口に来てもいいということでございますので、このことは、多くの方がね、知らないんじゃないかと思うんです。ですから、そういうこともあわせて丁寧に、これから説明を含めて対応していただきたいと思います。  要望ですので、これで結構です。 70 ◯議長(小川友一君)  ほかに。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 71 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。奥野倫子君。 72 ◯1番(奥野倫子君)  議案第30号について、日本共産党より発言いたします。  高齢化社会を迎え、高齢者が生き生きとした老後を送れる社会の構築が急がれています。にもかかわらず、今回のこの議案第30号につきましては、高齢者が健康で長生きしていただくための日野市の施策を後退させるものであり、認めるわけにはまいりません。現金給付的事業も現物給付的事業も両面からの支援こそ求められている中で、老人福祉費が削られ続けています。日野市は現金給付的事業を削って、そのお金を現物給付的事業に充てていくのだと、削減の理由を述べていますが、削減された老人福祉費を復活させれば、現金給付事業としての健康管理手当は全く削る必要がありません。  介護保険の立ち上げにお金がかかるからとか、さまざまな理由をつけて、老人福祉費が削られ続けていますが、申告制で99%の方が受け取りにいらっしゃるというような市民から求められている、この施策を削減するということは、市民の皆さんからも賛同を得られないことでしょう。  日本共産党は反対を表明いたします。 73 ◯議長(小川友一君)  菅原直志君。 74 ◯11番(菅原直志君)  今回の議案に対して、賛成の立場で一言意見を申し述べさせていただきます。  今回の基本的な考え方は、私のずっと話してきたのと一緒だと思います。一つだけ、今、共産党さんから反対の意見がありましたけれども、それに反論する意味も含めての意見です。  私は、今はそうでいいかもしれない。しかし、20年後もこのサービスが提供できるのかどうかということを、ぜひ考えるべきだろうと思っているんです。  今ですね、例えば健康管理手当が1人当たり1万円だと想定します、今までどおりですね。それが今回8,000円になるわけですけれども、例えば1万円であると、その健康管理手当を支給する日に1億7,400万円ですか、の現金を日野市が用意しなければいけない、こういうことなんですね。これを日野市民、大体16万5,000人で割っていった場合に、一人1,000円ずつで支えていると。一人1,000円ずつ日野市に拠出をして、それを再配分する。これが一人1万円ずつ提供できているという、こういう仕組みなんですよね。  これが20年後、本当に一人1,000円で持ちこたえられるかと言ったら、これはできない。これはもう皆さん明確にわかっていることだと思います。そこまでして、私たちがこのサービスを堅持できるかという議論です。その議論を置いてですね、その議論をせずに、これに一概に反対は、私はできにくいのではないかというふうに思っております。そして、それらがすべてですね、サービスの後退という一言で締めくくるのも、いかがであろうかというふうに考えております。  私は、こういうサービスというのは確かに必要かもしれない。しかし、10年後、20年後も提供できるかどうかという議論を、私たち議会はすべきであろうというふうに考えております。そしてまた、行政の皆さんに、行政のこの施策を担当した方々にも要望したいのは、このような特に減額の提案をされるときには、ぜひ10年、20年の見通しをある程度提示していただきたい。私たちが議会で議論するためにも、そのような提示の仕方が必要ではないかというふうに思っております。  以上、意見とさせていただきます。 75 ◯議長(小川友一君)  森田美津雄君。 76 ◯19番(森田美津雄君)  この健康管理手当に関しては、非常に減額については悩ましい限りでありますけれども、私としては、今回賛成をしたいというふうに思っています。  と申しますのも、人生80年代時代というふうに言われています。しかし、その行政に求められている施策というのは、高齢者の健康をいかに伸ばしていくのか、充実させて伸ばしていくかと、こういうテーマが、もう一つ大きなテーマとして与えられているというふうに思っています。そのためには、もちろんこの健康管理手当自体は、この間、多大な高齢者に対する応援をした意義が、私はあったというふうに思います。高齢者を励ましてきた。高齢者が健康にですね、その老後を生きていただくということ、とても大事だと。行政テーマとしてもしっかりとそれを支えるんだという姿勢としても、大きな役割を果たしてきたと思うんですが、もっと積極的な政策の展開というものが、今日的には求められている。  そういう中で、寝たきりにならずに健康にですね、毎日を送っていただくために具体的な施策の展開というものが求められている中で、例えば、今回は委員長報告のこのほかに、一つは、健康体操といいますか、そういうものに対する再度の踏み切りを行う、そんなことも示されました。  私は、もっともっと具体的にですね、時間と競争しながら、健康施策を立ち上げるということも期待をしながらですね、また、私どもからも提案をしながら、ぜひともそうした展望を開いていただくということが、今後必要ではないかというふうに思っています。  そうした意味で、悩ましい中ですけれども、今回の提案に対してはですね、私は賛成しながら、今後厳しくですね、、あるいは豊かな提案もしていきたいなというふうに思っています。そこを深く受けとめていただきたい、こういうふうに意見としておきたいというふうに思います。 77 ◯議長(小川友一君)  佐瀬昭二郎君。 78 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  議案第30号に対して、反対をする立場から意見を申し上げます。  先ほども質疑で若干申し上げましたけれども、高齢人口がですね、どんどんふえていくという中でですね、一定の年齢になれば、押しなべて同じようなサービスを受けられるという現金給付型のサービスをですね、これまでと同じ形で続けられるかどうか、これはだれが考えてもかなり難しいということになるんだろうと思います。  そのような現金給付型福祉サービスについて、どのように考えていくのか。行政の側からも問題が提起されたのは、たしか六、七年前のことだったというふうに思います。それ以来、私も機会あるごとにですね、現金給付型のサービスを見直すのであれば、本当にサービスの必要な人がですね、速やかに受けられるような、そういう新しい福祉の仕組みを、一方で提示しながら納得の上で進めなければならないと、こういうふうに主張してまいりました。  考え方としては、今議会でもそのような考え方、方向性が示されておるわけでありますけれども、やはりこの問題はですね、例えばこの問題を、一つ大きなテーマとして、市民的討論に付す。現金給付型の事業を見直していくんだけれども、それにかわってどんな福祉のサービスを用意すればいいのか。それを本当に高齢者もですね、これから高齢を迎えていく世代の人たちも含めて、大いに議論をする中で方向を定めていくと、そういう必要があるんだと、そのことを私は一貫して主張してまいりました。  しかし、前回の理美容券の削減のときにも、そのような計画は示されない、あるいは検討の方向性が示されていない。今回の健康管理手当の削減に当たっても、一般的な方向性は示されていても、具体的な計画づくりの道筋が示されていません。このような状況のもとでですね、幾ら一般的な方向性が示されたとしても、結局のところ、一方的にあるサービスが削減される、その結果だけが残るということになっているんじゃないでしょうか。  私は、ぜひ一日も早くですね、計画づくり、そのための新しい福祉の仕組みをみんなでつくっていくという市民的討論の場を設定しながら計画をつくっていく、そのような方向をですね、一日も早くしっかりと取り組んでいただきたい、そんな思いを込めて、この議案には反対をいたします。 79 ◯議長(小川友一君)  ほかに。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 80 ◯議長(小川友一君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 81 ◯議長(小川友一君)  挙手多数であります。よって議案第30号の件は、原案のとおり可決されました。
     これより議案第4号、日野市下水道条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  まちづくり建設委員長の審査報告を求めます。     〔まちづくり建設委員長 登壇〕 82 ◯まちづくり建設委員長(秋山 薫君)  まちづくり建設委員会の審査報告を申し上げます。  まず最初に3月19日に開かれましたまちづくり建設委員会におきまして、委員長に私、秋山薫が、副委員長に佐藤洋二委員が選任されたことを御報告申し上げます。  それでは、議案第4号、日野市下水道条例の一部を改正する条例の制定について。議案第4号の件につきまして、まちづくり建設委員会の審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本議案は、下水道法施行令の改正に伴い規制物質が追加されたため、日野市下水道条例の一部を改正するものです。  主な質疑といたしましては、改正により規制の対象となる市内業者はどのくらいふえたのか、酵素、フッ素の人体に与える影響についてなどの質疑がございました。  意見はなく、まちづくり建設委員会といたしましては、慎重審査の結果、全会一致にて可決すべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願いいたします。 83 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 84 ◯議長(小川友一君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 85 ◯議長(小川友一君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 86 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第4号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第5号、日野市普通河川等管理条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  まちづくり建設委員長の審査報告を求めます。     〔まちづくり建設委員長 登壇〕 87 ◯まちづくり建設委員長(秋山 薫君)  議案第5号、日野市普通河川等管理条例の一部を改正する条例の制定について。議案第5号の件につきまして、まちづくり建設委員会の審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本議案は、地方分権推進計画に基づいた国有財産特別措置法の一部改正に伴い、普通河川等の財産管理を適正に行うため、日野市普通河川等管理条例の一部を改正するものでございます。  質疑、意見なく、まちづくり建設委員会といたしましては、全会一致にて可決すべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願いいたします。 88 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 89 ◯議長(小川友一君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 90 ◯議長(小川友一君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 91 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第5号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第23号、市道路線の一部廃止、議案第24号、市道路線の廃止、議案第25号、市道路線の認定の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 92 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  まちづくり建設委員長の審査報告を求めます。     〔まちづくり建設委員長 登壇〕 93 ◯まちづくり建設委員長(秋山 薫君)  議案第23号、24号、25号、市道路線の一部廃止について、市道路線の廃止について、市道路線の認定についてでございます。まちづくり建設委員会の審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本議案は、南平土地区画整理事業内における市道路線の一部廃止、廃止、認定と百草地区で寄附された道路用地を市道路線として認定するものです。  質疑、意見はなく、まちづくり建設委員会といたしましては、全会一致にて可決すべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願いいたします。 94 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 95 ◯議長(小川友一君)  なければ、質疑を終結をいたします。  本3件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 96 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本3件について採決をいたします。本3件に対する委員長報告は原案可決であります。本3件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第23号、議案第24号、議案第25号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第26号、町区域及び字区域の変更の件を議題といたします。  まちづくり建設委員長の審査報告を求めます。     〔まちづくり建設委員長 登壇〕 98 ◯まちづくり建設委員長(秋山 薫君)  議案第26号、町区域及び字区域の変更について。議案第26号の件につきまして、まちづくり建設委員会の審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本議案は、区画整理事業の完了に伴い、東光寺上第2土地区画整理事業、高幡土地区画整理事業の町区域及び字区域の変更を行うものです。  主な質疑といたしまして、土地区画整理地内の換地処分の終了時期についてなど質疑がございました。  意見はなく、まちづくり建設委員会といたしましては慎重審議の結果、全会一致にて可決すべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願いいたします。 99 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 100 ◯議長(小川友一君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 101 ◯議長(小川友一君)  なければ、意見を終結をいたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 102 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第26号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第15号、平成14年度日野市一般会計予算の件を議題といたします。  本件に対し名取美佐子君ほか4名より修正案が提出されました。よってこれを本件とあわせて議題といたします。  一般会計予算特別委員長の審査報告を求めます。     〔一般会計予算特別委員長 登壇〕 103 ◯一般会計予算特別委員長(夏井明男君)  それでは、平成14年度一般会計予算特別委員会の審査報告を申し上げます。  議案審査に入る前に、委員長、副委員長の選任が行われ、委員長には私、夏井明男、副委員長には渡辺眞委員が選任されました。  一般会計予算特別委員会の日程は、3月20日、22日、25日の3日間開催され、平成14年度予算に対し、延べ39人の委員から90件の質疑や行政への提言、指摘が活発に行われました。  平成14年度日野市一般会計予算の原案は、歳入歳出予算は、おのおの456億1,200万円であり、対前年度比マイナス1.5%の減額予算となっております。  審査の順序は、歳入全般の審査、そして歳出を議会費、総務費、民生費、衛生費、労働費、農業費、商工費、土木費、消防費、教育費、公債費、諸支出金、予備費の順に審査をいたしました。  主な質疑を申し上げます。次のようなものがございました。  まず歳入全般についてであります。日野山荘運営経費の削減内容について。福祉センターが福祉目的以外に利用できなくなったことについて。地方交付税・臨時財政対策債について。それから、突然打ち切られる都支出金への市の対応について。  次に、議会費、総務費についてでありますが、再雇用者の報酬について。日野防犯協会負担金の算定基準について。ファミリーサポートセンター事業が、女性社会事業協会の中で行われていることについて。職員研修について、どのような計画があり、どのような成果があったのかについて。  次に、民生費についてであります。在宅介護支援センターは、現行委託料で賄えるのか。安全を確保するために、より的確な予算計上を。携帯電話の迷惑行為についての対処策を市民に速やかに知らせるべきと思うが、いかがか。浅川苑への委託料について再検討が必要と思うが、どうか。乳幼児医療費助成について、所得制限の全廃はできないか。成年後見人制度の利用促進について。老人福祉費・施設費が前年度と比べマイナスなのはなぜか。健康管理手当を減額した理由について。  次に、衛生費、労働費についてでございますが、生活習慣改善指導推進事業予算の減額の理由について。指定収集袋製造等業務委託に係る手数料のパーセンテージ、またその妥当性。視覚障害者が使用している点字用紙を紙おむつ同様、無料にできないかどうか。生ごみリサイクル堆肥化事業の取り組みについて。  次、農業費、商工費、土木費、消防費についてでございます。豊田駅北口・南口のバリアフリー化について。日野駅前広場と周辺のまちづくり計画について。今年度の総合防災訓練は、どのように計画をしているのか。日野中央公園改修調査の内容について。総合防災訓練に自衛隊を積極的に活用すべきと思うが、どうか。平成13年度に行った広域商業診断の結果は、今年度の予算に反映されているか。生産緑地の拡充のため、追加指定を進められないか。全日本交通安全協会と日野交通安全協会との関係について。  次に、教育費、公債費、諸支出金、予備費についてでございます。学校給食調理業務民間委託について、保護者への説明会はどのように行われ、理解は得られたのか。総合体育館について、PFI方式をどの程度導入するのか。浅川スポーツ広場用地購入に至る経過について。中学校トイレ改修の内容と、改修する学校はどこか。学校給食調理業務の委託契約の仕様書が、業者に示されたのはいつの時点か。社会教育センター移転の今後の方針について。「君が代」ピアノ伴奏についての職務命令について。学校給食調理業務委託の説明会は、十分な理解を得られたのか。さらに、学校給食調理業務について、正職員と臨時職員の併用方式を行わないのはなぜか。百草図書館の運営経費が突出しているのはなぜか。  以上のような主な質疑があり、その後、総括質疑を行い、この中で、地方特例交付金が平成13年度に比べて落ち込んでいる理由は何かの総括質疑がなされております。  その後、意見表明になるわけでございますけれども、慣例により、各会派代表等により本会議で行うということの確認をいたしました。  採決に入る前に、予算の編成がえを求める動議と、修正案が提出をされました。中谷委員ほか1名から提出されました動議は、基礎的自治体として、市民の暮らしを守るため最大限の努力をし、緊急に必要とする施策を実施するという内容で、質疑後、採決を行い、挙手少数で否決されました。  次に、名取委員ほか2名から提出されました款50教育費、項15学校給食調理業務等委託料の3,870万円を、予備費に組み替える内容の修正案について審査いたしました。質疑はなく意見があり、その後、採決を行い、挙手少数で否決されました。  次に原案の採決を行い、挙手多数で議案第15号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、審査報告といたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 104 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。森田美津雄君。 105 ◯19番(森田美津雄君)  予算書の143ページの乗鞍高原日野山荘管理運営委託料が、この予算書では、昨年の7,481万7,000円から、突如として3,300万円になっています。この件に関して、先ほど委員長から、予算委員会でも質疑があったという御紹介がありました。その質疑の内容について、少し記述があれば教えていただきたいというふうに思うんです。  なぜ、この3,300万、約半額以下になったわけですけれども、この点についての質疑と説明はどのようにあったのか教えていただきたいというふうに思います。 106 ◯議長(小川友一君)  一般会計予算特別委員長。 107 ◯一般会計予算特別委員長(夏井明男君)  この点について、かなり具体的な日野市の方向性が示される答弁がございました。具体的な現在の利用状況、それにかかる市の支出内容、それから周辺の利用の状況、それから今後の方向性についての答弁が主になされましたけれども、具体的には、かなり内部的な努力、運営の仕方の基本的な変更等、御答弁がございました。 108 ◯議長(小川友一君)  森田美津雄君。 109 ◯19番(森田美津雄君)  率直にですね、この予算額を見ますとね、通年予算ということをすれば、どこをどう削るにしても半額ということにはならないというふうに思うわけでして、今、委員長がお話になった今後の方向性あるいはその運営ということに関して、重大な変更がですね、決意として示されたのかどうか、その点について、もし御記憶であればお話しいただきたいと思います。 110 ◯議長(小川友一君)  一般会計予算特別委員長。 111 ◯一般会計予算特別委員長(夏井明男君)  細部につきましては、今、森田議員がおっしゃった、具体的にこれだけの努力目標は、努力されたという中身の運営についてはですね、具体的な細部についての答弁はされておりません。 112 ◯議長(小川友一君)  森田美津雄君。 113 ◯19番(森田美津雄君)  議長にお願いしたいんですが、少しその点についてですね、この場で理事者にお伺いしたいというふうに思うんですが、取り計らっていただけますでしょうか。 114 ◯議長(小川友一君)  どうぞ。森田美津雄君。
    115 ◯19番(森田美津雄君)  では、よろしくお願いします。  3,300万というからにはですね、これは相当今後に向けた思いが何かあってですね、予算を立てられたというふうに思うんです。で、この日野山荘というのは、日野市民悲願の保養施設でありまして、この間もですね、利用という点では、相当市民的にも人気のある施設であります。ただ、運営ということは非常に難しいというね、財政的にも難しいということの中で、いろいろクリアの方法をですね、この間も苦心をされたということは理解できるところなんです。  しかし、この半額以下の予算計上ということになりますとね、これは普通に考えれば、期の途中で、この施設についてですね、大きな決断をするということが、あるいは盛り込まれてのことなのかなというふうなことを、率直にですね、感想として持つわけですが、私は4月1日からのですね、例えば学校完全週休2日というようなことを前提にして、本当にゆとりあるですね、子どもたちの生活環境というものを整えていくということに、あるいは学校としてもそういうふうなことにきちんと、これからですね、取り組んでいく、教育委員会も取り組んでいく、あるいは市としても取り組んでいくということであるとすれば、こういう施設というものが果たす役割というのは、将来的には、逆に大きな意味合いを持ち得るのかなというふうに思うところなんです。  そういう段階でですね、まだ4月1日から完全週休2日というのは始まるわけですけれども、その前夜にですね、こういう予算が示されたということは、そういうことをあわせてどんなふうに行政として考えられ、また期の途中にですね、何か大きな決断ということがあるとすれば、そこをどんなふうに考えておられるのか、率直に示していただきたいというふうに思いますので、質問したいと思うんです。 116 ◯議長(小川友一君)  市民生活部長。 117 ◯市民生活部長(殿内正彦君)  御質問の件ですけれども、予算の説明の際にも御説明をさせていただいたことでございます。  おおむね半年分の予算を計上させていただいたということでございます。この半年の間に、今、御指摘のような点も含めまして、日野山荘のあり方を検討していくということで、その検討の結果によって、その後の予算の判断をするということで、御説明をさせていただきました。  以上でございます。 118 ◯議長(小川友一君)  森田美津雄君。 119 ◯19番(森田美津雄君)  通常のね、予算手法としては、通年予算というものを、特別にですね、事情が変わるということでない限りは組むと思うんですね。で、そうであるからには、当初においてですね、何か相当な決意があれば、それを示すということは、とても必要だというふうに思うんです。今、市民生活部長が言われたような手法がですね、全体的にまかり通るとするならね、これは予算の立て方として、また大きく変わろうかなというふうに思うんです。期の途中まで立てておいて、そこを見てね、また向こうを立てるんだというような予算手法というのは、普通とらないんじゃないですか。(「そうだ」と呼ぶ者あり)  どうですか、形式的にお伺いしますけどね、市民生活部長どうですか、その辺。 120 ◯議長(小川友一君)  市民生活部長。 121 ◯市民生活部長(殿内正彦君)  予算の立て方のお話ですので、私の方でお答えしていいのかどうかわかりませんが、予算の立て方としては、財政当局の方とも御相談をさせていただいた中での判断でございますので、先ほど、おおむね半年分ということの中で整理をしていって、これが、例えば何か考える中で、要するにそれが少しでも伸びれば、何カ月か延びるというような形の判断でございますので、ただ、一応先ほど御指摘があったように、半額分の予算ですから、それ以上、なかなか伸び切れないかなという中で、半年分を計上いたしましたが、その中で、今、幾つかの、要するに御指摘をされた、そういう施設の活用の方法等やなにかを何点か検討に入っております。  そういう中で、どれだけの額が必要なのか、またはどれだけ削れるのか、そういうような判断をした中で予算を立てていくということですから、本来的に言えば、1年間の予算を組むという形が本来ではあろうかと思いますけども、決して予算の組み方として間違っているという判断はしておりません。  以上でございます。 122 ◯議長(小川友一君)  森田美津雄君。 123 ◯19番(森田美津雄君)  予算手法としてですね、総計予算を提示するとね、当初予算としてですね、で、もし何か本当に重大な事柄が起こった、抜き差しならないことが起こったと、あるいはやっていけないということが、本当に明確になったというようなときにね、むしろそういうことについて結論を述べ、そして議会に諮り、そして判断を求めるということがあろうかと思うんですね。  だから、むしろ私がお聞きしたいのは、この当初予算においてここに示されていることは、つまり当初予算について、その予算をきちんとですね、予算によって裏打ちされた事業の想定があるわけですね。あろうかと思うんです。そのことをきちんと、まず説明をするということがね、大事じゃないですかと言っているんですよ。  ただ、3,300万になった、その数字だけではなくてですね、3,300万円になったからには理由があるでしょうと。今日まで続けてきたものがですね、ひょっとしたら立ち行かなくなるかもしれないというような説明ではなくてですね、もっと積極的に何かね、きちんと根拠があって半分以下にしたんでしょうと。それを予算委員会並びにですね、この場ではっきりさせるということが大事じゃないですかと、こういうことなんです。 124 ◯議長(小川友一君)  助役。 125 ◯助役(河内久男君)  予算の分野もございますもんですから、私の方からお答えをさせていただきます。  今、議員さんからお話があったことにつきましては、おおむねそういうことだというふうに思っております。ただ、現実的にどういうふうに作業をしたかといいますと、約2年ぐらい前からいろいろ検討してございまして、そして、いろんな地理的なもの、地域的なもの、それから国道等、いろんな環境からですね、あちらの方にいらっしゃる人が少なくなると。で、一人いらっしゃるごとにおおむね約1万円ちょっと赤字が出るということの中で、見直さなきゃいけないだろうというふうに考えたのが一つでございます。  それから、が、しかし非常に歴史もありますし、過去いろんな予算的なものも含めて苦労をしてつくられたものでございますので、ただ単に閉鎖をするだけということでは、当然ないわけでございまして、幾つか方法を考えております。  一つは、今の状態の中で、今はおおむね簡単にわかりやすく言いますと旅館業をやっているわけですけれども、これをですね、この旅館業のサービスをもう少し低下させていただけないだろうか。歯ブラシとか浴衣とかそういったようなものを出すのは、少しそういうことを下げさせていただけないだろうかというのが、一つでございます。それからもう一つは、文部科学省の方の管轄の少年自然の家的なものに切りかえることによって、幅広くなっていかないだろうかということ。それから、最終的には、急に半年後に戸板を打って、はいさようならということではございませんけども、閉鎖ということも、視野の中の一部にはございます。そういったものにつきまして、鋭意これから夏にかけて努力をしていきたい。  それから、シーズンとして、またもちろん冬はあるわけでございますけども、夏のシーズンを終わるまでには、おおむねの結論を出させていただきまして、その時点で少し足らない予算になるのか、もう少し削った予算で可能なのかどうか、その辺のところを検討させていただきたいと思います。  どうかそういうことで御理解いただければ、ありがたいと思います。 126 ◯議長(小川友一君)  森田美津雄君。 127 ◯19番(森田美津雄君)  今お話しになったですね、旅館業として、旅館と同じようなサービスを提供するということはですね、私は必ずしも必要ではないと。むしろ、そこに踏み込んだ議論をですね、していっていいというふうに思うんですよ。  それから、少年施設について、そういうことについてもですね、これからまさに学校週休2日ということが完全実施されるという、冒頭申し上げましたけども、そういうことも含みですね、やっぱり日野市に住む子どもたちにとって、あるいは親子にとって、あるいは保護者との関係においてですね、こういう空間を持つことの意味というのは、それは多方面から検討しても相当意味があるというふうに、私は思うんです。学校だけでなせなかったことを、こういう乗鞍という、私ももう何十年も行ってますけども、本当に自然の豊かなね、ところで、あそこに踏み込んだだけでもですね、本当に満天の星空と、それから深い緑とですね、それから季節感という意味ではね、本当に四季折々ですね、すばらしい姿を見せるという場所ですのでね、これは、日野市にとってもですけど、日野市民にとって貴重な財産だというふうに思うんですね。  ですから、その施設でのサービスについて見直していくと。例えば浴衣はですね、これはトレーナーやそういうふうな自分が持っていったものでいいじゃないかと。あるいは布団の上げおろしは、これは自分たちでするということでもいいじゃないかと。どこまでそれが譲れるか、ありますけれども、しかし、そういう中身の検討というか、市民と一緒にですね、こういう保養施設を守るために提案を、市としてもしていくということの前提を、少し討論しながらですね、私は、ぜひね、続けていきたいんだということを率直にやっぱり出しながら、しかし、市としては財政的に厳しいよという中身としてね、きちんと提案をしていくということであれば、私は今の助役のお話というのは、理解するところなんです。  ただね、非常に私はですね、私だけじゃないと思うんですよ。この予算書をいただいて、唐突に思えたんですね。市民生活部長は、予算説明でもとおっしゃいましたけども、しかし、どうもその決意というものがはっきり見えない。どういう意味なのかなというふうなことを、やっぱり思うんですよ。  ですから、私は希望も含めて申し上げますと、ぜひですね、これは発展的に考えていただくということを含めてね、これからの日野市民の財産としての活用方法を考えながら、中身を考えながらいっていただきたいということの意見を含めて申し上げたいと思います。  以上です。 128 ◯議長(小川友一君)  佐瀬昭二郎君。 129 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  2点伺いたいと思います。  1点目は、予算書の245ページにあります学校給食調理部門の民間委託経費、民間指定、先ほども質疑があったという御報告がありましたけれども、この問題に関してですね、委託業者を選定するために行われた見積合わせに関しての質疑がありましたでしょうか。もしありましたら、中身を御紹介いただきたいと思います。  入札のことです。見積合わせという名前で入札が行われています。(「行われたのはいつかということですか」と呼ぶ者あり)いえいえ、その中身について。 130 ◯議長(小川友一君)  一般会計予算特別委員長。 131 ◯一般会計予算特別委員長(夏井明男君)  学校教育部長の方からですね、この辺はかなり予算委員会の中でも随分時間を割いて、複数の委員の方から質疑がされました。  で、今おっしゃった業者との見積合わせのその中身について、要するにもっと具体的に言うと、栄養士さんと調理師さんとの連携の問題とかいうのも触れられたかもしれませんけど、どの辺までの中身かというのを、ちょっとおっしゃっていただかないと、かなり議論されたことは事実なんで、時期の問題、要するに時期というのはいつごろあったかという話もありましたし、それから、正規の契約の成約の段階でない、いわゆる準備行為の段階でそういうふうなことが、行政の手法として、それはなじむのかどうかという議論もありましたし、それから、委託の具体的な中身の、どういうふうに具体的に展開していくかという、例えば搬送の問題とかですね、そういうふうな議論はありました。  ですから、もう少しちょっと中身を言っていただけますか。その中身というのはどういう意味なのか。 132 ◯議長(小川友一君)  佐瀬昭二郎君。 133 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  私、この問題、議案上程の日にも取り上げました。まさに見積合わせ、いわゆる指名競争入札と同じ方法で行われた見積合わせをめぐって、公正な競争が行われたと言いがたい事態があるのではないかと指摘をしましたけれども、そのことに直接かかわる質疑はありましたでしょうか。 134 ◯議長(小川友一君)  一般会計予算特別委員長。 135 ◯一般会計予算特別委員長(夏井明男君)  今のお話のところの部分というのはなかったというふうに思っています。(「そのとおり」と呼ぶ者あり) 136 ◯議長(小川友一君)  佐瀬昭二郎君。 137 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  議長にお願いしたいんですけれども、議案上程の日にですね、私、質問をして得た情報に基づいていろいろ申し上げましたけれども、その後、27日に見積合わせの結果についての正式な資料をいただきました。そのことを踏まえて、理事者の方に若干の質問をしたいと思っていますけれども、お取り計らいいただきたいと思います。(「委員長にお願いするんだ、それは」と呼ぶ者あり)お願いします。 138 ◯議長(小川友一君)  一般会計予算特別委員長。 139 ◯一般会計予算特別委員長(夏井明男君)  今の佐瀬議員のお話の中身について、かなり重要な議論をされたわけですが、その部分については、見積合わせという入札関係の件ですので、総務部長の方からお話をしていただきたいと思います。  質問お願いします。 140 ◯議長(小川友一君)  委員長、よろしいですか、答弁していただいても。(「はい」と呼ぶ者あり)  よろしいということでありますので、佐瀬昭二郎君。 141 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  どうもありがとうございます。  議案上程の日にですね、私、公正な見積合わせとなっていないのではないかと、具体的な根拠を幾つか示しながら指摘をして、ぜひですね、担当部局として本当に公正な競争が行われたのかどうか調査をすべきだと要求いたしましたけれども、調査は行われているでしょうか。 142 ◯議長(小川友一君)  総務部長。 143 ◯総務部長(田中政幸君)  議案上程の日に、学校給食の民間委託の業者の見積合わせの件につきまして、御質問いただきました。そのときに、幾つか御質問いただきましたけれども、検討させていただきますというお答えを申し上げました。  その後、議会中でもございますから、時間をかけてということではございませんけども、担当課、担当職員とも話をしましたけれども、お話にございましたような疑惑といいますか、そういったものは見当たらないということでございます。  以上でございます。 144 ◯議長(小川友一君)  佐瀬昭二郎君。 145 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  疑惑に当たるようなことは見当たらないと。これまでの調査、もう少し調査をすると見当たるかもしれない。  見積合わせの結果、正式の資料として出していただきまして、ありがとうございます。これに基づいて幾つか確認をしたい点があるんですけれども、私、どうしても理解できなかったのはですね、七生中学校の見積合わせに関しては、市が設定して秘密にされている予算額、つまり予定価格ですね、予定価格すれすれに1社だけが落札の条件を満たして、見積額を示すと、入れると。他の5社が全社ですね、予定価格より上に見積もると、こういう異常な事態。つまりすれすれですから99%以上、私の計算では99.47%ということになると思いますが、あらかじめ全社がですね、予定価格を知っていて、どの業者に落札させるのかということを決めていたとしか思えないようなね、結果になっていると。これはもう、これまでも一番橋の入札などで繰り返し指摘していることですけれども、そういう結果になっている。  ところが、一中の見積合わせに関してはですね、全社が申し合わせて予定価格より上に見積もるとしたとしても、余りにも差が開き過ぎていて、予定価格は1,876万余だと思いますが、この一中の入札に関しては、全社いずれも2,000万円以上で見積額を出していると。余りに差が大き過ぎるので、一体これは何なんだろうかなと思って、少し調査をしてみました。大した調査ではないんですけれども、すぐわかりました。  これは、昨年の広報「ひの」8月1日号、異例の特集、紙面の使い方としては。1面と最終面、両面を使った「学校給食に民間の息吹を」という、この特集記事が載っておりまして、実は、その中に、4人校、具体的には400食を想定した民間委託経費と、550食を想定した民間委託経費の試算の結果が公表されているんですね。いずれ近い将来に見積合わせなり入札が行われるかもしれない事業について、言ってみれば予定価格あるいは予算額をですね、見積合わせの場合の予定価格を予算額と言うそうですけれども、予算額を用意に想定できるような情報をですね、出していいのかどうか、大変問題があるというふうに私は思いますけれども、当然、見積合わせに参加をした6社、六つの業者もですね、この情報は当然得ている情報だと思うんですね。この情報を前提にして検証すると、非常にわかりやすい結果が出てまいりました。  一つは、この8月1日号のですね、400食想定、これは文字どおりぴったりと七生中学校の場合に当たるわけですけれども、この民間委託経費は1,900万円であると。消費税を差っ引くと、その金額が1,809万5,239円ということになるんですが、この予算額、いわゆる予定価格は現実に行われた見積合わせの予定価格とぴったり一致します。  一方ですね、この8月1日号のですね、5人校、550食を想定。これはぴったりと一中の場合、当てはまるわけですけれども、この民間委託経費2,200万円。この2,200万円ですね、計算をしますと、消費税を差っ引くと2,095万2,381円ということになります。これが、予定価格だったとして、想定をして検証をすると、何が浮かび上がってくるかというと、現実に随意交渉をして、業者として決定された東洋食品だけが、この8月1日号に載せられている試算金額をもとに算出した予定価格より下に入れたと、下に見積もったということになるということが、明らかになっています。東洋食品、1回目の見積額は2,090万円。それ以外の4社はすべて、恐らく業者が想定した予定価格の上に入れているんです。  七生中と一中で、全く同じパターンが繰り返されるはずだったんだけれども、ところが、はなから──最初から競争するつもりがないから、まじめに競争するつもりで参加した業者なら必ず手に入れているはずの予算書の情報を手に入れていない。6社とも入れていないから、(「自分の想定でしょう」と呼ぶ者あり)十分に根拠のある想定をしゃべっているんです。そういう事態に、あのような一中の1回目、2回目とも、全業者が上に入れるという事態になったんだろうと思うんですね。  私は、まず第一に、予算書に示されている予算額、これは公表されていたにもかかわらず、すべての業者が手に入れる努力をしたとは思えない結果になっている。全く予算書の数値を無視した金額をですね、見積もっているということが1点あります。  それからもう1点は、今、説明したようにですね、七生中の場合も一中の場合も、全く同じパターンであらかじめ談合して落札業者を決めていたとしか説明ができないような結果になっているし、またなるはずだということなんですね。このことについて調査をなさいましたでしょうか。 146 ◯議長(小川友一君)  総務部長。 147 ◯総務部長(田中政幸君)  先ほどお答えを申し上げたとおりでございまして、特に、その今2点の御質問ございましたけども、予算を無視とか談合をしていたであろうということについて、特に調査はしてございません。 148 ◯議長(小川友一君)  佐瀬昭二郎君。 149 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  だれが見てもね、全国の談合問題に取り組んでいるオンブズマンの組織がありますけれども、この運動にかかわっている弁護士さんにも、この資料をいただいてから話を聞きました。これはもう明白に談合が行われているとしか説明がつかない事態だと、このように、その、いわば専門家がですね、私に断言をしました。  ところが、その問題について調査も行っていないというお話が今あったわけですけど、全く私は納得できません。ぜひですね、まだ契約予定日まで日にちがあるわけですから、(「そうだ」と呼ぶ者あり)しっかりと調査をしていただきたい。で、入札に参加したすべての業者に対して、なぜこんな説明のつかない事態になっているのか、はっきりした説明を求めてください。  で、明確な納得のいく説明がない場合には、契約を中止すべきだと私は思うんです。私はね、そう思うんです。そのことを強く要求をしておきたいと思います。  2点目ですが、簡潔に2点目、質問をしたいと思います。  予算書の231ページに出てくる学校図書館に嘱託職員を配置する制度の問題です。この嘱託職員を配置する根拠となっている要綱が、来年の3月31日付をもって効力を失うということになっているわけでありますが、この学校図書館に職員を配置する制度の将来がどうなるのかということをめぐって、当然質疑があったという御報告がありました。  このことに関連してですね、この問題にずっと取り組んできた市民団体である日野の学校図書館をもっとよくする会が、現在の制度をさらに発展させるために、市民も参加した検討の場を設けてくれという要望書を提出した。それに対して、教育委員会の側から回答がなされた。この問題についての質疑はございましたでしょうか。 150 ◯議長(小川友一君)  一般会計予算特別委員長。 151 ◯一般会計予算特別委員長(夏井明男君)  まさに今おっしゃる趣旨の質疑はされました。 152 ◯議長(小川友一君)  佐瀬昭二郎君。 153 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  どういう内容のやりとりであったのか、御紹介いただければと思います。 154 ◯議長(小川友一君)  一般会計予算特別委員長。 155 ◯一般会計予算特別委員長(夏井明男君)  かなり具体的な中身の、従来されている中身の議論までは入っておりません。  具体的には、今、佐瀬議員がおっしゃったですね、その中身を充実していってほしいというお話で、答弁としては、それは今までの歴史もあるし、そういう点では重視をしていくと。  で、将来的な構想については、今の要綱の時期等もにらんでですね、いろいろ今検討中であるというお話だったと思います。 156 ◯議長(小川友一君)  佐瀬昭二郎君。 157 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  その検討をどのように進めるのかということについて、若干、直接質問をさせていただきたいんですけれども、委員長の方でお取り計らいをいただきたいと思います。よろしくお願いします。 158 ◯議長(小川友一君)  一般会計予算特別委員長。 159 ◯一般会計予算特別委員長(夏井明男君)  それでは、佐瀬議員のお話を、理事者の方でやりとりをお願いしたいというふうに思います。 160 ◯議長(小川友一君)  佐瀬昭二郎君。 161 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  どうもありがとうございます。手短に質問をしたいと思います。  学校図書館をもっとよくする会の代表者名でですね、来年3月末日で効力を失う要綱にかわってですね、さらに現在の制度を発展させるために、市民も参加できる検討の場を設けてほしいという趣旨の要望書が出され、そのことについて教育委員会が、市民参加型の検討の場を設ける計画はない、予定はないと、こう回答したというふうに聞いていますけれども、それは事実でしょうか。 162 ◯議長(小川友一君)  学校教育部長。 163 ◯学校教育部長(樫村正男君)  学校図書館の関係の御質問でございます。  教育改革の一環としてですね、平成15年から司書教諭が配置されるということになります。で、実際に、現在までは、日野市の公立学校図書館につきましては、事務嘱託員ということでですね、この教諭の指導のもとに補助的な業務を担当していただいているところでございます。大きくは7点ほどの事務内容に沿ってですね、日々の業務に当たっていただいております。  今申し上げましたように、平成15年から新たな制度が構築されるということの中で、現在、学校図書につきましては、学校の内部におきましても、検討をしていただいております。  教育委員会といたしましても、学校図書、ここには人を置くというようなことも、人がいるということが必要だという認識そのものは持っておりますが、今後の学校図書の管理につきましては、例えば他市の状況でいえばですね、図書館ボランティアというような制度の関係についても、いろいろ状況としてあるようでございます。  そういうことを含めてですね、今後の15年からの状況についてですね、検討をしていきたいというふうに考えているところです。  これは、学校の管理運営の部分になってまいります。したがって、学校内部での、いわゆる議論、そういう結果をもとにしてですね、教育委員会としてもあわせて検討していきたいというふうに思っているところです。  以上です。
    164 ◯議長(小川友一君)  佐瀬昭二郎。 165 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  もちろん学校教育に不可欠のですね、施設であるわけですから、それぞれの学校ごとにですね、検討するのは当然のことだろうと思うんですが、同時に、この制度は日野市教育委員会が責任を持って立ち上げた制度でして、最近、行政評価ということが、非常に大きなテーマとして浮かび上がってきていますが、この制度が始まったのが1990年、ことしは2002年ですから、丸々12年、13年目に入る、そういう制度であります。今現在の制度が終わるときには、13年、丸々終わったと。そうすると、何が起こっているのかというとですね、この制度が始まったときに小学校1年生だった子どもたちは、今現在で言うと高校3年生、来年終わるころには高校を卒業するということになって、何よりもこの学校図書館に人を配置するという制度は、子どもたちのために始まった制度なんですから、その恩恵に浴してですね、学校図書館を大いに利用して、本当に本を読むようになったよ。さまざまな調べ学習で、学校図書館に人を配置したためにですね、おもしろい調べ学習ができたよと、そういう経験を持った若者たち、子どもたちがたくさんいるはずなんですが、そういう子どもたちが、この制度を今後どう発展させるのかということについて参加できる、ものすごく大事なことだと思うんですよ。  私は、市民参加を言う場合ですね、一つ絶対に落としてならないのは、当事者の参加を保障するということだと思うんです。この学校図書館のこの職員を配置する制度の当事者は、言うまでもなく、第一の当事者は子どもたちですから、その子どもたちがしっかりとこの問題について、この今回制度が一たん終わって、次にどうなるのかということが問題になっているわけですが、そのことについて、発言のできる機会をちゃんと保障する。  市民参加型の検討委員会が何としても必要だというふうに、私は思うんです。そのことに一つはお答えいただきたいのと、それからもう一つは、市民参加型のものをつくる、つくらないにかかわりなく13年間維持してきた制度なんですから、施策なんですから、その施策がどういう成果を上げたのか、どういう課題があるのかということについて、行政評価をする責任が教育委員会にあると思いますが、その行政評価をして、その結果を市民に公表する用意があるかどうか、このことについて2点お伺いしたいと思います。 166 ◯議長(小川友一君)  学校教育部長。 167 ◯学校教育部長(樫村正男君)  これからの学校運営につきましてはですね、いろいろ地域の方たちの力を借りてですね、学校運営の中に生かしていくということは、当然に必要なことですし、今後、学校運営の中で、地域の方々にはですね、お願いをしていかなきゃいけないというふうに思っています。  確かに、今、お話がありましたように、図書の関係につきましてもですね、学校の中でどのような今後の学校図書にしていくのか、今お話を申し上げましたように、そういう面、あるいは児童・生徒の意見、こういうものもですね、十分把握をする中で、学校として考え方をまとめていくというふうに思っています。  それは、当然に27校、トータルでは27校になるわけですが、27校の全体の意見ということにもつながってくるだろう。で、教育委員会といたしましても、そのような意見等を踏まえてですね、少なくとも今後、議論をして、どういう形でこの内容を整理していくか、このことについても検討していきたいというふうに思っています。  それから、行政評価のことでございます。当然に、今、やっていただいている部分につきましてもですね、それなりのといいますか、行政あるいは学校側としても、一定の評価をしているところでもございます。ただ、やはりこういう改革をする、あるいは新たな制度に基づいて、今後、新たな取り組みが必要になる時期でもございますので、そういう評価も含めてですね、新しい考え方として一つの方向性を持たなければならないというふうに思っています。  以上です。 168 ◯議長(小川友一君)  質問者にお願いします。意見と質疑と分けて、要約した質疑をお願いします。  佐瀬昭二郎君。 169 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  私としては、中身に入り込むと、とてもとても短時間では済まない問題ですから、できるだけ簡潔に質問をしているつもりです。  今ですね、行政評価についても、少し踏み込んだお答えがあったと思います。できるだけ早い時期に、いつごろまでに行政評価の手続を進めて、いつごろまでに市民に発表できるのか、そのことを明確にしていただきたいというふうに思います。  それから、中身には入りませんけれども、1点だけ、先ほど部長はですね、図書館ボランティアというふうな言い方をなさいました。私は、この問題、何度もこの本会議の場でも取り上げてまいりました。学校に司書教諭を配置することを決めた学校図書館法の改正に伴って、出された衆参両院の附帯決議、あれを素直に読めば、その人も嘱託員という形で、あるいは正職員という形で配置している自治体もあるわけですけれども、そのレベルを引き下げてはならないというのが、国会の附帯決議の基本的立場なんですね。本当に、学校に人が配置されて、全国の学校で大変高いレベルのですね、仕事が積み重ねられてきていると。そのことをさらに発展させるのが、自治体の役割なんだということが明確にそこにはうたわれているわけですから、そのことをしっかりと踏まえ、今後の検討作業をぜひ市民参加で進めるということを強くお願いして、おしまいにします。 170 ◯議長(小川友一君)  菅原直志君。 171 ◯11番(菅原直志君)  私は3点ございます。  一つは、75ページにかかわってくると思うんですが、市債ですね。特にこの中で総務債の中、来庁者用駐車場用地取得、これについての質疑をしたいと思っております。内容的にはですね、これ地方債で借り入れて収入に入れて、そして支出されているという形ですよね。土地開発公社の絡みがございますので、この場合、市民として損なのか得なのかというところを聞きたいと思っております。このような質疑はございましたでしょうか、これが1点目。  2点目です。2点目は、175ページとなります。この中、ごみ0施策推進事業経費がございます。この中の指定袋収集制度、または管理配送ですね、これらの事業、そのほか委託をしている部分がございまして、以前も私、議会で指摘をさせていただきましたが、これらが随意契約であったという問題がございます。この予算の中でも、既に準備行為として契約準備はされていると思いますが、この契約についての質疑があったのかどうか、ここを伺いたいと思っております。  三つ目です。三つ目は、245ページ、教育費の中で学校給食調理業務等委託料がございます。この中での1点の疑問はですね、なぜ4月1日からの契約でなければいけないのか。例えば9月1日からの契約でいいんではないか。それに関する質疑があったかどうか、ここを伺いたいと思います。  以上3点です。お願いいたします。 172 ◯議長(小川友一君)  一般会計予算特別委員長。 173 ◯一般会計予算特別委員長(夏井明男君)  一番初めの方の市債の関係の部分ですけれども、これについては質疑はなかったというふうに記憶をしております。  それから、2点目のごみ収集の指定業者のあり方についても、質疑はなかったというふうに記憶しております。  3番目の学校給食の調理。この点についてはありました。具体的な答弁としては、4月からの執行ということが、総合的な意味も含めて一番ベターであるというふうな形の答弁であったと思います。  それ以上の詳しい実務的な細部にわたる、詳細にわたる答弁はなかったというふうに記憶しています。 174 ◯議長(小川友一君)  菅原直志君。 175 ◯11番(菅原直志君)  わかりました。  それでは、一つ目、二つ目は、ぜひですね、細かく質疑をしたいと思っておりますので、委員長の方でも御配慮を願えればと思っております。  三つ目の給食の部分ですね、御説明は私も聞いておりました。しかしですね、もう少し例えばこの意思決定がだれがしたのかとか、また事務的にですね、無理がなかったかどうかとか、また、これはですね、政策的な意思決定がかなり強いと思っているんです。つまり、政策としての4月1日からだという部分だと思っております。そういったときに、やはり市長または教育長になるんでしょうか、もう少し詳しくですね、お考えを聞いておきたいと、委員会を傍聴しての感想です。もしよろしければ、その点を御配慮いただければと思っておりますが、いかがでしょうか。 176 ◯議長(小川友一君)  一般会計予算特別委員長。 177 ◯一般会計予算特別委員長(夏井明男君)  それでは、質疑者と理事者との間でやりとりしていただくというふうに、お願いしたいと思います。 178 ◯議長(小川友一君)  菅原直志君。 179 ◯11番(菅原直志君)  ありがとうございます。それでは、質問させていただきます。  まず1点目ですね、来庁者駐車場用地取得です。これは、大体今ある名義を変えるというか、そういう部分に近いと思っております。そこでですね、私がお伺いしたいのは、土地開発公社が今まで持っていた土地を、日野市が借金をして買い直すという形ですよね。この場合の金利が心配になっております。この金利、幾らに今、想定しているのか。これについて伺いたいと思っているんです。  なぜなら、7ページの第3表 地方債がございます。この地方債の中で利率が5.0%以内となっているんですね。以前、私、この地方債の表現の仕方を疑問に思っているということは、議会でも質問しておりましたが、例えば、土地開発公社から借りているのであれば、借りていたのを、今度借り直すみたいな形ですよね。そうであれば、そのままの利率をここに載せるぐらいの話でなければ、予算書として果たしてどうなんだろうなと思ったんですよ。その辺を絡めて御答弁いただければと思っております。  2点目です。指定袋の収集云々の部分ですが、これは随意契約かどうか、これまずは確認をさせていただきたいと思っております。なお、随意契約であったのであれば、随意契約の中でどのような理由に基づいて随意契約をしているのか、その点についも御説明願いたいと思っております。  三つ目。私はですね、例えばということも余りなじまないとは思いつつ、しかし、比較検討する意味で、この場合は使わせていただきたいと思います。4月1日でなければいけない理由。そして、例えば9月1日に検討はできなかったのかどうか、そのあたり、お答えいただければと思っております。なお、4月1日開始は、だれがどのような意思決定機関で決めたのか、その点も伺いたいと思います。  以上です。 180 ◯議長(小川友一君)  答弁を求めます。企画部長。 181 ◯企画部長(清水 護君)  地方債に関連をいたしまして、来庁者用の駐車場用地の市債の部分でございます。  この事業費は4億6,746万4,000円の事業費に対しまして、おおむね75%の東京都の振興基金を予定をいたしております。現在、振興基金につきましては、通常の利率が1.8%でございます。中に、いわゆる特例債といいますか、そういう中で、特別に1.4%という利率を使う場合がございますが、この来庁者用駐車場用地につきましては、1.8%を現時点では予定をいたしております。  公社が金融機関から借り入れる利率といいましょうか、それについては、現状の中では幾つか金融機関によって若干違いがございますけども、〇.〇四、五%だろうというふうに考えております。そうしますと、従来、公社で金融機関から借入金という形で持っていた土地を、市が一つの事業としてですね、用地取得事業という形の中で、市が取得をすると。そうなってきますと、見た目といいましょうか、形式的には公社の借入金が、いわゆる市債という形の中に振りかわるということは、一面ではそういうような側面もあるということは言えると思います。  ただ、この土地開発公社の用地取得事業につきましては、平成17年度までの土地開発公社の健全化計画の一環として取得するものでございまして、もともと既に公共用地として取得している土地については、公社用地とせず、正しく市の公共用地として取得をしていくという方針に基づくことでございますので、御理解を賜りたいというふうに思っています。  以上です。 182 ◯議長(小川友一君)  総務部長。 183 ◯総務部長(田中政幸君)  1点目の件でございますけども、公社からの一般会計での買い取りにかかる市債の利子の件ですけども、今、企画部長が申し上げました公社での利率でございますけども、長期分と短期、あるいは金融機関に分かれておりまして、短期分入札でありますと、かなり先ほど申し上げました〇.〇四、五というような分もございます。それから、長期でございますと、短期プライムレイトプラス0.1ということですので、これですと、ほぼ今、市債の方で申し上げました0.8程度になるのかなということでございます。  利率の比較はそうでございますけども、御承知のとおり土地開発公社、11年当時、230億ほどの簿価の土地を抱えておりますので、これの健全化に向けての指定をいただきましてですね、起債の方につきましても、制限はございますけども、2分の1を特別交付税で見ていただけるとかですね、そういった恩典もございますので、ただ、土地開発公社で持っているときの利子と、それから市債の方の利子との比較だけでということでは、もちろん御質問はそうではないでしょうけれども、その比較だけで、この施策といいますか、公社の健全化に向けての施策は推しはかれないというふうに考えています。  以上でございます。 184 ◯議長(小川友一君)  環境共生部長。 185 ◯環境共生部長(笹木延吉君)  2点目の指定収集袋製造等業務委託料が随契かどうかということでございます。随契を予定してございます。  指定収集袋につきましては、平成12年10月のごみ改革に入る前、12年に入ったとき、すぐにだと思います。指定袋の選定委員会を役所の中で設置いたしました。これは、もうそのころから議会でも何回もお話ししたことでございますが、その中で業者の20社ぐらいに声をかけまして、応募された18社程度の、この数は正確ではございません、おおむねです。程度の袋の業者から見積もりと、それからその見本を出していただきました。  で、選定委員会の中で袋の強度、これは630回に及ぶ説明会の中でも、簡単に破れないしっかりした袋という市民の御要望がございました。そういったところにかなり重点を置いておりました。そんな中から、みんなでですね、破ったりいろんな実験をいたしました。それで、残ったのが、やはり国産制の袋でございます。で、国産制は2社しかございませんでした。1社は自社でつくって自社で販売している。もう一社は、販売を代理店によって販売している。それが3社か4社ありました。単価的にはほとんど変わらずということでございました。  そんな中で、青梅市でも採用しているということがございました。で、国外との差は、平成12年の10月以降に、ほかの市で国外を使ったところ、間に合わないとかですね、品質が悪いとかということで大混乱したところがございます。で、私どもここに選定してよかったなと思っております。そんなことから、当初の単価のまま、毎年、随意契約しているところでございます。  単価につきましては、ほかとの確認をしながら、決して高くない単価と思っております。  以上でございます。 186 ◯議長(小川友一君)  学校教育部長。 187 ◯学校教育部長(樫村正男君)  給食の調理業務の委託の時期でございます。  給食調理業務の民間委託の実施時期につきましては、御存じのように、本事業の実施は教育委員会では、12年の6月に実施の決定をさせていただいて、現在まで既にかなりの期間、経過している状況でございます。  議員も御承知のように、本事業につきましてはですね、13年度の中でも実施したいということで取り組みも進めてきた経過もございます。14年の4月1日からの実施につきましては、学校が新学期を迎える、あるいはまた学校の給食業務の職員体制、栄養士や給食調理員などの新たな職員体制というものが、この時期に組まれるというようなことからですね、4月1日という時期は適切な時期だというふうに考えています。  以上です。 188 ◯議長(小川友一君)  菅原直志君。 189 ◯11番(菅原直志君)  一つ目の土地開発公社と市債のところで説明を受ける中で、もしかしたら、土地開発公社のままの方が、端的な差し引きだけを考えればよかった。しかし、そこにさまざまな計算が成り立ってですね、このような予算になったのかというふうに、話を聞きながら理解をしておりますが、そうであればですね、やはり利率はですね、その現状に合わせるぐらいの書き方をしてもよかったのかと思っております。すべて軒並み5%以内というふうに書いてしまうのは、余りにも事務的じゃないかなというふうな印象を常々持っておりました。果たしてそれでいいのかどうかなと思っております。今回の判断がだめだという話ではないんですけどね、ちょっと気になってはおります。  もう一つ、ちょっと私の質問の仕方が悪かったのかもしれません。指定袋の部分は、製造の方が大きな問題だとは、実は思ってなくて、配送ですね、こちらの業者のことを質問したつもりだったんですが、ちょっとうまくいかなくて済みません。もう一度お答えいただければ。  端的に、背景は結構です。随意契約かどうなのかということ。それに準備行為をしているのかどうかということですね。その業者名。そして、随意契約をする場合であれば、2社以上の見積もりをとってですね、やるという手順を法的に決められていると思いますが、そのあたりなされているのかどうか、そのあたりを端的にお答えいただければと思っております。  三つ目の給食の部分ですが、内部の検討してきたり、または議会にさまざま諮られたのは、いろんな場で議論されておりますから、それ以上、質問する意思はありません。  私が質問したのは、だれが決めたんですか。どのような意思決定で決めたんですかということが1点なんです。もう一つは、例えばですよ9月1日、または来年度という選択肢もあるわけです。あるわけですよね。それでも4月1日にしたのは、何でなんだろうというのが、なかなか説明がわからないんですよ。そのあたりですね。なぜこのような質問をするかというと、労使交渉の場で、ある程度決まったのが1月の末ですよね。それから、余りにも短い期間で事務が進んでいるような気がしてなりません。  先ほど、日野山荘の件は、例えば半年かけて修正するかどうかを含めて検討するという、行政側の姿勢があるんですよね。そういう時間をかけて検討していきたいとかいう作業と、今回の意思決定のスピードが余りにも違うんです。そのあたりをもう一度見解を確認したいと思っています。  学校教育部長は、やはりこれは事務方ですから、これはですね、例えば教育長とか市長の部分の答弁になるかと思いますが、いかがでしょうか。 190 ◯議長(小川友一君)  環境共生部長。 191 ◯環境共生部長(笹木延吉君)  大変失礼いたしました。  配送委託料でございますが、12年当初から随契で、今回も随契で企業公社に内定しております。まだ本契約はしていないということでございます。で、やはり袋は手数料をいただくということになってございます。ですから、その手数料のものをですね、大変慎重に扱わなきゃいけないということで、在庫管理、そして配送、我々と一緒になってできるところということで、企業公社を選定させていただいております。  随意契約、見積もりにつきましては1社でやっております。  以上です。 192 ◯議長(小川友一君)  教育長。 193 ◯教育長(有元佐興君)  菅原議員の方から給食の調理部門の民託について、余りにも決めてからの実施が期間が短過ぎるんではないかというお話であります。しかしながら、私ども教育委員会といたしましては、先ほど学校教育部長が申し上げましたように、12年の6月の教育委員会の中で決定をしておりまして、いつでも予算の目安がつき次第、このものについてはスタートしたいという気持ちでずっとまいりました。  民間の給食業務を担当している業者につきましては、相当いろいろな業者がございまして、この業者のノウハウにつきましては、大変進んでいるところがありまして、この期間において十分間に合うと。例えば調理部門の民託だけでありますので、施設設備の整備とかそういうものがあれば、これはやはり相当な期間が必要であるということも必要であろうかと思いますが、調理の部分だけを民託するということであれば、十分この期間で間に合うというふうには思っております。  なお、4月がなぜかということにつきましては、でき得れば、やはり学校というのは4月が始まりであり、3月が終わりであります。4月のスタート時におきまして、子どもたちと、それから民託に入る職員たちとの、主任、副主任を初めとする人たちとの顔のつなぎの問題とか、先ほど学校教育部長が申し上げました栄養士等の異動関係の問題、引き上げの問題なども含めまして、一番ベターである期間は、やはり4月がベターであるというふうには認識しております。  しかしながら、最初に申し上げましたように、教育委員会といたしましては、予算権、条例権は持っておりませんので、この予算ができ次第、それに合わせての準備ということでのスタートをしたいという気持ちであります。  以上です。 194 ◯議長(小川友一君)  菅原直志君。 195 ◯11番(菅原直志君)  まずは、袋の随意契約の部分ですよね、ごみ袋の部分ですけれども、一緒にやれる云々で企業公社ということですが、先ほどの質問、ちょっと答弁漏れがございます。そのために法的にですね、2社以上からの見積もりをとったりする作業が必要なんですよね。それは御存じだと思います。そういう作業が行われたかどうか、それを質問したいと思います。  もう一つ、随意契約をする場合に、七つの項目ですね、これがやらなければいけないということが、地方自治法の施行令167条の2で決められております。今の随意契約をする理由がですね、この7項目のどれに当たるのかどうか、そこについて答弁をいただければと思います。  ここが一つ目。これ、一番最初から質問していることですからね、端的に答えていただければ結構です。  二つ目なんですけれども、4月1日云々というお話、ございました。ならばですね、昨年の6月議会だったと思います。あのとき提案したのは9月1日からの開始であったと思うんですよ。一度ですね、年度途中でもやるんだという提案をしておいて、今回、4月1日からの提案のときは、4月1日からやるのがベターだと、これではですね、提案する、提案権を持っているですね、行政として、そのときどきで理由が違ってくるというふうにとらえるしかないと思うんですよ。  どうなんですか、市長。提案する側としても、このような提案の仕方、理由の立て方、これには無理があると思うんですけれども、それについて御見解をいただければと思います。  もう一つ、早くやりたいという、これもですね、私、これ民間委託早くしなさいと、私言ってきたんです。言ってきたからこそ思うんですけど、市民に対する説明が余りにも私、ないと思っています。今回、請願も出ました。1万人弱の方から署名が集まりましたけれども、これの動きと行政の説明の間に温度差があるというふうに感じてなりません。行政がどれだけ市民の方々に説明をするのかということを、どこまで考えているのかが、私はちょっと理解に苦しんでおります。  例えばごみ改革のときのように、スタートする日をまず発表してもよかったんじゃないですか。それまでの間に、例えば1年間の準備期間を設けて、それでスタートしても、私は決して遅くなかったと思っておりますし、その方がよりよい給食を考える時間が提示できたんではないかというふうに思えてなりません。なぜ4月1日に、ここまでこだわるのか、そこについてもう一度御説明をお願いします。 196 ◯議長(小川友一君)  環境共生部長。 197 ◯環境共生部長(笹木延吉君)  2社以上の見積もりはとってございませんというふうに、先ほど申しました。  それから、167条の2によりまして、(4)の「競争入札に付することが不利と認められるとき」、ここに該当するのではないかと考えております。  以上です。 198 ◯議長(小川友一君)  助役。 199 ◯助役(河内久男君)  学校給食の時期のことについて、私の方から答弁させていただきます。  議員さんも後半で言われました、実は2学期、去年の13年の2学期からということで、いろいろ準備を進めていったわけでございますけども、一定の議案を提出した以降、諸般の事情、いろんな情報を集めまして、それから作業をする対組合の方とももう少し詰めることの方が、事がスムーズにいくなと、こういうことに判断いたしまして、議案の取り下げをお願いしたわけでございます。  教育委員会が、先ほど教育長が申しましたように、教育委員会としては、教育行政からスタンバイオーケーという段階でございましたので、予算的なもの、関係機関との詰め等を考慮いたしまして、4月1日がいろんな関係から適切な時期であろうというふうに再考慮し、判断をした結果、4月1日ということで予算措置をさせていただきました。  以上でございます。 200 ◯議長(小川友一君)  菅原直志君。 201 ◯11番(菅原直志君)  今ですね、ごみの袋の管理ですね、管理などの委託について企業公社、そして随意契約については、167条の2で定める要件の4番ですか、「競争入札に付することが不利と認められる」と、これに当たるという答弁がございました。  しかしですね、私、以前、議会で資料請求しました。幾つかの会社から見積もりをとってくださいということをしましたよね。そのときに、企業公社より安い業者があったわけですよね。しかも、かなり公の機関で。そうですよね。それでもまだ不利だということなんですか。どこがどういうふうに具体的に不利なのか、私にはわからないんです。それをずっと明確な答弁がないまま、今まで契約しているというふうにしか思えません。なぜ企業公社でなければいけないのか。これは、時間を余りかけてもしようがないので、はっきりと今回ですね、説明していただきたいんです。このために何回も質問させていただいている部分があります。はっきりと何で企業公社でなければいけないのか、それがわからないから質問しているんですよ。ぜひお願いします。
     二つ目。私はですね、今回の今の説明というのは、行政側の論理としか思えないんです。行政側で準備が整いました、さあ行きますよと、そういうふうに思えて仕方がないんです。  私はですね、では一つだけごみ改革と同じようなスタイルをなぜとれなかったのかを答弁いただきたいと思っています。つまり、何月何日から始めたいと、ある程度期日を切って、そして、それから市民への提示をしていくという手法をなぜ今回とらなかったのか、これについて御答弁いただければと思います。 202 ◯議長(小川友一君)  環境共生部長。 203 ◯環境共生部長(笹木延吉君)  随意契約の167条の2の点では、(4)のほかに、済みません、2号が主に該当しているんではないかと思っています。「その他の契約でその性質又は目的が競争入札に適しないものをするとき。」ということでございます。  それから、前にですね、一度見積もりをとったことがございます。その見積もりの内容がですね、ごみ改革の以後ですね、緊急的に毎日のように袋を運んだり、それから、今でも、ないからすぐ持ってこいとか、そういうことがままあります。そういうふうな対応ができないと、一回持ってきて、それ月1回とか定期的で、そう細かいものがなかなかできないんだという、主に運送会社ですけど、そういう私どもの条件に対して低い価格で見積もりを出してきたところの詳細を詰めますと、そういう結果でございました。  また、なぜいけないかというのは、先ほども何回かお話ししたとおりでございます。  以上でございます。 204 ◯議長(小川友一君)  助役。 205 ◯助役(河内久男君)  前段のことにつきましても、もう少し笹木部長の答弁につけ加えさせていただきますと、企業公社の設立は、自治法に基づきまして、公的な行政の分野を出資団体が、日野市の場合には、ある程度公的な仕事をさせる、そういうために設立された株式会社日野市企業公社でございます。  ごみ改革、いろんな混乱が予想された中で、企業公社に委託することによって安定し、民間会社の人は信用していないということじゃございません。じゃないんですけども、混乱期でございますので、安定して1年、2年はさせていただいたというのが実情でございます。  そして、御提案にありましたとおり、おおむねごみ改革につきましては、一定のレールに安定して乗りつつございます。したがいまして、14年度中にその辺の、袋の配送についてどういう部分をどうチェックして、どういうふうにすることによって正確を期して、いわゆる手数料でしょうか、のチェックがうまくできるのかということも、14年度中にはよく考え、予算編成期までには、いま一歩進んだ形で結論を出させていただきたい、このように考えております。  それから、2番目の委託の時期でございます。かなり長い間、議論をさせていただきました。そして、諸般のいろんな情勢等を踏まえますと、反省といたしましては、もう少しいろんなものを明確に、開始時期を明確にして再スタートするのがいいなというのは、今、深く反省しているところでございます。  が、しかし、一方では、かなり議論をし尽くしている部分があるなという判断もございましたものですから、教育的見地等を踏まえまして4月1日とさせていただいたわけでございます。  御理解いただければありがたいと思います。 206 ◯議長(小川友一君)  菅原直志君。 207 ◯11番(菅原直志君)  企業公社への委託については、常にですね、これ随意契約かなと思って質問すると、大体企業公社が出てくるんですよね。私、なかなか不思議な部分があります。これは、続きは、病院の特別会計で、また質問する予定ですので、そこでも質問します。とりあえずですね、ちょっとこれからは給食一本で質問する部分もありますから……。  今、反省という言葉が、ちょっと出てまいりましたね。お気持ちもわからないでもないという感じはしております。市長に伺いたいと思います。  市長はですね、一般会計の特別委員会の中でも、私、傍聴していましたので聞きましたけど、署名をいただいた方々に対する、何といったかは、うまく私も表現できませんが、ちょっと間違えていたら申しわけないんですが、ある特定の意思で云々というような、それに類する発言をされたかと思っております。私はですね、もう一度この部分についての認識を問わねばいけないというふうに思っているんですよ。  この給食の民間委託というのは、これは非常にデリケートな問題もありまして、保護者の間、PTAの間でもまだまだこれから説明をしていく部分というのがあるかと思います。そういったときに、1万人ぐらいの方、本当に2週間でものすごい勢いで署名を集められた方々が、ある特定の云々という部分では、これ広がらないだろうなと思って、私はそういう関心で、この署名運動を見ておりました。そしてまた、今回のそういう署名の動き全体を見てですね、これは温度差があると私は思っているんです。これ、キーワードは温度差だと思います。  つまり、学校給食民間委託を、頭から反対する、そのような思いということも尊重しなければいけないと思います、これは御意見として。しかし、凍結をしてほしいという方々もいらっしゃるんです。それはですね、もっと説明をしてほしいと、もう少しわかりやすくしてほしいと、さまざまな不安を解消してほしいと、そういう思いのあらわれだと思っているんです。  そのような温度差をですね、一個に表現できにくいだろうというふうに思っていたやさきに、市長の発言はありました。だからこそ、この場で、市長がどのような思いであの発言をされたのか、またもう少し説明を求めなければいけないと思っております。それが一つです。  それと、もう一つ市長に聞きたいのは、今、助役の方からも開始時期を最初に明示して云々というごみ改革に似た手法がとれなかったのかということに対するお話がございました。その件もですね、今、市長から御見解を伺いたいと思っております。特に、市長はごみ改革で、私は大きな成功をおさめられたと思っております。そのような手法を、なぜ今回とれなかったのかなと思っております。  議論がさかのぼることを恐れるので言いますけれども、今まで、市がですね、今回の議会の中でさまざま説明してきたこと。それらは、多くは行政の論理であろうというふうに、私は思っているんです。それを超えて、市民から選ばれた市長であるならば、市民の立場で見解をお話しいただければと思っております。 208 ◯議長(小川友一君)  市長。 209 ◯市長(馬場弘融君)  ごみの関係も含めて、学校給食調理業務の委託をなぜここでやらなければいけないかと、温度差があるではないかと、こういうふうなお話でございます。  で、その前段として、ごみ改革は成功したではないかと今おっしゃいますが、言い始めたときに皆さんがどういう反応をされたか、もう一度当時の議論を思い返していただきたいのであります。終わってみれば、何かみんなが賛成したようなことを、今になっておっしゃいますが、四面楚歌でありました。市長は、あれで選挙に落ちるぞとまで言われました。にもかかわらずやらせていただいたわけでありまして、終わって1年ほどたつと、あれは大成功であったというのは、それは言うのは自由でありますけれども、大変、私にしてみればですね、当時の状況をもう一度思い返した上で言っていただきたいというふうに思うところであります。かなり厳しい批判を私は受けながら、でも、これが必要だからと言って言い続けたわけでありまして、それはぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。前段として、まず申し上げておきたいと思います。  さて、この学校給食の調理業務であります。これも、実は随分前からですね、私は市民に対して申し上げているのであります。少し長くなりますが、平成11年の2月15日の広報、日野市は財政が非常事態であるという、私の1面の記事を書きました。そういう中で、初めて、まだ組合等に一切話していない中で、給食業務の民間委託も教育委員会等の御協力をいただいて考える時期に来ているだろうということを、最初に触れたわけであります。  当時はですね、市長みずからがそんなこと言っちゃいけないというんで、まさにあのごみ改革のときの第一歩がですね、ダストボックスをもうやめていく時期でしょうというようなことを、就任半年後に広報で書いたわけでありますが、そのときの反応と全く同じような反応が参りました。  そうでありますけれども、私は現在の日野市の、あるいは当時の日野市の財政状況をじっくり考えれば、先ほど議論がございました土地開発公社が借金をしている莫大な遊休土地の問題、これをどうするかという問題と、もう一つは、人件費の余りの多さをどう対応していくか、この二つであろうというふうに、当時から考えておりまして、その人件費を抑えるには、一人ひとりの給与取り分をもう少し適正化させていただくのが一つ。もう一つは、職員の数を減らさせていただくのが対応策で考えられる。  とすれば、職員をどういうところを対応するかといえば、公務でどうしてもやらなければいけない職員については、できるだけ残さなければいけない。ただ、民間で、あるいはもっと安く、より安全に、よりおいしくやっていただけるような分野であるとすれば、同じように一緒に民間も公もやっている分野であるとすれば、より安い方にシフトしていって、今の給与費を減らしていく、そういう方向をとるべきであろうというふうに考えたわけでありまして、そういう意味で、例えば学校の用務員さんであるとか事務職員であるとかですね、いろんな関係とともに、この給食の調理業務の民間委託ということを考えたし、提言をさせていただいたわけであります。  で、今申し上げました最初の11年の2月15日を受けまして、すぐ内部でですね、検討をいたさせました。で、11年の8月には、第2次行財政改革大綱、前の市長さんがおつくりになった第1次の大綱を大きく改定をいたしまして、個別具体的な目標数値、年次目標等を掲げて、新たにこの学校給食の調理部門の民間委託という項目を掲げたわけであります。その中には、具体的に、平成13年度実施に向けてということが出ているわけであります。  つまり、内部の意思もこのように固まりましたし、その方向で教育委員会と私ども行政部局は、両輪でですね、それぞれ議論をするべきところは議論をし合って進めるというところまで来たわけであります。  そういう中で、平成12年の6月にはですね、翌年6月には、先ほど教育長からの答弁もございましたように、教育委員会で給食業務の民間委託を決めるというふうな動きが出たわけで、これで私ども行政は進められるなというステップに入ったわけであります。  続いてですね、13年になりますと、実は13年度が私の選挙でございました。選挙の前の予算組みというようなことで、実は、私は当初、この学校給食の民間委託を予算案に入れるように、実は幹部には指示をいたしました。その方向で準備に入ったのであります。でありますけれども、いろんな声がございまして、ともかくここでやるのはまずいから、1年おくらせようじゃないか、いや1年はともかくとして途中でおやりになったらどうですかという御助言もいただきまして、当初の案からは民間委託というものを、これは1年前の予算ですよ、削らせていただいた経緯があります。そのときに、実は職員組合等々との長い話し合いの中ではですね、年度内には多分出すでしょうというふうな方向で努力をしてきたところであります。  でありますから、途中でですね、何度も議会にも案をお示し申し上げたり、これでどうでしょうと、6月は無理だとすれば、ぜひ9月から、新年度のところでやらせていただきたいというふうなお話もさせていただいたことを、私も記憶に新たにしているところでございます。  でありますけれども、当時の皆さんの御意見は、肝心の職員組合の合意がとれていないではないか。やはり職員組合との合意を第一に考えて、その後で進むべきであろう。教育委員会の意向はわかったけれども、行政としては、やはり職員組合とのきちっとした合意があって、初めて進むべきであろうと、こういう御示唆をいただいたわけであります。  以来、一生懸命組合ともですね、努力をしてまいりましたし、この間ですね、私は平成12年以来、市P協のいろいろな集会でありますとか、学校等でいろんな集会がありますときに、父母の皆様にも、市長がお話をできる場ではですね、今、私どもは民間委託ということを考えております。ただ、自校方式は絶対守りますよ。で、今までと同じ方式で勤務する人だけが、調理をする人だけが公務員であるか民間人であるかの違いですよということは、いい続けてまいりました。かなり大勢のPTAの皆さんの集会でもお話を申し上げましたし、ただ、もちろん全部にお話をしたといえば、そうではございませんけれども、あくまでもこの行政は教育行政の中でございますので、教育委員会として対応すべき場であって、市長としての私が出ていって、給食はこうですよということが堂々と言える場というのは、なかなかないわけでございまして、これは教育内容に市長が余りタッチしてはいけないという議員の御指摘もございます。そんなこともございまして、私は呼ばれて市民の皆様の前に出るときには、特にこの教育問題については、かなり一生懸命お話をさせていただいた。何度も何度もさせていただいた経緯がございます。  さらに加えまして、昨年の4月、私の選挙がございました。選挙の前にはいろんな集会が持たれます。数多くの質問が私のもとにも参りました。その中に、学校給食の問題も数多くあったわけでありまして、それについても、私はその都度、私の考え方を、今申し上げたような考え方をはっきり申し上げて、間違いなくいきますよと、やりますよ。でも皆さん御心配なくということで言ってきたわけでありまして、それらを踏まえてやったということを、ぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。  そして、また組合の話に戻しますと、ずっと経緯がございましたけれども、本年の1月の末になりまして、ようやく合意ができたわけでありまして、これでゴーサインだなということで、正式なものが始まったわけであります。  でありますけれども、もう事前に市長の口からもそうでありますし、各学校では、恐らく各PTA単位等でですね、いろんな給食をどうするかというふうな話し合いが持たれ、市の職員も結構説明にお伺いをしたりしているところもございました。  そういう面で、私は十分とは申せないまでもですね、両方の市長部局と教育委員会の統合制的な施策展開の中で、かなりできることは御説明申し上げてまいりましたし、一生懸命頑張ってきたということは申し上げたいというふうに思うところであります。  それで、新年度からやるのが、やはり私も一番いい方法だというふうに考えております。もちろん教育委員会が今困るよというんであれば、これはまた話は別でございますが、教育委員会としては、既に12年の6月にですね、学校給食の調理業務の民間委託について合意といいますか、ゴーサインを出しているわけでございますので、むしろ行政の方がいろんな事情を考えて、1年おくらせてここでようやくたどり着いたということであります。ぜひこのことを御理解をいただきたいというふうに思います。  加えて、昨年の8月であったというふうに思いますが、広報に、先ほどもほかの議員の方が引用されましたけれども、かなり詳しくですね、書きまして、市民の皆様の御理解をいただくということに努めてきたつもりでございます。  ぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。一生懸命これまで準備をしてきたのは、ごみ改革と全く同じようなスタンスであります。ただ、教育委員会と市長部局が一緒にやらなければいけないということで、全部が市長の指示でぐっと行くというものではない、このことだけは御理解をいただきたいというふうに思いますが、ぜひ今、私ども考えている方向をですね、必ずや子どもたちに悪いものが出ない、絶対いいものを、いい教育を絶対提供できるという自信を持って、私ども進めておりますので、ぜひ御協力方、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  以上です。(「了解」と呼ぶ者あり) 210 ◯議長(小川友一君)  菅原直志君。 211 ◯11番(菅原直志君)  いろいろと思うところ、お話しいただきました。  1点ですね、私が質問した部分で、委員会の中で市長の御答弁があったので、改めて確認をしたいということで発言をさせていただいたのが、ある特定の意思で動くと、もしかしてそのような類する表現だったと思いますが、そういう発言があったことに対しての市長もう一度、御見解を伺いたいという部分を、ぜひお話しいただければと思います。その点についてお願いします。  もう一つですね、なぜ私、ここにこだわっているかと申しますと、私、今回のこの民間委託というのは10年、また20年かかる大きな事業だと思っているんです。私、4年前ですね、議会の一般質問でこの問題を取り上げたときに、20年ぐらいかかるんではないかということで提案させていただいた覚えがあるんですね。そのような大きな長い話だというふうにとらえております。  その前提で、だからこそその入り口の部分は、慎重にやるべきであろうというふうに考えているんです。ここが、どこまでが市民参画、どこまでが市民合意ができたかという部分の、これも温度差があるんだろうなと思って、今の話を聞いていたんです。  市長としては、ここまでできたんだから、ここまで議論したんだからいいんだというふうに思われた。で、例えば私は、いやもう少し時間が必要だと、こういういわゆる温度差みたいなもの、見解、認識の違いというものが、今回の中にあらわれているとは思うんですけれども、その中でですね、これも市長の発言の中にあったから言うんですけれども、1万人弱の署名ですね、これはですね、私、足を踏まれた人が痛いと言っているのと同じようなことだと思うんです。ある意味で、ぐっと言われた側が痛いという表現を、これ条件反射でしたことだというふうに思っているんです。政策云々、またはその是非とかじゃなくって、これは行政としての手順が余りにも性急過ぎたから痛いと。これが9,000から1万人の署名に表現されているんだというふうに思っているんです。  だからこそ、あえてですね、この場で市長の御見解を伺いたいんです。お願いします。 212 ◯議長(小川友一君)  市長。 213 ◯市長(馬場弘融君)  初めに、私の委員会での発言でありますが、今でもそう思っておりますが、ある特定の意思で動かされるようなことはあってはならないという考え方を、私は持っております。全体の意思を考えて、市長は行動しなければいけない。これが全体の意思であれば、私は従いますが、全体の意思であるとは、私は考えておりません。そのことは、まず申し上げておきたいと思います。  それから、10年以上かかるというふうなお話でありますが、昨今、職員のですね、任用替えをどんどん進めておりまして、非常に早く進むであろうという認識を持っております。多分5年かからずにですね、対応できるのではないかな、そんな認識も持っているところであります。また、そのようにしていかないとですね、よい給食が出ているところに、なぜうちの方はよい給食が来ないのというふうな話が持ち上がったときの対応ができないというふうに考えるからであります。  ぜひ御理解をいただきたいと思います。(「了解」と呼ぶ者あり) 214 ◯議長(小川友一君)  菅原直志君。 215 ◯11番(菅原直志君)  済みません。長くなって申しわけないんですけど、三つそれぞれの項目でできるだけ端的に質問してきたつもりなんですが、どうしてもですね、非常にデリケートな問題ですし、長くなって本当に申しわけありませんが、お許しいただければと思います。  今の市長の御答弁は、多分、ちょっと私の質問の仕方が悪かったかもしれませんが、市長にたしか質問があったのは、請願の署名がありますねという質問の中で、その請願を集められた方々に対する評価といったら変な話なんですが、そういう部分での発言で、ある特定の意思云々と、または特定の団体の思いを代弁するみたいな、そういうニュアンスの発言をされたというふうに記憶しているんですよ。  それで、本当にそう思っているのかなと思って質問をしたわけなんですが、余りいい、何というかな表現の仕方じゃないとは思いますが、その団体の方々への評価という部分、どのように思われたのかという部分、そういう部分で御答弁いただければと思っています。そこの見解だけ知りたいんですよ。お願いします。 216 ◯議長(小川友一君)  市長。 217 ◯市長(馬場弘融君)  市民、国民だれでも請願権があるわけでございまして、たとえ一人でも自分の意思を議会にぶつけるということは自由であります。でありますけれども、それを、全体を考えている市長がですね、取り上げてやるかやらないかは、大変恐縮でございますが、それが多数の意思になっているかどうかを十分見極めた上でやる必要があるだろう。で、私は、多数の意思に従いたい、少数の意思には従いたくない、このことを申し上げているわけであります。(「いろんな意見があるんだよ、みんなそれぞれ」と呼ぶ者あり) 218 ◯議長(小川友一君)  菅原直志君。 219 ◯11番(菅原直志君)  私は1万人弱の署名が少数だと、果たして言えないと思っています。その部分が違うということが、今回の質問の中で理解できました。  また、4月1日からということがなぜなのかということが、今の質問の中でも、私にはいま一つわかりにくいというふうに思っています。今までの説明、たくさん努力されてきたこともわかりますけれども、しかし、しかしですね、行政側の手順、それとPTAの云々の手順、もう一つですね、私は個人の保護者という手順も必要であったというふうに思えてなりません。  以上、質問終わらせていただきます。ありがとうございました。 220 ◯議長(小川友一君)  ほかに御質疑はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 221 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  委員長さん、大変御苦労さまでございました。  お諮りをいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 222 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認め、暫時休憩をいたします。             午後4時19分 休憩             午後4時57分 再開 223 ◯議長(小川友一君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りをいたします。議事の都合によりあらかじめ会議時間の延長をいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 224 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認め、よって会議時間を延長することに決しました。  これより議案第15号に対する修正案の趣旨説明を提案者から求めます。名取美佐子君。     〔2番議員 登壇〕 225 ◯2番(名取美佐子君)  議案第15号、平成14年度日野市一般会計予算に対して、修正案を提案した理由を申し述べます。案文は、お手元に配付いたしましたとおりでございます。  一中と七生中における学校給食調理業務等の民間委託については、2月に入ってから、それぞれの学校で2回ずつ説明会が行われましたが、保護者から多くの質問が出される中、教育委員会は時間切れを理由に、まだ質問者が手を挙げているにもかかわらず、終了させてしまいました。保護者の安全でおいしい学校給食をという願いに十分こたえる説明内容と時間ではなく、なぜそんなに急いで4月1日から実施しなければならないのか疑問が残るものになってしまいました。  しかし、教育長を初め教育委員会は、保護者には十分理解を得られたという判断をされているようですが、短期間のうちに署名を集め、不安を感じた一中の保護者たちを中心にして、3月29日現在、1万248名にまで、その署名は達しております。  このことから考えても、このまま民間委託化を進めるのではなく、丁寧に事を進めるためにも、一たん学校給食調理業務等の民間委託の予算は凍結をするべきだと考えます。  また、やってみて失敗したらやめればいいと、簡単に片づけられる問題ではありません。安全性や衛生面が確保できずに失敗したら、命にかかわるものになってしまいます。子どもたちを実験台にするようなことは、決してやってはいけないことだと思います。  大きな改革を進めるためには、十分な市民合意が得られるよう、丁寧な市民との対話を進めることと、慎重な検討が必要であることは言うまでもありません。市民参画を標榜する日野市であれば、これは当然のことです。  このことは、既にごみ改革において実証済みのはずです。ごみ改革のときの教訓を生かす意味でも、今回の余りにも早急に事を進めるやり方は認めるわけにはいきません。  以上の理由から、修正案を提案するものでございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 226 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。土方尚功君。 227 ◯25番(土方尚功君)  提案者の方に質問いたします。  今、いろいろ理由は述べられておりましたけれども、そういう中でですね、まず予算という性質上ですね、提案者に基本的な認識だけを1問確認をさせてもらって、個々の質問に入っていきたいと思うんですが、先ほども多少のいろんな背景がありましたけれども、総計予算主義ということについてですね、提案者はどのような認識をされているのでしょうか、まず伺います。 228 ◯議長(小川友一君)  名取美佐子君。 229 ◯2番(名取美佐子君)  今の御質問で、言葉がちょっとわかりづらいところがありましたけれども、もう一度ちょっと、総計……。 230 ◯議長(小川友一君)  土方尚功君。 231 ◯25番(土方尚功君)  全くね、予算の審議に当たって、これだけの修正案を出すという人が、「総計予算主義」という言葉すらも知らないということであってはね、いかがなものかなと思いますけれども、先ほどもいろいろありましたとおり、年間の必要な、要するに歳出部分の……(「違うよ、それは」と呼ぶ者あり)何が。いいんだよ、関係ないだろう、私が言ってんだから。  そういう中でね、年間に、要するに必要なものは予算計上しなさいよというのが大原則になっているわけですね。そういった意味で、議員はどのように思っていらっしゃるんですかという質問を、今したわけです。 232 ◯議長(小川友一君)  名取美佐子君。 233 ◯2番(名取美佐子君)  私は、大変まだ不十分な保護者の理解でいるということですから、この予算については計上しない。で、そして、予備費というところに一たん組み込まれるということで提案をいたしておりますので、それでいいんだと思います。 234 ◯議長(小川友一君)  土方尚功君。
    235 ◯25番(土方尚功君)  そのレベルでやりとりするつもりはありませんけれども、要するに年間にですね、具体的に入っていきましょう。  要するに、必要な予算をね、計上していくのはということで、市長の方もですね、いずれにしても民間委託をしましょうという中で、3,870万、これを今、委託料として組んであった。それを今の話だと、予備費に持っていくということになるわけですけれども、要するに、この表面的には説明にはないまでも、その一中と七生中の給食をやりましょう。いずれにしてもですね、職員がやるかやらないかにしても、給食はやめるということじゃないわけですから、ね、そういった意味からすると、予備費に持っていったということは、それがですね、復活されたりなにかをする時点まで、一中と七生中は予算がないから、給食の業務ができないと、(「やめましょうという予算」と呼ぶ者あり)やめましょうということに、これだけ見る限りはですよ、(「そんなことにならない」「何で」と呼ぶ者あり)いや、私はそういうふうに見ますから、だから、そこら辺をどのように考えていらっしゃるかお伺いしたいと思います。 236 ◯議長(小川友一君)  名取美佐子君。 237 ◯2番(名取美佐子君)  予備費の中に組み入れますから、市長がですね、そこで必要な経費が発生したら、市長の裁量でそこから出して、例えば臨時職員で手当てをする、あるいは何かそこは、市長の裁量でできる範囲だと思いますから。業務がストップするという形にはならないと思います。 238 ◯議長(小川友一君)  土方尚功君。 239 ◯25番(土方尚功君)  それほど市長に権限があるということではなくて、やっぱり予算をこれありますとね、次の例えばこれが予算を、予算というものは、要するに可決されるか否決されるか修正されるか、そういった形の3種類の一つになるわけですね。(「そんなことはないよ。どこにも書いてないよ」と呼ぶ者あり)書いてないというより、今までも説明してるじゃないですか。一中と七生中の給食を業務委託しますよということを言ってるんだから、そのことは委員会だってあったり、ただ、先ほどの委員長報告の中にも、委員会で修正案が出されました、そのことは発表がありましたけれども、その内容についての質疑や意見はありませんでした。こういうことですからね、これは、委員会の先ほど、委員長の報告ですから、間違いないわけですけども。だからこそ、これがそういったことが対応されていれば、委員会の様子を聞けばわかったことなんですけど、委員長報告がそうですから、提案者にそこら辺伺っているんですけど。  要するに、これ見ると、一般的にはね、そうじゃないよという解釈をする人がいるかもしれませんけど、要するに組み替えなりはね、普通は市長なりに相談、要するに我々には提案権そのもの、このものはないわけですから、一般的には増額も余り好ましくないということで、物によっては認められますけれども、そこら辺のことがあるとすれば、当然、理事者側と調整をしたりしてですね、この部分がこういうふうにのめるのかどうか、こういった対応がされて、初めてある程度の修正なりを出していかないと、こういった形で、今の提案者の説明だけだと、とにかく予備費へ入れちゃいますと。一般的に見れば、そういうことでね、その事業をよしなさいということに基づいて、全くその給食のそこにかかわる部分というのはできなくなる。(「なくなっちゃうということだね」と呼ぶ者あり)  大きく一歩譲ったとしてもですね、では、本予算には31人の給食調理員、充ててありますね、人件費等について。ここら辺の手だてはどのようにお考えになるんですか。仮にやらないとして、予備費に持っていっちゃっているわけですから。極端なことを言えば、予備費に持っていかないで、今ある3,870万については、少なくとも人件費に充てておきなさいと。で、9月なら9月のときにこうしなさいとかという根拠があるんならば、まだ理解できるんですけども、これはあくまで給食をその部分に当て込んだ部分が全く消えちゃうと、その学校は給食の業務が全くできないという事実が残っちゃうんです、これ。そこをどういうふうに考えますか。 240 ◯議長(小川友一君)  名取美佐子君。 241 ◯2番(名取美佐子君)  私は、ですから、予備費というところに入れた分から、市長の裁量でそこの人件費に、必要だという部分はそこから出して、そして充てるということでできるということに判断をいたしております。(「できないよ」「むちゃくちゃだよ」と呼ぶ者あり) 242 ◯議長(小川友一君)  土方尚功君。 243 ◯25番(土方尚功君)  先ほど申し上げたとおり、市長の裁量だけでね、そういうことができるとかできないじゃないんですよ。だから、その問題が、一番になって、今、武蔵村山のああいった病院の誘致の問題等についてもですね、議会から、当然そこら辺の予備費に持っていっておいて、使ってしまおうというような魂胆がありやなしやわかりませんけれども、そういったことが問題にされてですね、市長の裁量だけで、では委託にしましょうとか、ね、今後ですよ、それだってね委託にするか、あるいはまた改めて今までどおりの対応にしていくかということは、やっぱり議会で承認を得ないことには、市長単独で予備費に戻しておいたから、すぐ市長の裁量でね、使っちゃっていいというものではないんですよ、この予備費というのは。  いやいや、(「そうじゃないよ」と呼ぶ者あり)大体、中谷議員ね、あんまり余計なこと言わないでください。私は気が小さいんですからね、人の意見を、変な意味で聞くとね、間違えた発言になりますので。  ぜひですね、そこら辺で名取議員のそのものがですね、ちょっと先ほどの総計予算主義のことを聞いてもですね、基本的には全く勉強不足もいいとこではないかと、こういうふうに思うんですよ。  だから、私としては、全くこの修正の案についてはですね、論議する余地すらない修正案だと、こういうふうに決めつけざるを得ないんですよ。これは、あくまでも私の考えですからね。(「反対すりゃいい」と呼ぶ者あり)  当然反対ですよ。私はこれ、反対します。それで、市長の、要するに原案に賛成するしかない。それでないと、ほかの予算にも全部影響してきちゃうと、私はそういうふうに思いますから、そういう態度でいきたいと思いますし、もうちょっと名取議員もですね、発議者として提案している以上は、そこら辺の勉強をしてからですね、対応されるべきだというふうに思います。それ、少なくとも今のレベルからすれば、市長選に臨むなどというね、大きな意向を持っている人ですから、当然勉強されているというような理解をしてね、確認をさせていただきました。  それ以上、少し小山代表も手を挙げていますので、譲ってですね、私の質問は、いずれにしてもそういった中で、この修正案そのものがですね、体をなしていないというような認識のもとに、全く論外であると、こんなことを感じて質問したということにとどめたいと思います。  以上です。 244 ◯議長(小川友一君)  小山良悟君。 245 ◯26番(小山良悟君)  角度を変えまして質問いたします。  直接、この発議者の名取議員にかかわるということでもないんですが、今、ここに修正案が出されました。この発議者の名前を見ますと、生活者ネットの方も名前を連ねております。そして、一般会計予算委員会での修正案に対する対応で、社民党の議員さんも、これに賛成したということですから、多分本会議場でも、そのような態度を示されるだろうと思います。  そうしますとですね、実はさきに行われました市議会議員選挙での選挙公報、これにですね、今回の学校給食の民間委託、これにかかわる問題で、市民の皆さんに判断を誤らせるような、そういう、いわゆるデマの、事実と違う記載をされた選挙公報がございます。それは、だれかといいますと、日本共産党、奥野倫子議員の選挙公報でございます。中谷議員も、多少、誤解を与えるような書き回しをしていますが、さすが当選回数が多い分だけ上手に文章、逃げているなというふうに思いますが、奥野議員のですね、内容は、安全でおいしい学校給食を守りますというタイトルで、自民、公明、社民、ネットなどオール与党が、不安の多い給食民間委託や、お年寄りの福祉を切り捨てるのは許せないのですと、こういうことを書いておりまして、ネットや社民党も、この民間委託には賛成だということで、オール与党というような体制の中で、もう許せない、こういうことを書いて、この選挙戦に臨んでいるわけであります。  で、選挙公報は、いろんな候補者が立候補しますけども、それぞれ自分たちの都合のいい宣伝をして、広報活動をするケースが多いんですが、これは、とにかく有権者に一番公平な形で情報を提供するという、唯一の手段でございます。これの公平で、有権者の判断を誤らせない、この信頼すべき選挙公報が、実は実態と違うことを決めつけてですね、そして、宣伝している。こういうことは、有権者の判断を誤らせるという、こういう大きな問題があるわけであります。  たまたまネットも、それから社民党の議員さんも当選したからいいんですけども、もし二、三票差で落選でもしたら、どういうことになりますか。奥野議員の、この事実と違う選挙公報の掲載、これはもう裁判ざたにもなりかねない重大な問題であります。  よくこういう真実をねじ曲げてとか、判断を誤るような手法で宣伝活動をする傾向があるんですけれども、こういったようなことを繰り返していると、今、中央の政治で、政治の倫理の確立というか、政治不信を抱いているところがありますが、我々日野市議会は日野市議会として、政治の信頼を得ていかなければならないわけでありますから、こういったたぐいのものは、もう絶滅しなければならないと、こう思うわけであります。  そこで、発議者に大変恐縮ですが、発議者の御理解をいただいて、選挙管理委員会の局長に二、三質問をさせていただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。(「よくないね」「ちょっとそれは」と呼ぶ者あり)よろしいですね。(「いえ、だれに聞いてきいてるの、私ですか」と呼ぶ者あり) あなたの御理解をいただいて、選管の局長に質問をしたいと、こういうことです。(「いえ、ちょっとそれは、今やっている質疑というのは、私のこの修正案に対する質疑ですので……」と呼ぶ者あり)いや、ですから、この修正案の問題は、学校給食の問題でしょう。それにかかわる重大な問題が、ここに発生しているから、今、質問をさせていただいているんです。(「いや、発議者、発議者……」と呼ぶ者あり)  市民の代表が疑問に思うことを封じ込めるなんてことは、民主的な日野市議会ではあり得ないことですから、それはもう(「修正案とどういう関係があるのか」「何を質問してもいいのか」「委員長報告じゃないよ」と呼ぶ者あり)質問を許すことは何の問題もないわけですから、ひとつ御了解をいただきたい、こちらも紳士的にお願いしておりますから。 246 ◯議長(小川友一君)  名取美佐子君。 247 ◯2番(名取美佐子君)  今の質問なんですけれども、私は今の質問は、この修正案に対して、直接的な関係を認められませんので、その質問は、また違う場所でぜひやっていただければというふうに思います。  それで、ここに発議者として出沼議員の名前が入っていることは確かです。それで、この修正案というのは、学校給食の調理部門に対して、民間委託化が賛成である反対であるという立場で行っているわけではなくて、(「そうだ」と呼ぶ者あり)一時的にね、やはり今の状況でそのまま進めるのではなくて、凍結をして、そして、また新たにそれが必要になったときに、また予備費に入っているものから出すことは自由なわけですから、そういう意味で、一時的な凍結という意味で修正案を出しているわけで、民間委託化が賛成とか反対とか、そういう立場でやっているわけではないということは御了解いただきたいと思うんですけれども。 248 ◯議長(小川友一君)  小山良悟君。 249 ◯26番(小山良悟君)  今、あなたの提案によって、その賛成者に名を連ねているその方々のこの対応はですね、共産党の奥野倫子議員が書いている対応とは、全然違うわけです。そのことを、今やろうとしているから、私は、これを指摘しているんでありまして、このやりとりを聞いて、場合によっては、ネットの議員も社民党の議員さんも、態度表明を変えるかもしれない極めて大事なポイントなんです、これは。  ですから、あなたの提案していることに、今、私は個人的に賛成だ反対だと言っているわけじゃないんです。(「凍結じゃないんだよ、これ修正案だよ」と呼ぶ者あり)今、態度表明する前に、このことを明確にして、例えば選管の局長の見解とかそういうものを聞いた上で、このネットの議員さんや社民党の議員さんが、場合によっては態度を変えるかもしれません。  与党の代表としては、それを願っているわけでありまして、とにかく極めて大事なことですから、これはもう選管の局長の見解を聞くぐらいのことは、それを封じ込めるなんてことはね、ちょっと考えられない。(「おかしいよ」と呼ぶ者あり)  一言、もう簡単ですから、そんなに時間をとらせませんから、お願いします。  で、選管局長ですね、こういったことを、選管の事前審査とかいろいろあるわけでありますけども、そういったものでチェックしても、防止することはできなかったかどうか。あるいは指導といいますかね、もしそれができない、公選法でそれができないということであれば、今後どういうふうな対応、こういったことをなくすにはどういったような対応がいいんだろうか、その辺のちょっと考え方を述べていただきたいと思います。 250 ◯議長(小川友一君)  名取美佐子君。 251 ◯2番(名取美佐子君)  そういう質問をですね、選管にする理由というのが、私にはちょっとわからないんです。(「限界だ、それは」「関連だから」と呼ぶ者あり)これ以上、この質問を続ける意味が、ちょっとわかりませんので、(「いや、今、質疑だから聞いているんですよ。議長、指名してください、選管局長を」「議長は修正案の提案者でも、委員長報告じゃないじゃないですか」「質疑の時間ですから、聞いてもらえますか、選管局長に」と呼ぶ者あり) 252 ◯議長(小川友一君)  議長に問われるのであれば、説明を求めます。選挙管理委員会事務局長。 253 ◯選挙管理委員会事務局長(田中正徳君)  お答えしたいと思います。  まず、選挙公報はですね、候補者の主義や主張、施策を述べる手段として、全世帯に配られるわけですから、それなりの重みは大変あると思います。(「そうだ」と呼ぶ者あり)現在、選挙管理委員会における選挙公報の発行に当たってはですね、肩書や党派別、写真や文字の大きさ、それから誤字脱字など、いわゆる形式的なものについてのみ審査を行っており、内容については、候補者の原文のままで掲載しているのが現状でございます。(「当たり前だ」と呼ぶ者あり)  判例によりますと、その掲載文の内容がですね、著しく公共の秩序などに反しない限り、候補者の提出した掲載文は原文のまま、選挙公報に掲載しなければならないという判断がされていますので、私たち日野市の選挙管理委員会に限らず、ほかの地方自治体の選挙管理委員会も同じような方法をとっていると思います。  以上でございます。 254 ◯議長(小川友一君)  小山良悟君。 255 ◯26番(小山良悟君)  現行の公選法では、限界があるということはわかりました。これは、公職選挙法の、つまり形式的なものが合っていれば、内容は、極端に言うとでたらめなことを書いても、もう掲載せざるを得ないというのが、現行の公選法だということでありますから、これは公選法の改正というか、あり方を今後議論していかなければならないと思いますので、選管の局長の立場でですね、これはこれでですね、ひとつ研究していただき、東京都の選挙管理委員会との協議などを、今後進めていただきたいというふうに思います。  また、議長にお願いでありますけれども、日野市議会の信頼を失わないためにも、こういう事実と違うことを平気で選挙公報に載せるというふうな、そういうことはもう今後、絶対ないようなことにしていかなきゃならないと、こういうふうに思うのであります。したがいまして、何らかの形で、日野市議会として、今後こういうことをしないで済むような方策を検討していただきたい。今後の選挙に生かしていただいたい、このことをお願いしておきます。 256 ◯議長(小川友一君)  ただいまの小山良悟君の動議に近い案件でありますけども、名誉ある日野市議会として、良識ある議会人としてのあり方を、皆さんと一緒にこれから改革に乗り出していきたいというふうに思います。(「了解」と呼ぶ者あり)  以上でよろしいでしょうか。  名取美佐子君、いいですか。 257 ◯2番(名取美佐子君)  はい。 258 ◯議長(小川友一君)  ほかに御質疑はございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 259 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  修正案と原案について、御意見があれば承ります。佐藤洋二君。     〔12番議員 登壇〕 260 ◯12番(佐藤洋二君)  久しぶりにこの議場に社民党の名前が何度も何度も出まして、大変恐縮でございます。それでは、一般会計予算の修正案に対する意見を述べたいと思います。  平成14年度日野市一般会計予算は、長引く不況で財源確保が大変厳しい折にもかかわらず、歳入歳出とも地方自治の本旨に沿った予算であることは率直に認め、大枠評価できるものであります。しかし、本歳出予算のうち学校給食調理業務等委託料は、学校給食法に基づいたこの制度の導入と、その後の制度発展に努めてきた私ども社会民主党とは、根本に相違をしており認めるわけにはまいりません。したがって、修正案に賛成するものであります。  さて、2月17日執行の大変……ちょっと失礼。どうも失礼しました。  さて、2月17日執行の大変厳しかった市議選に勝ち残った私たち26名でありますが、共産党のように、勝つためにはなりふり構わず、他党攻撃のため虚偽の記述文章、文言やデマ宣伝などを行う卑劣な手段を講じた選挙は、断じて許されるものではありません。(「そうだ」と呼ぶ者あり)厳しい選挙になればなるほど、政策や公約、主張を有権者に訴えるべきではないでしょうか。共産党日野市議団は、これまでも選挙の相手候補に対し、中傷、誹謗、でっち上げ等々を繰り返し、良識ある市民また市議会から指摘、糾弾を受けてきました。  3分で終わりですか。2分ですか、これ。(「いや、意見だから、3分だけ言ったらおしまいだよ」と呼ぶ者あり) 261 ◯議長(小川友一君)  修正案と原案とあわせてだから、当たり前です、修正案と原案とあわせて御意見だから。修正案は修正案の意見じゃない。(「そうだよ。全く認識がない」と呼ぶ者あり) 262 ◯12番(佐藤洋二君)  それでは、私の勘違いで大変議場をお騒がせして申しわけございません。  修正案には反対で……。(チャイム音)     (発言する者多し) 263 ◯議長(小川友一君)  そんなことありません。修正案と原案とあわせて御意見だから、修正案だけの取り方なんかしないですよ。  私の口述で、ちゃんと修正案と原案とあわせて御意見をいただきますということを言ってありますので口述で。そういうことあるない、関係ありません。当たり前のことです。  出沼恵美子君。     〔4番議員 登壇〕 264 ◯4番(出沼恵美子君)  清流・ネットを代表して、修正案に賛成の立場で意見を申し上げます。  今回の予算は、不況が続く厳しい財政状況の中、健康管理手当のカットや補助金の見直しなど、スリム化をさらに進めた予算となりました。  健康管理手当については、かねてより主張してきたとおり、すべての人に現金を給付する「ばらまき型」の福祉から、必要な人に必要なサービスが行き届く福祉への転換を図るべきとの立場から、見直しに賛成するものです。また、今後、補助金や委託金を減額する際の要望といたしまして、一つ一つの事業について、減額をした場合、事業の継続が可能かどうか、事業内容をどのように変更せざるを得ないかなど、委託先や補助団体と相談をしながら、予算を編成していただきたいと思います。  一方、切実な要望であった学校施設の改修を進めるために、学校施設整備基金の設置が提案され、計画に沿って整備が進むことになりました。  そのほか、NPOへの支援、援農制度の取り組み、市民参加の公園づくり、児童数の多いクラスへの教育補助者の配置、電算化による市民サービスの推進、新地域エネルギービジョンの策定、百草の緑地の購入、男女平等事業の推進など、厳しい財政状況の中での新たな取り組みを大きく評価いたします。  しかし、七生中学校と第一中学校への学校給食民間委託の導入は、今回、保護者の理解が十分でないとの理由により、修正案に賛成いたします。もちろん民間委託そのものに全面的に反対するものではありません。今までも申し上げてきたとおり、年間170日の給食づくりが公務員の勤務実態と合っているのかどうか、調理をするという作業が公務員でなければできない仕事なのかどうか、もう一度問い直し議論をする必要があると思います。  その議論は、行政や議会の中ではある程度なされてきましたが、市民と同じテーブルで話し合われてはきませんでした。議論をするのに必要な十分な情報を出し、ともに考えていく作業が必要です。そのことによって、信頼関係が築かれていくものと思われます。民間委託の是非に話が戻ったとしても、そこのところを省略しては議論が先に進まないのです。理解や納得を得るためには、通過しなければいけない手順であると思います。もう少し時間をかけ、保護者とともに考える時を共有してほしいと思います。教育委員会の熱意と努力を期待いたします。  また、遺伝子組みかえ食品の対策については、市民の調査により、多摩市などより取り組みがおくれていることがわかりました。個々の栄養士に任せるのでなく、全体的な安全基準を作成することなど、民間委託導入の前にするべきことがあると思います。  したがいまして、4月からの導入については今回見送り、急ぐことなく進めることを提案いたします。なお、この民間委託の予算を除いた原案に反対の立場をとるものではありません。  そのほか、委員会の中で申し上げました女性社会事業協会自立に向けての組織の建設的な見直し、ごみ改革の中で盲点となっている点字用紙の無料収集あるいは資源化促進、子どもたちの図書館での学習を認めてもらうことなどの要望を申し添えまして、清流・ネットの意見といたします。 265 ◯議長(小川友一君)  鈴木勝豊君。     〔5番議員 登壇〕 266 ◯5番(鈴木勝豊君)  平成14年度日野市一般会計予算に対し、市民クラブを代表いたしまして、修正案に反対し、原案賛成の立場で意見を申し上げます。  今年度の一般会計予算は、議会冒頭の馬場市長による市政運営の基本の中で述べられているとおり、対前年度比1.5%減の456億1,200万円の総額であります。引き続き好転することもなく、大変厳しい財政運営を行わなければならない状況にあります。このような歳入が増加しない状況の中で、歳出をいかに抑え、市民への平等なサービスを行っていくか、そこが予算の重要なポイントであります。  歳入全般においては、市の歳入の根幹をなす市税は、市民税、固定資産税ともに増額となり、267億4,400万円で前年度比1.3%増の3億3,260万円のプラスに転じ、また、国庫支出金、使用料及び手数料も増額の要因であります。しかしながら、利子割交付金、地方交付税などの減額の影響を受け、予算総額では13年度に比べ6億9,800万円のマイナスとなっております。14年度も引き続き非常に厳しい財政運営であります。  馬場市長は、平成14年度予算の特徴として、「財政再建計画に沿った行財政改革遂行型予算」を基調として、一般職の人件費3億4,000万円の削減などの内部努力によるさらなる経費の圧縮を図るとともに、市民参画で策定された「日野いいプラン2010(第4次日野市基本構想・基本計画)」に基づく実施計画の事業化と、土地開発公社経営健全化計画事業を重点に据えつつ、情報化、まちづくり、少子高齢化対策など、前年に引き続き、将来展望を配慮した予算であると位置づけております。このことにつきましては全く異論はありませんし、私ども市民クラブの考え方とも完全に合致するものであります。  平成14年度の主要事業の中では、「日野いいプラン2010」の推進及び都市計画マスタープランに基づく地域別まちづくり条例構想の具体化がありますが、多くの市民が参画し、これからの日野を見据えた、まさに日野市の総合計画であり、確実な実行が求められております。市民参画の基本を忘れることなく推進していただきたいと考えております。  ITの推進化につきましては、電子自治体に向け、電算化総合システム事業の推進や、地域イントラネット及び住民基本台帳ネットワークシステムなどの情報通信網の整備の推進がありますが、市民サービスの向上を基本として、推進をしていただきたいと考えます。  教育関係では、小中学校の校舎などの整備やIT教育推進のためのパソコン全校配備、学校給食調理部門の民間委託の推進、小学校の少人数授業の推進、学校週5日制など大きく変わりつつある教育現場で、子どもの目線で物事を考え、保護者そして地域の方々との情報の共有化を大切にして協働で進めていくことが、今、まさに求められております。前向きな検討を期待するところであります。  福祉関係については、高齢者支援事業として、介護サービスが受けやすい環境整備の推進や、障害者の生活支援、施設整備に加え、一律的な従来のばらまき型福祉であった健康管理手当の減額を実行し、本当に必要な部分に手厚く処置をしていく、これからの福祉のあり方を示すものとして大きく評価するものであります。  その他、気軽に出かけられる道路整備やワゴンタクシーの運行、語らいの場である地区センターの充実、新市立病院の開院、これらも、心と体の健康を維持するために必要な事業であり、市民の期待も大変高いものであると考えます。  自然と人が共存するまちづくりでは、全世界的に問題となっております地球環境への負荷低減に対し、地域に適合した新エネルギービジョンの策定や、庁用車の天然ガス化の拡大などを積極的に推進することは、未来を担う子どもたちにきれいな環境を残す重要な事業であり、高く評価するものであります。今後の取り組みを期待しております。  産業の活性化は、市民の雇用促進にもつながり、さらに求められております。新しい取り組みに積極的に挑戦していただきたいと思います。商店街、各種団体のイベントや産業まつりについても、より多くの市民や団体の参加を呼びかけていただきたいと考えております。  都市基盤整備については、道路整備事業、駅と駅周辺の整備計画、下水道整備の促進は、大変期待をしています。環境への配慮は当然のことですが、住みやすい・快適なまちづくりは、しっかりとした計画の中で確実に推進することが望まれます。区画整理事業の推進とあわせて、着実に進めていただきたいと考えます。  市民の安全を守るための消防施設・設備の充実や、地域住民と一体化した防災体制づくりへの取り組みも、積極的に挑戦していただきたいと考えます。昨年、日野市で初めて実施いたしました避難所体験訓練では、計画段階から行政と市民が一体化し、充実した訓練となりました。この訓練を、日野市各拠点に拡大すると同時に、訓練が終了したところには、自主防災組織を立ち上げ、避難所設備・備品の充実も図っていく必要があると考えます。  以上、全般にわたって意見を述べさせていただきましたが、大変厳しい財政状況の中で、予算原案の策定にかかわりました市長、財政当局を初めとする各部局職員の御努力に敬意を表しまして、平成14年度一般会計予算原案に対し、賛成の意見といたします。 267 ◯議長(小川友一君)  中野昭人君。     〔9番議員 登壇〕 268 ◯9番(中野昭人君)  日本共産党を代表して、2002年度一般会計予算について、修正案賛成、原案反対の立場から、意見を申し上げます。  まず、学校給食の民間委託予算の撤回を求める修正案についてであります。私たちは、この3年間、学校給食とはそもそも何なのか、その教育としての役割、全国的にも「理想的だ」と評価されてきた日野の給食の特徴、原動力はどこにあるのかなどを明らかにしつつ、都内民間委託校の共通する問題点、実態を指摘をしてきました。法律の上でも、現実の上でも、市や都の栄養士と民間の調理員との関係が大きく変わり、さまざまな制約を受けること。また、どうしても不安定な雇用を余儀なくされるさまざまな問題が起こっていることは、どこの委託の実態も共通しています。  「調理する人がかわるだけだから大丈夫」だとか、「契約書、マニュアルでハードルを高く設定しているから問題はない」などという説明が、いかに現実を踏まえないものであるか明らかであります。大丈夫だと言うなら、現実を踏まえた根拠のある説明こそ求められます。1万名を超える保護者の願いはどこにあるのか真摯に受けとめるべきであります。事は子どもたちの命と健康をはぐくむ学校給食にかかわる大変大切な問題です。
     保護者、市民の同意も理解も不十分なまま、委託の強行は決して行うべきではありません。民間委託予算3,870万円が含まれた予算原案から、この予算の撤回を求めた修正案に賛成であります。その上で、予算原案について意見を申し上げます。  長引く不況、リストラによる失業、倒産などによって、日野市民の生活も大変厳しい状況に置かれています。市税収の落ち込みなど、確かに市財政も厳しい状況にありますが、最も市民に身近である基礎自治体として、何よりも大変になっている市民の暮らしと営業を支えるために、今、最大限の努力が求められています。  本予算案では、最も目につくのが、土地開発公社の健全化計画や浅川スポーツ広場取得のための用地購入費で22億5,000万円計上され、また、建設費だけでも30億円から35億円見込まれる総合体育館建設のための基本設計委託料1,200万円が計上されていることです。予算審議の中で、これらの計画をこのまま推し進めれば、今後4年間で90億を超える新たな起債、借金や一般財源だけでも総額40億円、毎年10億円を超える巨額の負担が必要となってくることが明らかになりました。  その一方で、介護保険料や相次ぐ医療費の値上げで、本当に厳しい生活を強いられている高齢者に支給されてきた健康管理手当を、一律1人当たり2,000円削減し、この4月時点で既に200名近い保育園待機児童が予測されているにもかかわらず、その解消策は、わずか39人分しか見込まれていないことも明らかとなりました。  また、緊急を要する小中学校の耐震補強工事が18校で残っているにもかかわらず、大規模工事を含め2校分の予算計上にとどまっています。  不況とリストラなどで逼迫している市民生活の実態にしっかり向き合おうとするならば、また、子どもたちの生命と安全に少しでも思いをはせるならば、厳しい財政状況のもとでも、今何を優先すべきか明らかではないでしょうか。  私たち日本共産党市議団は、予算委員会で、この予算原案の抜本的な組み替えを要求する動議を提案いたしました。いずれも市民の生活を守るために緊急に必要とする最小限の提案であり、今日の市財政の状況のもとでも十分可能なものであります。以下、予算審議で明らかとなった点、組み替え提案の核心部分を申し添え意見とします。  歳入では、普通交付税や地方特例交付金が、十分な根拠もなく低く見積もられていることが明らかになりました。政府が示している地方財政計画や内簡に照らしても、今年度実績を3億5,000万円下回る普通交付税、1億円下回る地方特例交付金の歳入予算は道理がありません。  国の地方交付税及び臨時財政対策債の総額、つまり交付税相当総額について言えば4.5%の増となっています。日野市だけ、これに反し大幅な減額予算を組まなければならない根拠がどこにあるのでしょうか。地方自治法、地方財政法では、予算編成に当たって、「正確にその財源を補そくし、且つ、経済の現実に即応し、その収入を算定し、予算に計上」すること。つまり、過大見積もりも過少見積もりも排して、正確に根拠を持って予算編成を行うことを定めています。  私たちは、内簡、また今年度実績、来年度市税収の見通しを踏まえるならば、普通交付税と臨時財政対策債をそれぞれ1億5,000万、トータルで3億円増額することは可能であると考えます。  また、地方特例交付金も、今年度実績並みの1億円の増額を見込むことも可能であります。  歳出で大きく特徴的なのは、民生費が今年度決算見込額164億7,400万円から、来年度予算額157億2,500万円へ7億4,900万の減、老人福祉費及び老人福祉施設費のトータルで1億1,000万円の減、一般財源投入額も3,900万円の減となっていることであります。  この間、市長は「現金給付から現物給付へ」と強調してきました。しかし、この予算において、その実態がない、一般財源投入額でさえ、絶対額として3,900万円減らしていることが明らかになっています。そのうち1,700万円が健康管理手当の削減です。収入・所得を補完し、ささやかではあるけれども、生活を支える一助となっている現金給付的事業、健康管理手当を切るだけ切って、これに見合う新たな福祉サービスの充実にはなっていない、これが高齢者福祉に関する予算の実態であります。  私たちは、高齢者の暮らしの実態、介護の願いにこたえるべく、健康管理手当の削減中止、訪問介護サービス軽減の充実、訪問看護サービス軽減の実施、介護保険料の減免制度創設を強く要望するものです。  子育て支援について、200人近い保育園待機児をどうするのか、本当に切実な問題となっています。今、国は民間企業の参入や最低基準の緩和による待機児解消策を推し進めようとしています。その中では、子どもの権利、発達する権利の保障という視点が非常にあいまいにされていることを踏まえておかなければなりません。  児童福祉法24条で明確に規定されているように、保育実施義務を負う市町村・日野市が、子どもの発達する権利を保障するそのバロメーターとなっている施設面積・職員配置基準をしっかり遵守、充実させる立場に立って、待機児解消を進めることが求められています。そしてその上で、抜本的には公立保育園の増改築によるゼロ歳保育の充実、民間認可保育園の増設を進めること、緊急策として、三沢保育園の空き部屋の活用、あくまでも一時的な措置として公立保育園の定数の弾力化を進めることを要望します。  来年度以降、耐震補強工事を必要とする学校は18校、地震・災害時の子どもたちの生命、安全を考えるならば待ったなし、一刻も早く対応・整備することが求められる問題です。  これに対する市の整備計画は、最終21年度となっています。そもそも耐震補強や大規模改修など、義務教育施設の整備に関する事業は、財政があるなしにかかわらず進めなければならない事業として、起債充当率も95%と非常に高く設定されています。しかも、後年度における交付税措置も50%となっています。「お金がないから」ということは、全く通用しない理屈であります。ましてや17年度まで耐震診断、耐震設計、耐震補強工事に関する国の2分の1補助も制度化されている状況です。この条件も生かし起債も活用し、17年度までにすべての学校校舎の耐震補強工事を行うことを強く要望します。  総合体育館建設のための基本設計委託料に関連して、財政計画の大きな枠組みも明らかになりました。建設費だけで30億から35億、そのうち起債、借金で約20億、一般財源で約10億。冒頭でも言及したとおり、今後、土地開発公社用地の買い戻しや浅川スポーツ広場の国からの買い取りを進めなければならないもとで、30億を超える規模の総合体育館建設を可能にする財政的基盤がどこにあるのか。ましてや、建設後のランニングコストは、公設公営でも公設民営でもPFI方式でも、人件費を除いて何と1億円を超す試算とされています。凍結・延期し慎重な検討が求められると考えます。  これだけ不況が深刻化し、市民生活が大変になっているときに、市民の暮らしには我慢を強い、福祉を切り縮める、一方で、スポーツ団体の長年の要望だとして巨額の市費を要する総合体育館建設は、特化し聖域にし着々と進める、こういう予算、認めることはできません。  重ねて、学校給食民間委託経費を含む一体となっている予算原案に反対であることを申し添え、意見とします。 269 ◯議長(小川友一君)  田原 茂君。     〔15番議員 登壇〕 270 ◯15番(田原 茂君)  それでは、公明党を代表いたしまして、平成14年度一般会計予算について、修正案に反対、原案に賛成する立場から意見を申し述べたいと思います。  平成14年度予算は、その全体を概観いたしますと、馬場市長もいよいよ2期目に入り、馬場カラーを色濃く反映した予算と言えると思います。馬場市長の一期目は、前市長のしりぬぐい的な色彩が強かったと思うのであります。そのよい例は、ごみ改革であったと思います。森田前共産党市政では、ごみ行政は全くの無策だったと言っても過言ではありません。平成9年の森田さんがおやめになる直前には、日野市のごみのリサイクル率は、当時27市中27位というリサイクル率最低の市、ごみ行政最低の市となってしまったのであります。そのしりぬぐいをすべく、馬場市長を先頭に市民の皆様の協力もいただきながら、ごみ改革に立ち上がったのであります。その結果、1年を通してごみが半減をするという、今や日野市方式とさえ言われ、全国に日野市が紹介されるという、一躍ごみの先進市に躍り出たのであります。  事ほどさように馬場市長の1期目は、森田前市長の偏った市政を正常に戻す作業に力を注がなければならなかった時期であると思うのであります。まだ、すべてが軌道修正できたわけではありませんが、その中でも、平成14年度予算は馬場カラーがちりばめられた予算と言えましょう。  それは、平成14年度予算の特徴が「日野いいプラン2010」第4次日野市基本構想・基本計画に基づく実施計画の事業化をその内容としているからであります。また、行財政改革を断行しながら、市民要望にも的確にこたえた予算となっているからであります。行財政改革の一環として、通し号俸制から職務給の導入は遅きに失する感もありますが、大変画期的なことであると思います。これを機に、さらなる職員数の削減や給与の適正化に努めていただきたいことを要望しておきたいと思います。  それでは、予算の内容を少しずつひもといてまいりたいと思います。  16年度を目途とする市民税、資産税、保険税、納税の4課業務の総合システムを構築し窓口総合化を目指す税総合システム構築事業は、市民サービスの向上を図る上で、とても大事な事業であります。窓口をたらい回しにされたとの怒りの市民の声が、私どものところにも多く届いているのであります。このような総合窓口化は、税4課だけではなく、さらに広げていただきたいと思っているところであります。  土地開発公社経営健全化と公有地・市有地の売却については、やっと塩漬け用地に手がつけられるの感を強くいたしますが、これらは、前市長が先の見通しもなく無計画に土地を買いあさってきた、まさにそのしりぬぐいの最たるものであると思います。その責任の所在もはっきりさせながら、事に当たってほしいと思うところであります。  いよいよ本格的な体育施設である総合体育館建設に向け、第一歩を踏み出すわけであります。総合体育館については、長年の夢であり、市民要望としても高いものがあります。しかしながら、事業費、ランニングコスト等、十分かつ周到な検討が必要なことも、また言うまでもありません。今後、まだまだ厳しい財政状況が続くことは間違いありません。厳しい財政状況のもとでも、十分耐え得るような施設でなければなりません。平成17年の市町村の体育祭に間に合わせるということで、17年という言葉だけがひとり歩きしているように思えてなりません。  市立病院に次ぐ大事業になるでありましょうこの総合体育館の建設は、建設そのものは市民の要望も高く、当然必要なことでありますが、急ぐ余り将来に禍根を残すようなことになってはなりません。事は慎重に進めていただきたい。特にPFIなど民間活力の導入は、他市の例なども参考にどこまで導入できるのかを粘り強く探っていただき、平成17年完成にこだわることなく進めていただきたいことを要望しておきたいと思います。  小中学校のIT教育の推進については、13年度で中学校1人1台配置が完了し、14年度は小学校2人1台配置を予定していますが、決して宝の持ちぐされにならないよう、きちっと使いこなせるよう教職員等への講習も必要ではないかと思います。  教員補助者配置事業は、現今のいじめや不登校等々山積する教育現場にとって、大変タイムリーな施策として評価できます。昨年から始まった小中学校の学校選択制に次ぐ第2弾の教育改革につながっていくことを期待いたします。  さらに大学生のボランティアをうまく活用することを御提案いたします。いわゆる小中学校への大学生の派遣が三多摩地域で始まっています。大学生の専門性から、そのカウンセラー的役割、教員補助者としての役割、部活動の指導等の役割を担っていただくということでの大学生の役割に期待が高まっているのであります。この点も考慮して進めていただきたいことを要望しておきたいと思います。  在宅介護支援センターが市立病院内で新規開設されます。森田前市長の市立病院構想の中には、この在宅介護支援センター設置の構想はありませんでした。馬場市長にかわって、市立病院建て替え構想を一時凍結し再検討しているときに、私ども公明党は、市立病院の建て替えの実施とともに、この在宅介護支援センターの設置を、署名活動を展開し勝ち取ってきたものであります。いずれにしても、保健・福祉・医療を統合する拠点として、さらに今までにない救急医療の拠点としても、市民の期待は大きいということを忘れないで事業を進めていただきたいと思います。  介護保険制度がスタートして最初の見直しの時期を迎えます。国の方でも、一次判定の調査項目を現在の85項目から79項目に変えて、より精度の高い判定基準をつくっていくようでありますが、我が日野市としても、ぜひ一般財源を投入しない形での保険料の軽減策について、今の5段階方式から6段階への変更等々、ぜひ前向きの論議をお願いしておきたいと思います。  また、特別養護老人ホームの制度上の問題として、今までの措置制度から契約制度への移行に伴って、比較的軽い介護度の高齢者が入所し、より重い介護度の高齢者が入所できないなどの制度的矛盾が指摘されております。  神戸市などでは、新年度から特別養護老人ホームの入所指針の作成に取り組み、施設団体との連携で緊急性の高い順に入所できる公平なシステムをスタートさせると聞いております。日野市でも、ぜひこのような特養入所指針のようなものをつくっていただきたいことを強く要望しておきたいと思います。  子育て支援事業の一環として、ブックスタート事業がいよいよ始まります。この事業は、かねてより我が会派の宮沢議員からも一般質問等を通して要望してきたものであります。絵本を通じて親子のきずなを深めるという大変重要な施策が新年度から始まるということは、大変喜ばしいことであります。  また、子育て支援策として、保育園待機児童の解消に努めなければなりません。市の計画では、まだまだ需要に追いつきません。あらゆる手だてを講じて、保育園待機児童の解消に最大限努力してほしいと思っております。  ファミリーサポートセンターの開設から2年目を迎えました。このファミリーサポートセンターについても、公明党がかねてから要望してきて、やっと昨年開設されたわけでありますが、仕事と家庭の両立の支援という観点からも、大変これも重要な施策であります。さらにPRに努め、仕事と家庭の両立の力強い支援をお願いしておきたいと思います。  ここで若干お願いをしたいことがありますけれども、それは、女性社会事業協会との整合性の問題であります。女性社会事業協会とファミリーサポートセンターの区分がよくわからないという声も聞こえてきます。この辺のところを少し整理される必要があろうかと思いますので、この点を指摘させていただきたいと思います。  予算計上はありませんが、ユニバーサルデザインの視点でのまちづくりへ向けての内部プロジェクトを立ち上げて、福祉整備要綱の見直しに着手するとのこと、遅きに失する感はありますが、市民の意識を高めながら、他市に先んじ、他市に誇れるユニバーサルデザインの大きな指針をつくっていただきいたいと思います。  日野駅の改良等の事業が予算化されております。これもとても市民要望の強い項目であります。予算委員会でも要望の多かった事業であります。大坂上方面への改札口設置やエスカレーター、エレベーターの設置等、前向きに検討していただきたいと思います。あわせて、豊田駅や高幡不動駅などにもエスカレーター、エレベーターの設置をお願いしておきたいと思います。  最後に、市内連絡バスについてであります。ことしの6月には、市立病院がいよいよ開院をいたします。市内のどこからでも通院ができるようなバス路線の整備をお願いしておきたいと思います。  まちづくりの観点ですが、めり張りのある土地区画整理事業の推進はいいのですが、都や国への働きかけがまだまだ不足しているように思います。国や都から予算を持ってこなければ、めり張りのきいた事業もできません。さらに区画整理事業は、住民の理解がなければできません。地域住民へのきめ細かい説明を、あわせてしっかりお願いしておきたいと思います。  以上、何点かにわたって要望をさせていただきました。長引く不況のときであればこそ、市民要望は複雑多岐にわたってまいります。であればこそ、ますますきめ細かい市政運営を心がけなければなりません。次の世代に美しいふるさとを渡せるように職員と一丸となって頑張っていただきたいことを申し上げて、公明党を代表しての14年度予算の意見とさせていただきます。 271 ◯議長(小川友一君)  手嶋精一郎君。     〔16番議員 登壇〕 272 ◯16番(手嶋精一郎君)  平成8年9月に制定を見た行財政改革大綱に基づき、これを16万5,000全市民の明日への希望を開くべく、具体策を盛り込んだところの第2次行財政改革大綱が、日野市民大多数の期待の中、誕生した馬場市政の手により平成11年8月策定をされました。ここで言う、市政を取り巻く環境や行政需要の変化に的確に対応し、行政サービスの充実と市民福祉の向上を図るため、行財政全般の改革により時代に即応する健全な行財政運営を推進するという目的に従い、これに反する修正案に反対をし、着実に実行に移している平成14年度予算原案に賛成する立場で、自民クラブを代表し意見を申し上げます。  一般会計予算456億1,200万円、前年比6億9,800万円減の14年度予算となっております。歳入の根幹をなす市税収入の面においては、前年比3億3,200万円増の計上となっていますが、相変わらずの底ばい状態であり、これをもって右肩上がりに転じたという状況判断はつきかねる今の社会情勢であります。  このような中、市長の基本姿勢である「市民参画」の市政、「環境にやさしい」市政、「経営感覚」を持った市政の3本の柱をもととし、この苦しい状況の中、労使力を合わせ、市民生活への影響を最小限にとどめる努力の跡が随所に見られる本予算を編成された市長、助役を初め、各職員の方々に深く感謝をし、労をねぎらうとともに大きく評価いたしたいと思います。  この一般会計審議の質疑の中において、俗に言う総論賛成、各論反対、市長選の争点にもなり、圧倒的支持を受けた馬場市長及び良識ある議員が、一丸となって推し進めようとしている行財政改革自体の否定、また、根幹に係るようなこの後ろ向きな質疑がなされました。非常に残念なことであります。  以下、歳出につき2010プランによる予算編成方針に基づき、個々に評価をしてみますと、  (1)参画と協働のまちづくり。総合計画(日野いいプラン2010)推進経費として、市民参画による七つのプロジェクトの進行管理、また、委託料として、それぞれの課に分散し、計256万円が計上されており、今後の成果を見守りたいと思います。また、市民税・資産税・保険税・納税の4課業務の窓口総合化による市民サービスの向上及び業務の効率化を図るための税総合システム構築事業も初めて計上されており、大きく評価いたしたいと思います。  また、時代の要請にこたえたところの電算化総合計画については、それぞれ稼働計画を担保しながらの電子自治体化への推進に向けての予算がトータル的に約5,000万円計上されており、その成果が待たれるものとなっております。  NPO支援事業経費も376万3,000円の計上を見ており、市民活動を側面より大事に育てていこうとする意図がはっきり酌み取れます。評価したいと思います。  (2)日野人・日野文化を育てるまちづくり。ここで特筆すべきは、前市長時代、二十数年にわたり、空手形の代表でありました総合体育館の建設が、14年度予算において軌道に乗ろうとしていることであります。今年度は基本設計費としての1,200万円でありますが、現在の予定であります平成17年度竣工に向け、今後、粛々と計画どおりの進展を、熱い心を持ちながら見守っていきたいと思います。  学校施設の整備は、今まで計画性がなく、各年度の財政事情で多くなったり少なくなったりしておりましたが、計画的な方向が示され、その財源として基金が設定されることは、まことにありがたく、児童・生徒も親も希望が持てるものと思います。高く評価します。  小中学校のIT教育の推進についても、13年度において、中学校は1人1台配備が完了し、14年度中には、小学校2人1台の配備が完了とのことで、2,800万円近い予算が計上されています。時代の要請にこたえるものとして評価いたしますとともに、今、大人も含め子どもたちに一番欠けている、本当の意味の人としての優しさを植えつける教育の充実を強く要望しておきます。  また、体育施設等の予約管理については、都下5市共同のもとに15年4月稼働を目途としてのシステム稼働委託料等が467万円計上されており、施設のより効率的運用が図られるものとして、評価いたします。  また、イントラネット整備事業も昨年に続き2課にまたがり、今年度完全稼働を目指し、5,780万強の予算が計上されており、行政効率はもちろん、市民に対する情報公開の見地からも大きく評価できるものであります。  (3)ふれあいのあるまちづくり。豊田下地区センター新築事業及び12年12月焼失した南平西部地区センター建設準備の一環としてフェンスの修繕が、それぞれ計上されております。地域交流の拠点として、また、市政情報の場として十分機能を図れるような施設にしていただきたいと思います。  (4)対等の立場で心の通うまちづくり。高齢者支援事業及び障害者対策事業等も、それぞれ大きな金額が予算化されており、弱い立場の方々に優しい思いやりが感じられるものとなっております。評価いたします。  また、子育て支援事業の一環として、ブックスタート事業の開始や、民間幼稚園の活用による早朝、午後預かり保育事業、生涯学習振興事業の一つとしての子育て支援ネットワークの充実を目的とした協議会の設置等、新規事業として876万円が計上されており、母子に対する優しい思いやりのある施策の展開として、大きく評価するとともに、さらなる充実をお願いしておきたいと思います。  (5)だれもが健やかでいられるまちづくり。13年度新規事業として始まった生活習慣病の予防・健診事業やかかりつけ医機能推進事業もそれぞれ大きな金額で計上を見ており、高齢化が進む中、的確な対応として評価します。  (6)住みやすいまちづくり。苦しい財政状況の中、明日の日野市のために47億8,000万円強の予算が計上されています。当面する行政課題の多くある中、将来の日野市のあるべき姿を描いたところのこのまちづくり予算は、非常に大きな意味合いを持っています。  今後に向け、なお一層の御配慮をお願いしておきたいと思います。  (7)気軽に出かけられるまちづくり。地域形態の変化の中、それに対応するための市道整備予算が1億5,175万円の計上を見ており、大きく評価いたします。現在の財政状況より見て、大幅な面的整備事業が当面望めない中、個々における市道整備が大きな比重を占めると思われます。今後とも御配慮をいただきたいと思います。  丘陵地ワゴンタクシーの運行も、経常経費事業としての位置づけのもと、今年度600万円の計上を見ています。大きく評価するとともに、南北の地域格差解消、また丘陵地居住の高齢者のためにも、非常に大事な施策と思われます。  今後は、この試験的運行を踏まえた中で問題点の洗い出しを行い、高齢者が利用しやすいような配慮の上、市内ミニバス路線の充実とともに、施策の拡充を要望しておきたいと思います。  (8)自然と人が共生するまちづくり。日野市の特性の一つでもあります市内180カ所にも及ぶ湧水地の保全事業につきましては、それに連動する雨水浸透施設設置事業を含め、評価いたします。今後のまちづくり上、また市民生活上、非常に大事な施策と思われます。継続的事業の展開をお願いしておきます。  百草園に連なる緑地の取得についても、5,000万円の計上を見ています。大きく評価いたします。  (9)安全で安心なまちづくり。消防団活動のさらなる成果が期待できる可搬ポンプ車2台の購入、及び自主防災組織についても、14年度2組織が予定されたところの予算が計上されています。市民生活の安全、安心のための施策の展開として評価いたします。  (10)個性と魅力と活気のあるまちづくり。5年の歳月をかけ、今年6月には完成が予定されている一番橋築造工事については、3億8,400万強の予算が計上されています。今後、これに付随したところの街路整備は一部残りますが、南北間交通の要衝として、地域格差解消はもとより、また市民生活の上から見ても、その効果ははかり知れないものがあります。今までの多大の御苦労に感謝するとともに、大きく評価いたしたいと思います。  農業振興計画の見直しについても、委託料として300万円の計上を見ています。評価いたします。  農地を残し、また農業を守り育てていくためには、何が必要で何をなすべきか、問題点の列挙だけでなく、担保性を持たせながら具体策の成果を期待したいと思います。  最後になりますが、今回の予算、本当に明日の日野市が見えてきたものが三つあります。一つは、約230億円あった土地開発公社の土地が約180億円台に入り、この3カ年で約130億円台になることが視野に入ったこと。二つ目は、職員の給料表が職務給になったこと。職員の皆様には、いろいろな考えがあろうと思います。生涯賃金が下がりますが、職により給料が変わるという当たり前のことが実現し、さらに再雇用を他市の4日を3日とし、その分で市民の雇用の機会が多くなるということは素晴らしいことです。三つ目は、基金に積み立てができたこと。5年前、馬場市長が引き受けたとき7,000万円しかなかった財政調整基金が約14億円となり、他の基金もふえ、これからの市民ニーズにじっくりこたえ対応できる体制ができたと考えます。  以上のように、今回、全般を見てみますと、基本計画に言う3本の柱をもととして、この財政状況の厳しい中、市民に優しい、温かい、思いやりのある予算となっております。その御苦労に対し敬意を表したいと思います。この不況下、行財政改革の旗のもと、市長を初め、全職員一致したなお一層の努力をお願いしたいと思います。  舟ではありませんが──舟、船舶ですね──舟ではありませんが、1カ所に漂っていると、その船底にカキ殻がつきます。そうしますと、進もうとしても船は前に進みません。市政も同じです。どうか今後、その古いカキ殻をどんどん落としながら、市長を先頭とした「日野市丸」の円滑な前進が続けられますよう御努力をお願いし、自民クラブの意見といたします。  ありがとうございました。 273 ◯議長(小川友一君)  ほかに御意見はございませんね。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 274 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより修正案について採決をいたします。名取美佐子君ほか4名より提出されました修正案に賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 275 ◯議長(小川友一君)  挙手少数であります。よって修正案は否決されました。  次に、原案について採決をいたします。原案に賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 276 ◯議長(小川友一君)  挙手多数であります。よって議案第15号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第16号、平成14年度日野市国民健康保険特別会計予算の件を議題といたします。  特別会計予算特別委員長の審査報告を求めます。     〔特別会計予算特別委員長 登壇〕 277 ◯特別会計予算特別委員長(土方尚功君)  去る3月26日に特別会計予算特別委員会が開催されました。議案審査に入る前に、委員長、副委員長の選任が行われ、委員長には私、土方尚功と、副委員長には古池初美委員が選任されましたことを、最初に御報告申し上げます。  それでは、議案第16号の国民健康保険特別会計予算の審査の経過と結果を申し上げます。  主な質疑としては、老人保健拠出金・負担金がふえているのは、医療保険と介護保険のすみ分けがうまくいっていないからではないか。国保税滞納者に発行している短期保険証の発行状況と、短期保険証から通常の保険証に戻す基準についてであります。  慎重審議の後、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 278 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    279 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。奥野倫子君。 280 ◯1番(奥野倫子君)  日本共産党を代表して、発言いたします。  国民健康保険行政を見れば、その自治体の人権感覚、憲法25条の理解度がわかると言われています。不況のもと、生活困窮者の増大と連動して、国保税の滞納者も増大しているわけですが、取り立てを焦る余り、各地で目に余る人権侵害が発生し問題となっていますが、日野市でも、昨年より短期医療証の発行が始まりました。  国保というのは、能力に応じて負担することで、皆で支え合う制度ですから、悪質ケースについては、短期医療証を発行することも否定するものではありません。しかし、その業務によって人権侵害が発生することがあっては、絶対にならないということを確認しておきたいと思います。  日野市は、現在、短期医療証の表にそれとわかるように印刷をし、差別化をしていますが、表でなくてはならない理由は一つもありませんので、中面に表示するというような配慮をすることが必要です。また、現在、日野市は毎月の返済額が少額だと、再び短期医療証を発行していますが、毎月幾らかでも返そうとする努力をなさっている方については、普通証を発行することを要求いたします。  厚労省は、短期証を発行する目的として、短期被保険医療証の活用を図ること等により、被保険者と接触する機会の確保につながると考えており、これを有効に活用することにより対応していただきたいという見解を出しています。つまり、あくまでも被保険者と接触する機会の確保のための発行ということですから、ただ一方的に送りつけるのではなく、送った方には必ず接触をして、納税意識、納税意欲が高まるような働きかけを継続するということ、また、引き続き生活相談などにも丁寧な応対をしていただくということ、このことをぜひ実行していただきたいと思います。  また、滞納者の中の国保税減税対象者には、きちんとその旨を伝えるということを、これは日野市独自の広報ですけれども、特にやっていないということでしたので、意識的に取り組んでいただいて、少しでも負担感を軽くしていくということが、また新たな納税につながっていくという方向で進めていただきたいと思います。  最後に、くれぐれも昨年の決算議会の際の我が党清水登志子前議員に対する約束、ほとんどの市民が知らない日野市独自の減免制度を周知徹底していくという約束を引き続き果たしていただきたいということを意見として申し上げて、賛成とさせていただきます。 281 ◯議長(小川友一君)  ほかにございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 282 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 283 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第16号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第17号、平成14年度日野市土地区画整理事業特別会計予算の件を議題といたします。  特別会計予算特別委員長の審査報告を求めます。     〔特別会計予算特別委員長 登壇〕 284 ◯特別会計予算特別委員長(土方尚功君)  議案第17号、土地区画整理事業特別会計予算の審査の経過と結果を申し上げます。  主な質疑としては、新都市建設公社立替金と代行買収について。西平山地区の審議会予算と協議会の報酬についてであります。  主な意見としては、新都市建設公社立替金と代行買収について、予算編成や市民への情報提供など、改善が図られていないので、賛成できないであります。  採決の結果、挙手多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 285 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 286 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。竹ノ上武俊君。 287 ◯17番(竹ノ上武俊君)  日本共産党日野市議会議員団を代表して、予算案に反対する立場から意見を申し上げます。  日本共産党日野市議会議員団は、区画整理事業そのものを否定したことはなく、必要な地区では、関係住民の合意を前提として区画整理を進める立場です。しかし、本予算案に反対するのはなぜか、理由を明らかにしておきます。  第一に、今年度の区画整理事業の全体が、予算案だけでは見えない仕組みになっていることです。組合施行分、東京都交付金分を除く市施行分は、事業費が27億90万円であるにもかかわらず、予算書は23億3,618万円にとどまっていることです。それは、新都市建設公社の立替金が3億7,282万円もあるのに、この立替金は予算書に計上されていないからです。立替金は実質借金であり、債務として予算書に明記すべきです。  日本共産党市議団が近年、繰り返しこのことを指摘してきたにもかかわらず、市当局の改善が見られません。今後も立替金制度は温存する、市民が情報公開で請求すれば、立替金の額を明らかにしますとのことですが、そんな態度では、市民本位で民主的、公正な予算とは言えず、反対せざるを得ません。  第2に、代行買収についてです。日野市との契約により、東京都の新都市建設公社による代行買収が豊田南地区2億1,466万円、万願寺第二地区5,052万円、東町地区7億5,376万円、西平山地区11億1,020万円、合計21億2,915万円行われています。総面積1万680平米もあります。ところが、これらについても、予算上にあらわされていません。しかも、代行買収された土地についても、日野市がいつ買い取るのか、買い取らないのか、公社が所有しているこれらの土地は、今後どう運用されるのかが不明である状況のまま、いつまでも残るという大問題があります。しかも、公共用地として購入されたとき、免税されているものがあるのに、免税の目的が無意味になる危険性も存在します。  これらのことが、区画整理事業をゆがめる可能性もあります。この問題点の解決を私たちが繰り返し主張してきましたが、改善が見られません。予算案に反対する理由です。  もう一言意見を申し述べておきます。  区画整理審議会の運営についてです。区画整理審議会は民主的に行えば、同じメンバーによる協議会の開催の必要はありません。新年度は協議会を開かないとのことですが、その方向での運営を要望しておきます。  以上です。 288 ◯議長(小川友一君)  ほかに。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 289 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 290 ◯議長(小川友一君)  挙手多数であります。よって議案第17号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第18号、平成14年度日野市下水道事業特別会計予算、議案第19号、平成14年度日野市受託水道事業特別会計予算、議案第20号、平成14年度日野市老人保健特別会計予算、議案第21号、平成14年度日野市介護保険特別会計予算、議案第22号、平成14年度日野市立総合病院事業会計予算の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 291 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  特別会計予算特別委員長の審査報告を求めます。     〔特別会計予算特別委員長 登壇〕 292 ◯特別会計予算特別委員長(土方尚功君)  議案第18号、日野市下水道事業特別会計予算の審査の経過と結果を申し上げます。  主な質疑としては、新都市建設公社へ委託した工事のうち、公取委の談合認定に関する件については、日野市は被害者の立場だが、市の考え方はどうかであります。  慎重審議の後、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第19号、受託水道事業特別会計予算の審査の経過と結果を申し上げます。  主な質疑としては、幹線道路における耐震化工事はいつごろまで続くのか。また、工事は夜間しかできないのか。ステンレス管への材質改善はいつごろまでに終わるのか。従来の管による健康への影響はどうなのかであります。  慎重審議の後、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第20号、老人保健特別会計予算の審査の経過と結果を申し上げます。  老人医療費を抑えるために、在宅医療に対応できるような工夫をしてほしいという意見があり、慎重審議の後、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第21号、介護保険特別会計予算の審査の経過と結果を申し上げます。  主な質疑としては、事業者の撤退を含め悩ましい状態が続いているが、こういった状況に対しどのような認識を持っているか。認定審査会の経費についてであります。  慎重審議の後、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第22号の市立総合病院事業会計予算の審査の経過と結果を申し上げます。  主な質疑としては、駐車場使用料の収入見積もりでは、車の台数をどの程度見込んでいるのか、新規委託業務の契約はどのような方法で行われたのかであります。  慎重審議の後、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上5議案、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 293 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。菅原直志君。 294 ◯11番(菅原直志君)  私、この審議に当たったんですけれども、市立総合病院の事業会計のところで、委託費について質問した経緯がございます。実はですね、答弁をいただいたんですけれども、後日、説明員の方からちょっと答弁漏れというか、修正があったということで、やはりこの場でですね、一度、重要な説明になると、私は判断しましたので、もう一度答弁をしていただければと思いました。そこで、よろしくお取り計らいをいただきたいと思っております。  整理しますと、委託料について随意契約はないのかという質疑に対しての答弁でございます。よろしくお取り計らいください。 295 ◯議長(小川友一君)  特別会計予算特別委員長。 296 ◯特別会計予算特別委員長(土方尚功君)  委員長の知らぬところでですね、そのようなやりとりがあったということは、非常に委員長としては遺憾でありますけれども、特に委託料の問題については、内容は確かに委員からも質問があって、特に新規の関係は契約、要するに一般競争入札。ただし、電算関係の業務については随意契約でやったと、こういったことが委員会では発言がありましたので、それ以上の範囲を超えているとすれば、理事者側からそこら辺について対応していただくということにしたいと思いますが、どうぞ議長の方から取り計らいお願いいたします。 297 ◯議長(小川友一君)  答弁を求めます。病院事務長。 298 ◯病院事務長(大串勝宏君)  ただいま菅原議員の方から御指摘いただきました委託料に関する契約の方法につきまして、特別委員会の席上の答弁につきまして、一部私どもの方の答弁が間違いがございました。大変申しわけございませんでした。  新病院におけます委託業務の中で、契約方法のうち随契の部分でございます。新病院におけます駐車場の管理委託業務、これにつきましては、現在、随契の方向で事務を進めているところでございます。新病院の駐車場につきましては、14年の6月開院から委託をする予定でございます。現在、その前の事務的な段階として、事務的な折衝を行っている。その中で随契を想定をした事務的な動きをしていると、こういうことでございました。  大変失礼を申し上げました。 299 ◯議長(小川友一君)  菅原直志君。 300 ◯11番(菅原直志君)  重ねて質問させていただければと思って、お時間いただければと思います。長くはかけるつもりはありませんので、お願いしたいと思っております。  先ほどもですね、ごみの袋の収集の件で、日野市企業公社に随契ですと。私は、その理由がなかなかわからないということを、この場で議論させていただきました。そしてまた、今回も日野市企業公社に随意契約を予定しているという答弁なんですね。  この日野市企業公社の場合は、幾つか新規事業がございます。そのほとんどは一般競争入札ないし指名もあるんでしょうか、基本的に競争入札であるという説明はわかります。しかし、なぜか、この駐車場だけが日野市企業公社に随意契約をしている。その理由、またはだれがその意思を表示したのか、そのあたりについて御説明いただきたいと思っているんです。お願いいたします。 301 ◯議長(小川友一君)  病院事務長。 302 ◯病院事務長(大串勝宏君)  新病院におけます駐車場管理につきましては、企業公社の方に委託をしていきたいと、こういうことで、現在進めているところでございますが、なぜかという御質問でございます。  企業公社そのものは、市で全面的な出資をし設立をされております。また、その企業公社そのものの目的の中で市の所有する、いわゆる駐車場、駐輪場、あるいはその他の公共施設の管理、運営、こういうものを受託をすると、こういう目的もございます。  企業公社そのものは,公的な性質と申しますか、責任を持つ企業、株式会社でございますが企業でございます。一般の私企業とは性質が異なっており、その行政サービス、これらの充実を図っていく、こういう経営方針が持たれております。また、その運営につきましても、市が関与していると、こういうことでございまして、新病院の駐車場の管理につきましてもですね、この設立の目的に沿って活用していくという考え方で委託をしていきたい、こういう考えを現在、持っているところでございます。  で、それはだれが決めたかと、こういう御質問でございますが、この委託の部分につきましては、院内で選定委員会、こういうものを設けてございます。委託に限らずほかの契約行為についても、この委員会を開催をしているところでございますが、こういう中で、新病院の駐車場の委託、これにつきましては、これはただいま申し上げましたような趣旨を持ちましてですね、随契で契約をしていきたい、こういうことで病院の中の選定委員会、こういうところで最終的な方向づけをしているところでございます。  以上でございます。 303 ◯議長(小川友一君)  菅原直志君。 304 ◯11番(菅原直志君)  最後の質問にさせていただきたいと思います。  もう一度ですね、これを考え直して、一般競争入札にする意思はないのかということ。その意思を問いたいと思います。  もう一つ、市長に問いたいと思います。「経世済民」という言葉が当たるかどうかわかりませんが、市長はですね、さまざまなことを民間にできるものは民間にということで、どんどん推し進められた。その姿勢は高く同意するものだと思っておりますが、この企業公社に対する委託については、どのようにお考えなのか、そこについて伺いたいと思います。  以上、2点お願いいたします。 305 ◯議長(小川友一君)  病院事務長。 306 ◯病院事務長(大串勝宏君)  現在、検討して方向づけをしてございます企業公社への委託、この部分につきまして再検討し、ほかの方法もと、こういう御質問でございますが、現在、先ほど申し上げましたような趣旨、目的を持ってですね、いきたいと。  新しい病院の駐車場管理、これは車の誘導等の部分もございますが、新しい病院では駐車場は有料と、こういう方式で考えてございます。料金の、いわゆる駐車場施設内の集金ボックスからの集金、並びにそれらを集計し、病院の方に納めていただくと、こういう業務が業務の中の大きな部分になってございます。そういうことからいたしまして、一般の企業が信用できないと、こういうことではございませんが、より安全性と信頼性とを考えた中で、公社の契約、これを活用していきたいというふうに、現在は思っているところでございます。  以上でございます。 307 ◯議長(小川友一君)  市長。 308 ◯市長(馬場弘融君)  菅原議員から、企業公社が市の業務を受託して、お仕事をしていただく、半分、公みたいなお仕事をしていただくということであります。それについて、きちっと競争をさせてやるべきではないかと、こういう趣旨だろうというふうに思います。  お話の趣旨も重々わかります。でありますが、ちょっと前段でですね、申し上げておきたい。前にも議論したことがあると思いますが、この企業公社、大分歴史があるわけでございまして、100%日野市が出資をしてつくった株式会社ということです。で、自治体は一般的には収益を上げるということはできません。でありますけれども、株式会社であれば、収益をあげるということが、まず大きなメリットとしてあるわけでありまして、残念ながら、私が就任をした当時の企業公社というのはですね、収益を上げられるような体質ではございませんでした。以後、いろいろ新しい業務等について、お仕事をしていただきまして、やや収益が出てきているような状況にあります。  そういうものをですね、もちろん税金のいろんな考え方はございますけれども、できるだけ市民にまたフィードバックすると、返していただくというふうな形で、寄附をいただくというような形もよいのかなということを考えておりまして、そういう意味で、有効活用をさせていただきたい。半分、公の公社だなというふうに、私思っています。  でありますので、よく言われますように、市内のいろんな事業所を育て上げるというふうな意味合いもあるわけでございますけれども、昨今ではですね、公務員のOBだけが、この企業公社で働くのではなくて、民間の方もぜひ働いてもらいたいと。特に民間企業のOBの方々もどうですかというようなことも、今、問いかけているところでございまして、そういう意味ではですね、できるだけ全額が市の株式出資ではありますけれども、民間企業に近いような状況にまず持っていって体力をつけた後にですね、しっかりと競争してもらうというふうな形がとれるかもしれませんが、ある程度はですね、まだまだ私どもとして育て上げていく必要もあるかなというふうに思います。  その中には、先ほど御審議をいただきました再雇用、再任用等の関係もございましてですね、その辺に対する、OB職員に対する配慮もちょっとはあるということも御理解をいただきたいというふうに思います。  でありますけれども、議員の御指摘の趣旨はよくわかりますので、できるだけ競争をさせてやるようにと。で、議員も御指摘のとおり、余り数多くこの随意契約があるわけではございませんで、この部分だけは、何とかさせたいなというふうな意向もあって、やらせているというふうなことを、ぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。  以上です。 309 ◯議長(小川友一君)  梅田俊幸君。 310 ◯7番(梅田俊幸君)  大変、委員長お疲れのところ立ちっ放しで申しわけございません。もう一つだけ質問させていただきます。  日野市立総合病院事業会計予算の中で、1ページ、第3条の収益的収入及び支出の予定額に関連した御質問はございましたでしょうか。
    311 ◯議長(小川友一君)  特別会計予算特別委員長。 312 ◯特別会計予算特別委員長(土方尚功君)  ただいまの質問でありますけれども、予算の審議に当たってはですね、事務長なり、そういった立場からこちらの1ページ関係、説明はありましたが、これに向けての質問ということではございませんでした。  以上です。 313 ◯議長(小川友一君)  梅田俊幸君。 314 ◯7番(梅田俊幸君)  それでは、このことに関しまして、少し理事者の方に質問をお許し願いたいのですが、いかがでしょうか。 315 ◯議長(小川友一君)  特別会計予算特別委員長。 316 ◯特別会計予算特別委員長(土方尚功君)  質疑はなかった内容ですから、これにつきましてはですね、議長の裁量の中で、それぞれ理事者側から発言していただくと、こういう対応をお願いしたいと思います。 317 ◯議長(小川友一君)  梅田俊幸君。 318 ◯7番(梅田俊幸君)  済みません。  それでは、1ページ、先ほど申しました市立総合病院事業会計予算書の中ですね、第3条の収益的収入及び支出の予定額につきまして、病院事業収益52億1,824万3,000円から病院事業費75億7,212万5,000円を引きますと、単純計算ですが、23億5,388万2,000円の赤字になります。  これは大変膨大な赤字額ということで、当然市立病院が建設への移行で、このような形になったかと思うんですが、この具体的な内容について、私、一般会計の方の担当だったものですから、説明をしていただきたいなというふうに思います。 319 ◯議長(小川友一君)  病院事務長。 320 ◯病院事務長(大串勝宏君)  病院事業会計予算、14年度の予算につきまして、当初予算23億ほどの赤字予算を組ませていただいてございます。これについて、その内容の説明をという御質問でございます。  収益的収入及び支出でございますが、まず収入の要素から申し上げますと、14年度につきましては、4月、5月分につきましては、現病院での診療行為を行ってございます。新病院には6月に引っ越しをいたします。そのため、引っ越し前にですね、入院患者数、これらについても患者移転、移送等の観点からセーブをしていかなければいけないと、こういう要素がございます。また、そのある程度絞り込んだという言い方はおかしいんですが、患者さんをセーブをした状況の中で6月開院を迎え、その人数、入院数、占床率でございますが、それから入院をされる方の増床を図っていくと、こういうことになります。  14年度については、占床率を全体で1年間で57.8%と見込んでございます。この結果、通常の年の換算、4月から翌年の3月の事業推計と申しますか、しますと、約68億8,000万ほどの見込みができるところでございますが、そのような要素の中で、14年度については52億1,000万程度というふうな推計をさせていただいているところでございます。  また一方、支出、費用の方でございますが、これは新病院開院に対応する職員につきまして、これは4月から配置をいたしてございます。293名ということで、13年度と比べまして61名ほどの増ということになってございます。このため、給与費そのものが5億5,000万ほどの前年対比増ということになります。  また、新病院では医療規模等拡充をします。それに伴いまして、患者さんの数がふえると。これに伴います経費の増、例えば材料費あるいは薬品費等でございますが、これらで約2億3,000万ほどの増を見込んでございます。  また、新病院の建物の維持管理、こういうもの。それから、新たな業務としての委託項目が、かなりございます。委託化を図ってございます。これらによりましてですね、委託の経費で約5億強の増を見込んでおります。  また、減価償却の部分でございますけども、新病院建設に要した費用、これらについて、建物、構築物あるいは医療機器、これらについて減価償却を図っていくものでございます。この減価償却の部分で5億3,000万ほどの増。さらに企業債等の部分がございまして、全体的では20億程度の増となってございます。  こういう要素によりまして、年度途中の開設、それから減価償却あるいは建物の除却、その年に単年度に出る部分、これらの要素にございまして23億5,000万ほどの赤字、支出増と、支出の部分というふうに見込んだものでございます。  なお、この中で現金ベースの部分の動きを見ますと、約8億程度というふうになってございますが、いずれにしましても、これらはこれからの経営努力で、1円でも増収を図っていくと、こういう考え方でございます。  23億という赤字の予算を組んだ主な内容としては以上でございます。 321 ◯議長(小川友一君)  梅田俊幸君。 322 ◯7番(梅田俊幸君)  その中で多分私がちょっと見た形では、減価償却費とですね、特別損失というのがあるんですね。これ、最近バブルの崩壊以後、会社の決算等ではよく耳にする言葉なんですが、この市立病院の事業会計の中でのですね、特別損失について、この金額がちょっと大きいものですから、これについて、ちょっと内容を質問したいんですが、よろしくお願いします。 323 ◯議長(小川友一君)  病院事務長。 324 ◯病院事務長(大串勝宏君)  減価償却と特別損失についての御質問でございます。  減価償却につきましては、建物、それから構築物、それから医療機器、これらにつきましては、その取得価格によりまして、それぞれの耐用年数によります償却をすることになってございます。現在、定額法で計算をしてございまして、それによります数値として、結果的なものとして先ほどの数値が出てきたと、こういうものでございます。  それから、特別損失の部分でございますけども、これは、新病院移転後、現病院の建物を解体をいたします。この解体に伴いまして、いまだに減価償却が終わっていない、耐用年数が過ぎていない残存価格がございます。これについて、解体に伴って除却をしなければいけない。これによりまして、約9億近くが経費として計上していると、こういう内容のものでございます。  以上でございます。 325 ◯議長(小川友一君)  梅田俊幸君。 326 ◯7番(梅田俊幸君)  ありがとうございました。  それでは、最後にですね、できれば市長に質問させていただいて終了させていただきたいんですが、先日、経営健全化計画というのを少し見させていただきました。その中で見ますと、今年度は、当然移行ですので、このような赤字が出るというのは仕方がないことですが、大体7億弱からですね、四、五億赤字額が続くだろうという予想がされております。これはですね、今の日野市の財政状況をかんがみますと、大変今後、この赤字額がですね、財政を圧迫することは目に見えてわかるんではないかなというふうに思います。  当然、このような社会情勢です。病院経営もですね、皆様もよく御存じのとおり大変な時期ということで、なかなかですね、本当に小さい病院、また大きな病院、いろいろ御事情があって経営が大変というふうに伺っております。ただ、その中でもですね、このような社会情勢の中でも、本当に市民の要望であった、また懸案事項であったこの市立病院の建設をですね、行った馬場市長に関しましては、本当にお世辞ではなくてですね、敬意を表したいというふうに思いますし、本当にありがたいことじゃないかなというふうに思います。  が、しかしですね、この赤字額、本当に先ほど言いました五、六億、大体平均でですね、毎年毎年かかってしまうという予測ですね、当然、経営努力はその中でされると思いますし、されるのは当然だというふうに思います。  きょう、早刷りの「ひの」広報も見させていただきましたら、市立病院の欄に、できれば独立採算をというようなことも書いてありました。当然、私もできれば独立採算でできるようにならなければいけないというふうに強く思っております。その中でですね、例えば日野市独自のやり方として、市立病院の経営指導をするような組織をですね、市の方でつくるとか、そういうことで積極的に病院経営にかかわる、市の方で関与するというような組織ができないかなというふうに思います。そうすることによって、将来、独立採算制がとれるようになることによってですね、本当の意味での市民病院と呼べるようなものになっていくんじゃないかなというように思います。民間の病院ができて市立病院ができないということはないんじゃないかなというふうに、私は思います。  今まで市立病院の経営については、余り市の方も関与されていないようなお話を少し伺っております。普通の病院でいいますと、理事長というのが市長ではないかなというふうに思います。そこで、先ほど申しましたとおり、市長に病院管理者としてですね、市長もこの市立病院の経営に加わることは、今後ですね、どのような形で加わるのか、またそのようなお考えがあるのか、最後に質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 327 ◯議長(小川友一君)  市長。 328 ◯市長(馬場弘融君)  今、梅田議員から大変厳しく、そしてまた、適切な御質問をいただいたところであります。  議員も心配されているとおり、この市立総合病院、新しくは市立病院ということになりますが、私が市長に就任をして最初の一番大きな決断を迫られた事業でありました。職員とはやめちゃおうよというようなやりとりを含めて、随分激しい議論をやりとりしたことを、改めて思い返すわけでありますが、私が最初に就任をした半年ぐらい後、秋から暮れに向かうころにですね、もう一回ゼロから見直しをしようではないかということで、一時は凍結ではありませんけれども、もう一回見直そうよというので、随分議論を呼んだ経緯がございます。それは、今、議員も御指摘のとおり、つくるのももちろん大変でありますけれども、つくる以上にですね、毎年の運営で、当時、今の病院で7億とかの市からの持ち出しがなければやっていけないというふうな状況がございまして、それが、当時の最初の案では、年々12億ぐらい持ち出しをしないと、新病院やっていけないぞというふうな案でございました。  その辺をもう一回よく見直しをする中で、できるだけそれを圧縮しなければいけないというようなことで、ともかく住民の皆さんの要望も強いし、これは幾ら苦しくてもやらざるを得ないだろうということで、一度中断したものを再度始めてですね、ゴーサインを出したところがあります。  そんなことで、この市立病院がうまく運営できるかどうかというのは、先ほど来いろんな議論がございます。人件費の問題とか体育館の問題とか、土地開発公社の遊休土地、いろんな問題がありますが、私は、この市立病院がうまく運営できるかどうかが、これから二、三年間のですね、私どもの日野市がうまくいくかどうかの瀬戸際になるだろうという、そういう認識を持っているところであります。  でありますので、今、議員も御指摘のとおり、独立採算にまさに近いような形でやってもらわなければいけない。かなり気概を持った職員が本気であの病院をしっかりと運営していくと。患者さんにも愛されるし、大勢の患者さんに来てもらう。しかも、むだなコストは極力減らしてですね、収益が上がるようにしなければいけない。  私は、病院長にも常々言っているんですけれども、市からの助成金がずっとあるとは思うなと。できれば、黒字になるように頑張ってほしいということを言い続けておりまして、今の病院長もその意気でですね、いずれそうなるように、ぜひ頑張りたいというふうな方向で努力をしているわけであります。  でありますから、職員をまず育て上げなければいけない。内部で、本当に病院に骨を埋めるというか、そのくらいの覚悟でですね、やってもらわなければいけないので、これは、医局関係もそうでありますし、看護婦あるいは検査部門もそうでありますし、事務部門もそうであります。よく病院というのは、医局の先生方は自分の出身大学の方の医局の方ばっかり見ちゃって、この病院は仮の場所だというふうな認識になりがちでありますし、一方では、事務職員は本庁の方ばっかり見ちゃって、病院の方で本格的にやらないというようなことが、よく一般の公立病院にはあるわけでありますけれども、その辺の弊害を払拭してですね、ぜひ病院で本気でやるんだと。自分ならば黒字にできると、そのくらいの覚悟で、それぞれの職員が頑張ってもらいたいというふうに思っているところであります。  とはいってもですね、病院に任せますよということでは、とてもうまくいかないだろうというふうに思いますので、私自身もですね、今、病院長にも言っているんですけども、「私のちっちゃなデスクでもいいから、あそこに置いてくれ」と。恐らく始めて1カ月とか2カ月は、できるだけ向こうに私が通うぐらいの覚悟で、しょっちゅう廊下を出歩くというぐらいの迫力で、一々チェックをしていきたいと。長みずからが現場に行って、現場の状況を見て、現場に来られた患者さんあるいは市民の皆さんの声を聞いていくと。で、どんどん改善すべきものは改善していくと、そういう迫力を持ってやっていきたいというふうに思います。  私の一番の責任はですね、私の判断でオープンをさせた病院でありますので、これがうまくいかなければ、私の政治責任になる、そういう覚悟を持って目いっぱいやっていくというつもりであります。  さらに加えまして、私も一つの体でございますので、こちら側と向こう側、しょっちゅう行ったり来たりというふうな形になります。できれば、民間の方で病院の運営のプロに近いような方をですね、例えば嘱託というような形で、理事長的な形でお願いをしてですね、じっくり見てもらう、こういうことも必要でしょうし、庁内でもですね、病院のことを横串的にチェックをする機関が、企画部門で必要ではないか、こんな組織も必要だなというふうに思っているところであります。  でありますけれども、幸いなことに、数多くの職員が今待機をして、準備に入っているわけでありますけれども、かなり病院の職員の意欲が高まっています。あれだけの大きなお仕事が日野市でできるというのは、恐らくこれからもそうめったにないでしょうし、これまでもなかったことでありまして、こういった大きな事業に自分たちがかかわれるという意欲を、かなりの職員が持っているところでありますので、その辺の意欲をうまく引き出しましてですね、議員の御指摘の御心配がないようですね、出ないように、できるだけ早く赤字の額といいますか、繰り出す金額を少なくしていって、できるだけ早く私は黒字にしたい、そういうふうに頑張っていきたい。  私自身も、いわば理事長に該当する者として、市政運営の一番大きなポイントとして、あの病院の健全化のために邁進をしたいというふうに思っております。  ぜひ議員におかれましても、何かと御指示、御指導をいただくなり御協力を賜りたいと思います。 329 ◯議長(小川友一君)  梅田俊幸君。 330 ◯7番(梅田俊幸君)  ありがとうございました。  私も体の具合が悪くなりましたら、ぜひとも市立病院に行きまして、また、議員の方もぜひとも市立病院の方を御利用していただきたいと思います。  これで終了させていただきます。ありがとうございました。 331 ◯議長(小川友一君)  ほかに。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 332 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本5件について御意見があれば承ります。奥野倫子君。 333 ◯1番(奥野倫子君)  議案の第21号、平成14年度日野市介護保険特別会計予算につきましては、賛成をいたしますけれども、ちょっと意見を申し述べたいと思います。  介護保険会計については、事業規模については、当初計画との差が毎年開く一方です。そもそも介護保険の当初計画というのは、実際のサービス必要量の4割で供給量を見込んだ国のゴールドプランに沿って立てられたものであるにもかかわらず、ふたをあけてみれば、そのまた4割の利用しかないという現実があります。また、日野市においては、申請をし認定を受けた4人に1人がサービスを利用していないという実態があります。その実態をきちんとつかみ、原因を分析し、速やかに公表すること。また、分析する際においても、需要の伸びがどの程度になるのかと予測するためだけの分析にとどまらず、どうすれば心置きなくサービスを利用してもらえるのかということを念頭に置いた調査を実施することを要望します。  2002年は介護保険保険料の改定の年ということで、日野市としても大変難しい政策判断を迫られます。利用者や事業者を初めとする各方面からの声をきちんと吸い上げること。介護保険料策定委員会においても、日野市当局にとって都合のよいメンバーのみをピックアップすることなく、幅広い声を集約できるような構成メンバーとすることを要望します。  よりよい制度としていくため、今後も意見具申を行っていくということを申し上げて、賛成とさせていただきます。 334 ◯議長(小川友一君)  ほかに。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 335 ◯議長(小川友一君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本5件について採決をいたします。本5件に対する委員長報告は原案可決であります。本5件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 336 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第18号、議案第19号、議案第20号、議案第21号、議案第22号の件は原案のとおり可決されました。  お諮りをいたします。議事の都合により暫時休憩をいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 337 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認め、暫時休憩をいたします。             午後7時06分 休憩             午後7時32分 再開 338 ◯議長(小川友一君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより日程第25、紹介議員の取り下げの件を議題といたします。  請願第14-7号、一中と七生中で予定されている学校給食調理業務の民間委託について四月実施の凍結を求める請願の件については、菅原直志君より紹介議員の取り下げ願いが提出されました。これは、担当常任委員会委員長に就任したためであります。慣例により、申し出のとおり紹介議員を取り下げることといたします。  これより請願第14-2号、四月から一中と七生中学校で学校給食調理業務の民間委託を行わないことを求める請願の件を議題といたします。  生活文教委員長の審査報告を求めます。     〔生活文教委員長 登壇〕 339 ◯生活文教委員長(菅原直志君)  請願第14-2号についての生活文教委員会の審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  ただしですね、報告の前に当委員会は今回の14-2号、そして14-7号、そして14-9号、この3件はですね、質疑、意見を一括して審議させていただきました。よって今回の報告をまず第一義とさせていただき、この後予定されております請願の14-7号、14-9号についての報告も、この中で行うということで御了承いただければ幸いでございます。  それでは、報告させていただきます。これら請願は、4月から実施が予定されております学校給食の調理業務の民間委託の凍結、またはその導入をやめること、これらを求める内容、別立てだと思いますが、となっていると理解しております。  主な質疑といたしましては、保護者への説明会を行って保護者の理解を得られたと考えているのか。委託業者選定の決裁も済んでいない段階で、特定業者と接触するのは、準備行為から逸脱しているのではないかということ。入札の方法と結果について、大きな疑義があると思うがどうかということ。広報で示された年間3億4,200万円という削減額が、平成47年時点での数字というのは、まるでまやかしではないかという質問。理想と言われた給食のさらなる何を求めているのか。形を変えないと、それは求められないのかなどの質問がございました。  主な意見といたしましては、何が何でも4月1日という姿勢は疑問であり、公教育の責任の一部放棄と考える。市民の声を聞いてやってほしいという内容の請願なので、議会としてのチェック機能を働かせるべきだ、採択の立場。  平成11年8月に行革大綱を市民に発表し、給食調理業務の委託化を打ち出しているので、唐突な話ではないと。給食の問題は、調理員の勤務形態、これがどうなっているのかということ。1食900円の単価の給食はどうなのかということ。こういうことに一つ集約される。これまで十分議論の機会はあったし、話を詰めた上での事業実施であると考える。保護者会でも大筋の了解を得ていると聞いているので、この請願は不採択である。  市議選を通じて、ある政党はやや一方的に安全な給食が守れない、子どもが危ないと危機感ばかりあおっていたのではないか。(「そうだ」と呼ぶ者あり)市民に与えられた不安を解消させる点では、市側の対応は説明不足であり、急ぎ過ぎという感がある。市職員組合と長い時間をかけて話をし、一定の合意が得られている。民間は相当なリストラを行っており、一公務員の世界だけがこれまでのようであっていいのか疑問と考えている。不採択の立場であるということです。  また、市の教育委員会が行っている準備行為のどこがどのように違反なのか明らかにされていない。公務員がつくらなければ安全なものがつくれないという認識は、民間に対して失礼である。給食が教育の一環であると考えるのならば、子どもたちが犬食いにならないように労力を惜しまないでほしかった。人件費に入ってしまう分を、食事の中に、また教育の中に予算を入れていくべきだという思いから不採択の立場。  保護者の不安のあらわれが署名になってあらわれている。短期間に多数の署名が集まったのは、保護者への十分な説明がなかったことのあらわれではないか。なぜ、今、安全なのに委託をしなければいけないのかわからない。委託化が経費節減になるのかもはっきりしない。不安のない安全でおいしい給食を提供してほしいと思うので採択の立場、などがあり、採決をいたしました。  採決の結果、賛成少数で、この14-2号、四月から一中と七生中学校で学校給食調理業務の民間委託を行わないことを求める請願の件は、不採択すべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 340 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 341 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。奥野倫子君。 342 ◯1番(奥野倫子君)  日本共産党会派は、本請願の採択を主張いたします。  日本共産党は民間委託一般について反対しているものではありません。しかし、学校給食については、民間委託はふさわしくない、するべきではないという見解を持っています。例えば、企業が外注、委託をする場合、ハイリスクを伴うもの、つまり事故が起こった場合、責任のとれないものについては、後回しとされる。企業自身が責任を持つというのが鉄則ですが、学校給食の場合、一たび事故が起これば、犠牲者が大量に発生し、命にもかかわってくるわけですから、馬場市長の言うように、経営感覚を持ってしても、民間委託するべきではないという結論に至るのが自然ではないでしょうか。しかもハイリスクが伴うにもかかわらず、法律的には委託をすることによって、職安法第44条の規定により、その全責任は委託業者が負うこととされているため、直接子どもたちに対して、責任を負っているのは日野市であるにもかかわらず、調理員を直接指導することもできなければ、事故に対しても責任を果たす当事者ではなくなってしまうのです。  子どもたちを中心に据えて、この委託をとらえた場合も、公教育の現場に営利の関係を持ち込むことで、子どもたちの命と健康をはぐくむ給食、学校教育の一環として位置づけられた給食の本来の使命を果たすことに支障を来すおそれがあります。  日本共産党は、この2年半に及ぶ議会審査の中で、全国の実態調査に基づいた検証のもとに、委託の危険性を指摘し続けてきたわけですが、それに対して、教育委員会は他市で事故が起こったからといって、日野市でも起こるとは限らない。日野市では、絶対事故が起こらない万全の体制を持ってそれを前提に委託をするから大丈夫なのだという説明が、繰り返し行われてきました。そして、何をもって万全とみなすのかという質問に対しては、よい業者を選ぶ厳しいマニュアル、契約基準を設けるから大丈夫と答弁しています。  しかし、パート社員がくるくる入れかわる、低賃金で過酷な労働条件のもとでは、どんなに厳しいマニュアルを設定しても、その基準を守ることが困難だからこそ、全国でさまざまな事故が発生しているのです。  特に今回の委託については、調理員の技術低下を防ぐために、わざわざパート社員についても経験1年以上という縛りをかけているにもかかわらず、落札業者の出した募集広告の中では、そのことは記載されていませんでした。厳しい基準を守ることができないというよりも、一々守っていたらやっていけないという実情なのではないかという疑念を抱かざるを得ません。(「勝手に決めちゃだめだ」と呼ぶ者あり)
     都立高校では、既に定時制や養護学校において、調理部門の民間委託が行われていますが、メニューが複雑で対応できないことを理由に、全都共通の統一メニュー化を業者が要求しています。メニューが複雑なのは、各校に配置されている栄養士が競い合っておいしいものをつくろうとするからだと、栄養士を敵視する発言も見られます。  いずれも全国に共通してみられる現象ですが、こうした実態を見るにつけても、日野市の責任放棄と業者の営利追求のしわ寄せが、子どもたちに及ぶことに対する危惧は避けられません。  学校給食は何よりも安全でおいしくて子どもたちが学校に行くのが楽しくなるような、魅力のあるものでなければなりません。  自治体も教育委員会も、その責任をきちんと果たすのみならず、さらに豊かにしていく義務があるのではないでしょうか。子どもたちの大切な学校給食から日野市が全国に誇れる安全性と豊かさを、経費とともにそぎ落としてしまうことにつながる今回の民間委託には、到底賛成できるものではありません。  また、民間委託の是非は別として、子どもにとって大変重要な問題なので、方針転換をするにしても、いきなりの実施ではなく、保護者の混乱が解消されるまで待ってほしいという、本当に切実な声が寄せられています。民間委託そのものは、内容によっては賛成もいたし方ないと考えていた保護者の中にも、今回の教育委員会の手順の強引さに不信を感じていらっしゃる方もたくさんいます。  今回、保護者の理解といった基本的なことがないがしろにされた背景には、何が何でも4月1日強行実施、先にありきという方針が最優先された経過があります。  日本共産党は、いかに今回の強行実施が異常なものであったかという点について、次の三つの点を委員会においても指摘しました。  まず1点目は、予算が可決されていないにもかかわらず、保護者に対しては決定事項であるかのように説明会が行われ、入札までやられたということ。  二つ目、その入札についても、結果的に談合を疑わざるを得ないような形跡が認められます。  手順の異常さをあらわす三つ目の実例。教育委員会はまだ契約が成立していないにもかかわらず、落札業者を該当校へ招き入れ、受け入れ体制についての現況チェックや説明をするなど、業者の準備行為を援助したという点です。このような行為は、契約が成立していない以上、自治体が営利団体の事業活動に寄与する形となり、地方自治法や地方公務員法に抵触することとなります。教育委員会は、この点についての認識を問われた際、あくまでも4月1日のスムーズな実施が最優先という答弁を繰り返すのみで、自治体として負っている法律遵守義務を放棄している点については、何度問い返しても一言も弁明することができませんでした。  法律的な側面からいっても、そもそも学校給食の民間委託そのものが、職安法44条に抵触しています。全国を見渡しても、職安法44条の請負契約の条件をクリアする事業者は一社もないと言われているにもかかわらず、民間委託がふえていく背景には、国の教育予算を削減するために、文部省自身が法律を曲解してでも民間委託を推進してきたということがあります。(「それは違うんだって言うの」と呼ぶ者あり)そして、そのことに対して、日野市は財政難を口実にして、何の反すうもなく、いとも簡単に子どもたちそっちのけの、その冷たい流れに乗っかってしまったと言わざるを得ません。  今回のこの問題だらけの民間委託に対する市民の疑問に対して、議会が請願不採択という形で封じ込めてしまうのであれば、行政のチェック機関としての市議会に対する信頼も失われてしまいます。  この請願につきましては、一中の保護者を中心とした狭い範囲で署名が取り組まれたにもかかわらず、たった2週間で1万近い数が集まったということです。その事実の重みをしっかりと受けとめるべきだと考え、採択を主張いたします。 343 ◯議長(小川友一君)  ほかに。佐瀬昭二郎君。挙手するときは、しっかりと手を挙げてください。 344 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  本請願採択すべきだという立場で、意見を申し上げます。あわせて請願第14-7、14-9号についても同じ意見だということを、最初に申し上げておきます。  日野市の学校給食、長年にわたる学校の関係者、栄養士の皆さん、調理員の皆さん、そして市の担当職員の皆さん、さらにですね、学校給食に食材を提供してきた農家の方々を含めてですね、大変な努力の積み重ねの中で、全国屈指の高いレベルの給食を実現してきた。これは、全国的にも認められている事実であると思います。O-157の事件のときに、日野の学校給食が全国からどのように注目されたのか、改めてそのことを指摘するまでもないことだろうと思います。  給食を担っているのは、言うまでもなく人であります。給食の調理員を含めてですね、日野市の高いレベルの学校給食、まさに人によって支えられた財産だというふうに思います。  今回の民間委託のやり方は、まさに日野市がですね、多額の税金を投入し、そして、多くの人々がですね、みずからの専門性を含めて貢献をしながらつくり上げてきた市の財産をですね、市民に十分納得していただくような手続をとらずに投げ捨ててしまう、そういう行為だと言わざるを得ないと思います。  私が、今申し上げたですね、日野市の学校給食の高いレベル、これをこれからどう生かしていくのかということこそが、まさに今議論すべきことではないでしょうか。  確かに今現在の学校給食の仕事のあり方を見ると、年間の労働日数は170から180日、こういうことになっていることは事実であります。しかし、現在、子どもたちの食をめぐって大変厳しい危機的な状況を知らせるさまざまな出来事が起こっています。学校給食が、まさに地域のですね、食の拠点として、例えば老人給食の分野で、あるいは就学前の子どもたちの食をお母さんたちとともにですね、学び合うようなそういう場として機能していく、そんな方向に豊かに事柄を発展させることこそが、今求められていると、私は思います。  このような考え方を含めて、今回の学校給食の民間委託をめぐって、幾つかの有力な考え方が提示されていました。日野市や教育委員会が進めようとした民間委託の方向もその一つでしょう。しかし、一方で、市の職員組合が提案をした方式も、またしっかりと提案されていたわけであります。私も、今申し上げたようなことを、この間、議会の場でも繰り返し主張してまいりました。  最近の市民参加行政の最も先進的な主張の中に、行政がある方針を提案するときには、そのことについて対案がある場合には、対案をあわせて行政が責任を持って市民に提示する、こういう考え方が示されております。この今回の学校給食民間委託をめぐる問題、まさにそのような条件を備えている。  なぜ日野市は、日野市自身が考えた方針、教育委員会自身が考えた方針だけを決められた結論として市民に説明するというようなやり方をするのではなくて、組合が提案をしている対案、そして、議会の中で今の学校給食のシステムを堅持しながら、それを豊かに発展させるというそういう対案があるということを、市民の皆さんに提示をして、そして、大いに議論をしようじゃないかと、子どもたちに本当に大事な学校給食のあり方について、しっかり議論をしましょう、なぜそういう立場で、事に臨めなかったんでしょうか。  日野市は市民参画ということを一枚看板のように旗印に掲げておりますけれども、今回行われたことは、その市民参画のかけらもないと言わざるを得ません。  ぜひ日野市議会議員の皆さんが、この請願、採択をされるよう心から訴えまして、採択すべきだという意見といたします。(「議事進行」と呼ぶ者あり) 345 ◯議長(小川友一君)  土方尚功君。 346 ◯25番(土方尚功君)  ちょっと議長に伺っておきたいんですが、先ほどの委員長報告では3件それぞれ同じような内容、正式に言えば違う部分があるんですが、そういったことで審議がされたということであります。  今時点ではですね、審査報告としては14-2ということだけで対応されていますけれども、それはそれのあり方で、これは議運でもそれぞれ分離をするということの話は報告を聞いていますので、いいんですが、この案件についてはこうだ、この案件についてはこうだというふうな意見がですね、また同じ、極端なことを言えば、次の案件のときに、ただいまの発言者がまた同じことを発言するというようなことでは、非常に議会運営上ですね、支障を来すというような(「私は三つまとめて発言すると言った、最初に」と呼ぶ者あり)懸念で。それはいいんですよ、そういうはっきりしいる人は。はっきりしていない人がいるわけですから、それと、逆にほかにですね、2番目の案件についてはどうしても発言したいというふうな人があればですね、この際、確認をされて、とにかくこれらの採決に当たってはですね、スムーズに進行できるようによろしくお願いしたいと思うんですが。 347 ◯議長(小川友一君)  了解いたしました。  この請願3件に関しては、それぞれの内容が部分的に違う。それから、取り扱いが委員会の中で違うということでありますので、今、土方尚功君の御指摘も議運の中でありました。それを踏まえた中で、意見、質疑をそれぞれ対応していただきたいという申し合わせの中で、分割して審査をしていただいているということでありますので、あとは議員の良識にお任せをしたいというふうに思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  ほかに御意見はございますか。佐藤洋二君。 348 ◯12番(佐藤洋二君)  請願の採択の立場で意見を申し述べます。  冷め切った画一的なセンター方式から自校調理で真心のこもった温かい給食を、学校給食法に基づいたこの制度導入のため、私ども当時の社会党日野総支部、また、幅広い各界各層、さらには保護者の皆様とともに手を携えて取り組んできた経過と、その後の制度発展に努めてきた我が党は、今の学校給食の、いわば生みの親を自負をいたしております。この学校給食を大切にしていきたい、そういう立場から、この請願を採択すべきと判断いたします。  以上です。 349 ◯議長(小川友一君)  ほかに。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 350 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は不採択であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 351 ◯議長(小川友一君)  挙手多数であります。よって請願第14-2号の件は、委員長報告のとおり不採択と決しました。  これより請願第14-7号、一中と七生中で予定されている学校給食調理業務の民間委託について四月実施の凍結を求める請願の件を議題といたします。  生活文教委員長の審査報告を求めます。     〔生活文教委員長 登壇〕 352 ◯生活文教委員長(菅原直志君)  請願第14-7号、一中と七生中で予定されている学校給食調理業務の民間委託について四月実施の凍結を求める請願についての御報告をさせていただきます。  先ほど報告させていただきましたように、質疑、意見は申し述べさせていただいたとおりでございます。  採決の結果、賛成少数で不採択すべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 353 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 354 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。奥野倫子君。 355 ◯1番(奥野倫子君)  本件について採択を主張いたします。  その理由といたしましては、先ほど請願第14-2号で申し述べたとおりでございます。 356 ◯議長(小川友一君)  出沼恵美子君。 357 ◯4番(出沼恵美子君)  先ほどの請願第14-2号とともに、本請願の採択を主張いたします。  予算委員会での席でも明らかにしましたとおり、私たちは民間委託に全面的に反対の立場をとっておりません。民間委託導入の今までの経過は承知しているわけですが、当該中学校の保護者にとっては、民間委託の内容を把握するには、まだまだ不十分な状況だと言わざるを得ません。ごみ改革がほぼスムーズに導入できたのは、市民に周知する十分な準備期間、情報提供、市民の声に耳を傾け意見を取り入れる柔軟な姿勢、そして、全職員の熱意が市民に伝わったためだと思います。  ごみ改革のときに、先ほど市長は言い始めたときは四面楚歌であったとおっしゃいました。初めはそういう状況もあったかもしれませんが、市民に具体的な日程を提示してから十分な時間がありました。また、一言申し上げさせていただければ、私どもはダストボックス廃止もごみ袋の有料化も、当初から賛成しておりました。一部の市民も大きな声で賛成していたと思います。  給食については、具体的な学校名と日程を当事者である子どもたちや保護者が知ってから、民間委託の具体的な内容を理解するには、十分な期間ではないということです。急がば回れという言葉があります。4月開始にこだわらず、市民との信頼関係をつくっていく作業に力を注いでいくべきだと思っています。  先ほど予算が可決されたわけですが、行政にも議会にも、今立ちどまる勇気を持っていただきたいという思いを込めまして、本請願の採択を主張いたします。 358 ◯議長(小川友一君)  ほかに。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 359 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は不採択であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 360 ◯議長(小川友一君)  挙手多数であります。よって請願第14-7号の件は、委員長報告のとおり不採択と決しました。  これより請願第14-9号、一中・七生中への「学校給食調理業務の民間委託」に関する陳情の件を議題といたします。  生活文教委員長の審査報告を求めます。     〔生活文教委員長 登壇〕 361 ◯生活文教委員長(菅原直志君)  請願第14-9号につきまして、生活文教委員会の審査の経過並びにその結果を御報告申し上げます。  先ほど申し上げましたとおりの状況でした。  そこで、採決の結果でございます。賛成少数で不採択すべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 362 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 363 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。古池初美君。 364 ◯3番(古池初美君)  一中・七生中への「学校給食調理業務の民間委託」に関する陳情に対しましては、委員長の報告どおり、不採択の立場で意見を述べさせていただきます。  4月より実施予定の一中、七生中の学校給食調理部門の民間委託については、保護者への十分な説明をし、理解が得られたと思われている行政側と市民とのずれがあり、保護者の不安はぬぐい取られていないのが現状だというふうに、私は思います。現に、私の知り合いで七生中に子どもを通わせている親御さんから、いまだにセンター方式になるのですかという問い合わせが来ておるのが現状であります。  また、安全でおいしいと言われている日野の学校給食は、他市からうらやましがられていたことへの甘えもあり、食の安全性については、市民の調査により遺伝子組み換え食品に関して使用していたかもしれない結果も出てまいりました。疑わしきものは使用せずの精神のみで保たれてきたことの限界も来ていると感じています。このように、現状でも食の安全性については不確かな部分もありますので、市独自の安全基準づくりは必要ですし、点検すべきことがまだまだあると考えています。  しかしながら、私たちは一中、七生中も含め、調理部門の民間委託については、地域に雇用を広げる方法として、またNPOへの委託の可能性も含め、全面的に反対するものではありません。  よって一中、七生中への学校給食調理業務の民間委託導入をやめることを要求している本請願については、委員長の報告どおり不採択を主張し、意見といたします。 365 ◯議長(小川友一君)  奥野倫子君。 366 ◯1番(奥野倫子君)  本件の採択を主張いたします。  理由につきましては、先ほどの請願第14-2号で申し述べたとおりです。 367 ◯議長(小川友一君)  ほかに。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 368 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は不採択であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 369 ◯議長(小川友一君)  挙手多数であります。よって請願第14-9号の件は、委員長報告のとおり不採択と決しました。  これより請願第14-4号、市立総合病院新病院の医療機器その他の機器を選定した経過を明らかにすることを要望することに関する陳情の件を議題といたします。  福祉保健委員長の審査報告を求めます。     〔福祉保健委員長 登壇〕 370 ◯福祉保健委員長(宮沢清子君)  請願第14-4号、市立総合病院新病院の医療機器その他の機器を選定した経過を明らかにすることを要望することに関する陳情の件につきまして、その審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  慎重審査の後、採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 371 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。佐瀬昭二郎君。 372 ◯10番(佐瀬昭二郎君)  1点だけ事実を確認させていただきたいんですが、委員長、申しわけありません。直接、事務長に質問することでお許しいただきたいんですが、よろしいでしょうか。  それでは、確認いたします。この陳情の文章中にですね、「付帯的な機器を含めて一括して一社に選定を依嘱したのはいかがかと思います。」という表現があります。  新病院の医療機器と、それに附帯する機器を含めて一括して市が責任を持って選定するのではなく、外部の組織に丸ごと選定を依頼してしまったという表現になっているんですが、もしこれが事実だとすると、大変ゆゆしき問題だと私は思いますけれども、その点、事実かどうか確認させていただきたいと思います。 373 ◯議長(小川友一君)  委員長、今の発言、理事者からの答弁をお許ししますか。(「もう『うん』と言ったよ」と呼ぶ者あり)  まだ返事していませんよ、委員長から何も言ってなかったから。「うん」じゃ、議事録入らないから。  福祉保健委員長。
    374 ◯福祉保健委員長(宮沢清子君)  今、議長とね、確認をしたときに、もうお立ちになられたんです。で、そのまま続行いたしましたので、御答弁お願いします。 375 ◯議長(小川友一君)  答弁を求めます。病院事務長。 376 ◯病院事務長(大串勝宏君)  新病院におけます医療機器、備品等の選定につきまして、一企業に一括、その選定を依頼したかと、こういう御確認の御質問でございます。  新病院におけます医療機器につきましては、各部門等のヒアリング等を重ねて検討している部分でございますけども、あくまでも選定した部分につきましては、病院内におきます選定委員会、こういうものを設けまして、その中で数量、機種等を検討し、決定をしたものでございます。  今回の陳情で言われております業者につきましては、その決定をするための事前の事務的な業務、それから購入した後の起債あるいは補助金、これに対する書類的な業務、それから減価償却をしていきます機器類について、各年度ごとに全部ばらばらでございますので、こういう点の取りまとめ、こういう業務を委託した部分でございまして、陳情にございますように、選定について委託をしたものではございません。  以上でございます。 377 ◯議長(小川友一君)  ほかに御質疑はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 378 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 379 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は不採択であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 380 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認め、よって請願第14-4号の件は委員長報告のとおり不採択と決しました。  これより請願第14-3号、昇降機設置に関する請願の件を議題といたします。  まちづくり建設委員長の審査報告を求めます。     〔まちづくり建設委員長 登壇〕 381 ◯まちづくり建設委員長(秋山 薫君)  請願第14-3号の件につきまして、まちづくり建設委員会の審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本請願は京王電鉄高幡不動駅に昇降機の設置を要望する内容のものです。  主な質疑といたしましては、交通バリアフリー法が成立して、既存施設の改良について、市は事業者に投げかけたのかなどの質疑がございました。  主な意見といたしましては、高幡不動駅は高齢者の利用が多い駅なので、ぜひ昇降機の設置を実現をしてほしいなどの意見がございました。  まちづくり建設委員会といたしましては、慎重審議の結果、全会一致にて採択すべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願いいたします。 382 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 383 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 384 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。本件に対する委員長報告は採択であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 385 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって請願第14-3号の件は委員長報告のとおり採択と決しました。  これより議案第35号、平成13年度日野市一般会計補正予算(第8号)の件を議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めす。市長。     〔市長 登壇〕 386 ◯市長(馬場弘融君)  議案第35号、平成13年度日野市一般会計補正予算(第8号)の提案理由を申し上げます。  本補正は、都市計画道路3・4・14号線道路用地取得7,600万円、及び日野本町四丁目駅周辺地区密集事業道路拡幅工事768万9,000円を翌年度に繰り越すものであります。  詳細につきましては、担当部長より説明いたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 387 ◯議長(小川友一君)  関係部長から詳細説明を求めます。企画部長。 388 ◯企画部長(清水 護君)  議案第35号について御説明をいたします。  別冊の平成13年度日野市一般会計補正予算(第8号)の2ページ、3ページをお開き願いたいと思います。  第1表の歳入歳出予算補正につきましては、後ほど事項別明細書で御説明をいたします。  第2表の繰越明許費の追加でございます。事業名、日野本町四丁目駅周辺地区密集事業道路拡幅工事でございますが、本事業は、当初、国庫補助対象といたしておりました用地取得費の一部が、平成13年度内に支出が終わらない見込みとなりました。国の予算措置上、次年度事業とならないため、14年度においても支出が見込めない用地取得費から道路拡幅工事に組み替えて、翌年度に繰り越して使用することができる繰越明許費での対応とするものでございます。このことにより国庫補助金の確保を図りたいというふうに考えております。  次の都市計画道路3・4・14号線道路用地取得でございます。本事業は都市計画道路3・4・14号線の道路拡幅にかかる用地買収につきまして、地権者所有の他の土地との同時処理が条件となり、平成13年度内に支出が終わらない見込みとなっております。14年度には支出が見込めますが、国の予算措置上、次年度事業とならないため、繰越明許費での対応とするものでございます。  恐れ入ります。8ページ、9ページをお開きいただきたいと思います。  款50国庫支出金でございます。この歳入につきましては、歳出補正に関連する国庫補助金を明示したもので、特に変更はございません。  歳出でございます。先ほど繰越明許費の中でも御説明をいたしました都市計画総務費の中の日野本町四丁目駅周辺地区密集事業道路拡幅工事768万9,000円を組み替えて計上するものでございます。財源につきましては、都市計画審議会委員報酬並びに道路用地購入費の未執行分、それから工作物等補償料の単価減による差金分、町名地番整理の審議会委員への報酬の不用額等を財源に充てるものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 389 ◯議長(小川友一君)  これより質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 390 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって質疑を終結いたします。  お諮りをいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 391 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって本件については委員会付託を省略することに決しました。  本件について御意見があれば承ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 392 ◯議長(小川友一君)  なければ、これをもって意見を終結いたします。  これより本件について採決をいたします。  本件は原案のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 393 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第35号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議案第36号、日野市監査委員の選任の件を議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。市長。     〔市長 登壇〕 394 ◯市長(馬場弘融君)  議案第36号、日野市監査委員の選任についての提案理由を申し上げます。  本議案は、日野市監査委員に夏井明男議員を選任したいので、地方自治法第196条第1項の規定により議会の同意を求めるものであります。  よろしく御承認のほどお願い申し上げます。 395 ◯議長(小川友一君)  本件については夏井明男君の一身上に関する事件であると認められます。よって地方自治法第117条の規定により退席をしていただきます。     〔夏井明男君 退席〕 396 ◯議長(小川友一君)  本件については、質疑、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 397 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって本件について採決をいたします。  夏井明男君を日野市監査委員に同意することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 398 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって夏井明男君を同意することに決しました。  夏井明男君の除斥を解きます。     〔夏井明男君 着席〕 399 ◯議長(小川友一君)  よって議案第36号の件は、同意することに決しました。  これより議案第37号、日野市固定資産評価審査委員会委員の選任の件を議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。市長。     〔市長 登壇〕 400 ◯市長(馬場弘融君)  議案第37号、日野市固定資産評価審査委員会委員の選任についての提案理由を申し上げます。  本議案は、日野市固定資産評価審査委員会の委員に福島盛之助氏を選任したいので、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  よろしく御承認のほどお願い申し上げます。 401 ◯議長(小川友一君)  お諮りをいたします。本件については質疑、意見を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 402 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よってこれより本件について採決をいたします。  本件は、これに同意することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 403 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議案第37号の件は、同意することに決しました。  これより議員提出議案第2号、有事立法に反対する意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。奥野倫子君。 404 ◯1番(奥野倫子君)  議員提出議案第2号につきましては、案文はお手元にお配りした資料のとおりでございます。  よろしく御審議のほどお願いいたします。 405 ◯議長(小川友一君)  質疑、討論を省略し、直ちに本件について採決をいたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 406 ◯議長(小川友一君)  挙手少数であります。よって議員提出議案第2号の件は、否決されました。  これより議員提出議案第3号、鈴木宗男衆議院議員、加藤紘一衆議院議員、辻元清美衆議院議員に関わる疑惑の解明と国会議員辞職を求める決議の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。中谷好幸君。
    407 ◯18番(中谷好幸君)  議員提出議案第3号、鈴木宗男衆議院議員、加藤紘一衆議院議員、辻元清美衆議院議員に関わる疑惑の解明と国会議員辞職を求める決議でございます。  提案の理由につきましては、お手元の文案にお示ししたとおりでございますけれども、辻元清美議員については、この私どもの決議案の提出後、辞職されたところですけれども、疑惑の解明が、まだ残されているところであります。したがって、このままの文案で議決をして特段の支障はないものと思いますので、ぜひ御賛同いただきますようにお願いをいたします。 408 ◯議長(小川友一君)  質疑、討論を省略し、直ちに本件について採決をいたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。     〔賛成者挙手〕 409 ◯議長(小川友一君)  挙手多数であります。よって議員提出議案第3号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議員提出議案第4号、多摩地域の保健所再編整備案に反対する決議の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。小山良悟君。 410 ◯26番(小山良悟君)  議員提出議案第4号、多摩地域の保健所再編整備案に反対する決議であります。  案文はお手元に配付した要旨のとおりです。  よろしく御審議のほどお願いいたします。 411 ◯議長(小川友一君)  質疑、討論を省略し、直ちに本件について採決をいたします。  本件は原案のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 412 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議員提出議案第4号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議員提出議案第5号、日野市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。小山良悟君。 413 ◯26番(小山良悟君)  議員提出議案第5号、日野市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について。  案文はお手元に配付した要旨のとおりです。  よろしく御審議のほどお願いいたします。 414 ◯議長(小川友一君)  質疑、討論を省略し、直ちに本件について採決をいたします。  本件は原案のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 415 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議員提出議案第5号の件は、原案のとおり可決されました。  これより議員提出議案第6号、日野市議会の会派に対する政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。小山良悟君。 416 ◯26番(小山良悟君)  議員提出議案第6号、日野市議会の会派に対する政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定について。  案文についてはお手元に配付した要旨のとおりでございます。  よろしく御審議のほどお願いいたします。 417 ◯議長(小川友一君)  質疑、討論を省略し、直ちに本件について採決をいたします。  本件は原案のとおり決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 418 ◯議長(小川友一君)  御異議ないものと認めます。よって議員提出議案第6号の件は、原案のとおり可決されました。  本日の日程はすべて終わりました。  次回本会議は、4月1日月曜日午前10時より開議いたします。時間厳守で御参集をお願いします。  本日は、これにて散会をいたします。             午後8時20分 散会 Copyright © Hino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...